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2019年6月15日 (土)

【D社O工場の石灰石輸送 番外編】ボンネットバスに乗車

 2019年6月9日日曜日、新潟県糸魚川市で糸魚川さかな祭りが開催された。糸魚川駅から会場まで来場者を輸送するために、D社青海鉱山のボンネットバスが使用されると聞き、訪問することにした。駅前のホテルに前泊し、6時過ぎの大沢行バスに乗車してまずは原石線の1往復目を狙う。

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いつもの時刻にやってきた、青海鉱山原石事務所行きの空車列車。今回は鉱山寄りからテコ401+テコ301+テコ302+テコ304+テコ303の5両フル編成で、機関車は2012年に導入された北陸重機工業製のDS-7であった。

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石灰石の積込が終わると、DS-7牽引で発車。ヘッドライト点灯。5~7月の1往復目は公道側・機関車側が順光になる。大沢バス停に戻り、元旦以外は毎日走る8時過ぎの糸魚川駅行バスに乗車するが、通常であれば終点まで行くところ今回は途中の新寺島停留所で下車。さかな祭りの会場へ先回りすることにした。

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まつりは9:30開始でまだまだ準備中であった。しかしここであることに気付く。会場は国道8号線沿いにあるのだが、入るには下り車線を左折するしかなく、上り車線から右折で入ることができない。つまりバスの往路便は復路便とは異なるルートを走行する可能性が高いということになる。復路は日本海沿いの8号線しかルートが無いので、往路はおそらく旧市街のバス通りではないか、そう予測して、出てくるところを交差点で待ち伏せることにした。

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予想通りの道を通ってやってきた、会場行き第1便。立ち客もいるほどで満員である。

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寺島交差点を右折し、すぐに左折しなければならないので左車線へ入る。D社のボンネットバスの存在は噂には聞いていたが、実物が走っているところを見るのは今回初めてである。

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糸魚川さかな祭り会場に停車中の、ボンネットバス。冒頭で紹介したD社の青海鉱山(石灰石鉱山)へ従業員を輸送するために使用されていたものである。日本全国にボンネットバスの動態保存車は何台もあるが、そのほとんどはバス会社や旅館が旅客輸送用に残しているものである。しかしこのバスは、社用(自家用)の一般人が乗車できないバスであるという点で、特筆に値する。

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1往復目の復路便に乗車し、駅へと戻る。窓越しに美しい日本海を見ることができた。往路便は満員で車内の写真は撮れないが、1往復目の復路ならば祭り開催時刻より前であり、これに乗って駅に戻る人は居ないので、写真を撮るにはうってつけなのである。

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網棚が文字通り「網」でレトロ感漂う。扇風機は後付けだが、風が気持ち良い。

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運転台はいたってシンプル。

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駅に着くと、駅前ロータリーを一周した後、バックして屋外展示中のキハ52の横に静かに滑り込んだ。

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この日の天気は曇り、昼前から雨予報であったので、こうしてカラッと晴れた時間は僅かであった。昨年まで、さかな祭り会場へのバスは反対側の日本海口発着であったが、今年はキハ52の屋外展示日と重なるためなのか、アルプス口発着に変更されたために実現した、キハ52 156とボンネットバスの並び。令和の時代に入ってからの昭和レトロ感。

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近づいてバス単体でも撮ってみる。いすゞ製TSD40という型式のようで、4輪駆動、ボディは北村製作所製である。2009年頃にリニューアル改造されたようで、その際に排ガス規制対応のためシャーシ(エンジン含む)をトラックのものに換装しているという話題がSNS上に見つかったが、詳細は不明。

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バスの迫力を強調したいので、広角寄りでも1枚。

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曇った隙に反対側からも。

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ボディ側面の標記類。「デンカ」と「青海鉱山」で書体が異なるのも興味深い。「自家用」標記の左には北村製作所の銘板。

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正面から。

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デンカ原石

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乗車が終了し、乗降扉が閉まった。いよいよ2往復目の発車である。

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さてここからは、沿道での撮影を試みる。

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駅近くの並木道にて。車列の先頭にいるのが良い。

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お気に入りの緑バックでまずは1枚。

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3往復目はいよいよ混雑してくる。乗車前に記念撮影する方も多数。

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「JR 糸魚川駅」の看板をバックに。

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3往復目の復路。もちろん、北陸新幹線との交差を期待してこの場所に来たのだが、本数が非常に少ないので、そう簡単にはいかない。

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4往復目は、旧市街の木造アーケードから古めかしい家屋をバックに。旧市街では、2016年12月22日に発生した糸魚川市大規模火災により焼失してしまった家屋も少なくない。なんとか昔の景色を再現できる場所は無いかと歩いて捜して、雰囲気の良いところにたどり着いた。

バスはまだあと2往復走るが、この日はしなの鉄道北しなの線を終日115系コカコーラ電車が走行していたので、これにて撤収。不定期でいいので、糸魚川駅前から大沢までこのバスが走ってくれればなぁ。御幸橋で原石線と並走したら面白いと思う。

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大火で焼失してしまった酒蔵「加賀の井」。再建後はこのようになっている。

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2012年4月15日にほぼ同じ場所で撮影したのが、こちら。加賀の井の純米吟醸は、ぜひまた飲んでみたいお酒である。

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コメント

社長さん、ご無沙汰してます。
このバス、イベントに使ったんですね。
以前原石線より奥地へ向かう道路脇の車庫に収まってるのを見掛けましたが土砂降りで撮らず仕舞いでした。
ボンネット回りだけ見るとボンネットトラックとほとんど一緒で某森林鉄道跡の林道でこの手のいすゞトラックが現役なのを見たことがあります。

投稿: 西宮後 | 2019年6月20日 (木) 23:18

西宮後さんおはようございます
こちらこそご無沙汰しております
奥地の道路沿いということは、戻るときに御幸橋を渡るのですね。いまもその場所に保管されているならば。
次の運転は例年通りならば9.1の日本海クラシックカーレビューに登場しそうですね。

投稿: 社長 | 2019年6月21日 (金) 07:16

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