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2019年2月16日 (土)

★S社のスイッチャー★北陸重機重連No.15の小変化と異種重連

 四日市の近鉄塩浜駅近くにある石油元売会社S社の製油所には、JR貨物塩浜駅から専用側線が引き込まれており、石油製品が貨車で発送されています。専用側線内の車両入換は、日通が所有するスイッチャーによって行われます。

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 2018年末仕事納めのあと、青春18きっぷで東海道を下り、四日市に一泊してスイッチャーを撮ってきました。2017年から2018年にかけて、改造のため近鉄塩浜検修車庫に入場していた北陸重機工業製のスイッチャーNo.14が出場し、No.15と再び重連を組んで運用を始めたので、遅まきながら訪ねたというわけです。塩浜駅では、上写真手前の製油所側先頭がNo.14(2018年出場)、駅側がNo.15(2017年出場)の順になります。

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塩浜駅を出発し製油所へ向かう石油貨車(空車)編成。ここではDD51重連との並びがお馴染みの光景でしたが、JR貨物の本線貨物列車もDF200牽引のものが増えてきました。DF200は、北海道の石油輸送全廃で余剰となり、川重兵庫で軽軸重化改造のうえ200番台に区分され愛知機関区所属になった車両が充当されています。

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製油所から石油を積載した貨車を引き出す際に先頭になるのが、上写真手前のNo.15です。

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2018年末の四日市訪問の収穫は、二つあります。一つ目が上写真。右奥をよく見ると、東急電鉄から養老鉄道へ譲渡された元東急7700系電車が庫から顔を出しているのが見えるでしょうか。この時の7700系はちょうど、塩浜検修車庫での養老鉄道向け改造工事を終え、近畿車輌製の標準軌用仮台車を履いて、牽引用電車モトを連結し待機している状態でした。スイッチャーとのツーショットは貴重です。

養老鉄道への発送(塩浜→桑名)は2019年1月4日深夜に実施されています。今後も、全般検査などで7700系が塩浜検修車庫まで来ることがあれば、また近鉄モト+東急電車の走行シーンが見られるのでしょうか。

●2018年出場のNo.14と、実は小変化したNo.15

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 2018年に出場したNo.14は、2017年出場のNo.15と外観上の大きな差異はありません。LEDライト装備は入場前からですので、ボディの緑色部分が泡緑色に変わったくらいです。強いて変更点をあげれば、煙突の先端が延長されて直角に曲がった向きが、No.15とは逆であることくらいです。

……と、言いたいところですが、実はなんと2018年に出場したのとは異なる方、すなわち2017年出場のNo.15にも、小変化があったのです。この記事の3枚目の写真をよく観察すると、分かるかもしれません。これが二つ目の収穫ですね。

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いきなり答えになりますが、No.15の直角に曲がった煙突の先には、煙を拡散せず特定の方向に流すための板が取り付けられていたのです。この板は、2017年にNo.15が出場した際には存在しなかったので、出場後に取り付けられたものですね。

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反対側から見るともっと分かりやすいでしょうか。どこかのDIYショップにでも売ってそうな金具で取り付けてありますね(笑) No.14の方にはまだ付いていないので、今後どうなるか興味深いです。

●No.14不在時の、日立製作所製スイッチャーとの異種重連運用

 2017年には、No.14不在時にNo.15と日立製作所製No.11による異種メーカー製スイッチャー重連運用が見られました。

北陸重機重連の場合、BP・MRPなどブレーキ管の引き通し以外に、エンジン制御系のジャンパ連結器も接続しているため、重連総括制御が可能で、実際にしています。この記事の写真2枚目、4枚目を見ると分かるのですが、駅に向かう際も製油所に向かう際も、運転士がキャブの中に乗っているのは駅寄りのスイッチャーだけで、製油所寄りのスイッチャーのキャブの中は無人です。でもエンジン音はしますし煙もはくので、重連総括運転をしていますね。

これに対し、異種重連の場合はどうでしょう。

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日立と北陸重機の重連時は、両方のスイッチャーに運転士が乗っているのが分かります。異なる角度からの写真も見てみましょう。

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日立のキャブにも1人、

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後ろの北陸重機のキャブの中にも1人いますね。それでは、気になる連結部を見てみましょう。

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この通り、BPの引き通しのみで、MR管や制御系のケーブルは一切接続されていません。つまり重連総括制御が構造上できないため、運転士2人により協調運転をしているわけです。連結した貨車を含めた貫通ブレーキ(自動空気ブレーキ)だけは、一方の機関車から一律で制御できますが(SL+DLの重連と同じ)、MR管の接続がないので重連機関車のみの単独ブレーキが総括制御できず、少し使い勝手が悪くなりそうですね。

日立のNo.11の運転台にはブレーキ弁は1個しかないのですが、たしかブレーキ弁の下の方にレバーがあり、ブレーキホースへの空気の経路を絶ち単独ブレーキとしても使用できるようになっていたと思います(若干、記憶が曖昧ですが)。日立同士の重連ならば、機関車だけの単独ブレーキとして使えると思いますが、異種重連の場合はこのレバーは無意味な装備となりそうです。

Hitachi25tb_incab

レバーってどんなもの?という興味のある方のために、日立製スイッチャー(某保存車)のキャブの中を見てみましょう。上の金色がブレーキ弁で、下の白いレバーが今は閉塞状態で単独ブレーキ、時計回りに90度回し解放で貫通ブレーキ(自動空気ブレーキ)です。

他所の専用鉄道では、レバーを解放し自動ブレーキ弁として使用している例もありますので、こちらの記事などで確認してみてください。

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コメント

去年の11月末にNo.15撮ってたのに煙突カバー全然気づいてませんでした...
でも、撮影画像見てみると確かに付いてました!

検査後に付けられたのでしょうけど、いつからなのか解らないですね。

投稿: 南野哲志 | 2019年2月17日 (日) 07:48

南野さん
コメントありがとうございます
この記事の、日立No.11と北陸重機No.15が重連を組んでいる写真は、
2017年11月24日に撮影したものです。
この時点で、ご覧いただけますようにNo.15の煙突には板が付いておりませんので、
それ以降ということになりますね。

投稿: 社長 | 2019年2月17日 (日) 21:54

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