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2019年1月 1日 (火)

★謹賀新年2019★東急電鉄軌道モータカーDMC4000

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 2018年の産業用機関車界最大の話題は、間違いなくこの機関車のデビューでしょう。

東急電鉄が導入した軌道モータカーDMC4000です。

7月上旬、トレーラーに載せられて新潟県内を移動する謎の機関車が目撃され、話題となりました。深緑色のカバーがかけられてはいましたが、そのシルエットから、中央にキャブのあるセミセンターキャブタイプの2軸ボギー機関車であろうというところまでは想像がつきました。が、まさか東急電鉄に来るとは思いませんでした。

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工務部所属であることから、バラストやレールの輸送に使用されると思われましたし、9月23日に開催された恩田の長津田工場公開イベント配布資料によれば、砕石輸送時の補助機関車との説明でした。が、いまのところレール削正車とセットで使用されているようです。本当の導入目的・本来の用途が気になるところですね(笑)

この機関車、導入時は梶が谷駅隣接の保線区に留置されていましたが、運用を開始して以降は、新丸子保線区(多摩川の土手の近くにある高架線上の保線区)に留置されているのを目撃しています。工務部所管の保線区ならどこでも出没する可能性があるのかもしれませんね。

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銘板は梶が谷駅ホームから記録済みです。7700形がデヤに牽引され恩田へ回送された(のちに養老鉄道への譲渡車であったことが判明)、その帰りに、梶が谷で撮ったものですから、デビュー直後の7月26日撮影ですね。

軌道モータカー DMC4000

  • 製造者 : 北陸重機工業
  • 型  式 : HDCF-40MP
  • 製造番号: 3650-M01
  • 製造年月: 2018年6月
  • 乾燥重量: 45トン
    ※乾燥重量とは水タンクに水を入れない状態の重量です。一般に鉄道車両の自重は
    運転整備重量、すなわち砂箱や水タンクを充填して運転可能な状態にした時の重量を
    指しますが、保線用機械の車体に表記された重量は水無しの重量であるケースが多いです。

以前紹介した、岩国駅分岐の日本製紙専用側線で使用されている岩国鉄道産業の45トン機や、デンカ青海工場DS-7などと共通の部品を多用し基本的な構造は踏襲しつつ、前後のボンネットはより長いため、同型機ではなく類型機と言えそうです(ボンネット側面の点検蓋の枚数が前後とも各1枚ずつ多い)。ボンネットがより長くなっている理由はよくわかりませんが、産業用機関車探訪・研究の世界では知らない人はいないOさんにご意見を伺ったところ、四隅にアウトリガーを装備しているので、DS-7や岩国45トン向けの原設計のままアームの収納スペースを確保するのが難しく、台枠を延長せざるを得なかった可能性も考えられる、との指摘をいただきました。たしかに自重は同じ45トンですから、何か理由があるとは思うのですが…。今のところ積極的に調べていないこともあり、正解はまだよく分かりません(笑)

 さて、スイッチャー全体を見渡すと、最近気になるのは、せっかくDE10から入換動車に置き換えられた高岡貨物(荻野倉庫含む)廃止の予感、伯耆大山の一般貨物駅(専用線ではない方)のEL入換化による入換動車の引退、JR九州小倉総合車両センターへ導入された入換動車の本格始動(DE10・DD16の引退)、南部縦貫鉄道七戸駅跡の機関区で保存されている協三工業製DC251の動態展示恒例化、愛媛県新居浜の別子銅山記念館のナローSL列車リプレイス(SLとELを再現)など、枚挙に暇がありません。今年は職場の体制変更により、しばらくはあまり休みが取れないかもしれませんが、できる範囲で趣味も継続していきたいものです。

 最後になりますが、昨年は年末ギリギリまで出勤していたため年賀状を用意する時間が取れませんでした。したがいまして、今年は本記事を年始の挨拶に代えさせていただきます。賀状をいただいた方には個別に返信をさせていただきますので、しばしお待ちくださいませ。

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