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2019年7月 1日 (月)

【くろがね線を読み解く】第288回 ■小倉地区の機関車検修庫入場入換(D108)

 来年度をもって高炉の火が消えるY製鐵所小倉地区。弊ブログではそのニュースの報じられた2015年より、小倉地区のプライオリティを上げてウォッチしてきた。戸畑地区や八幡地区にはない、小倉地区の魅力は、小型機の存在である。2017年10月末日をもって同様に高炉の火が消えた神戸製鉄所がそうであったように、高炉廃止後に下工程が維持され鉄道輸送が全廃されなかったとしても、残る機関車は大抵の場合、4軸の自重35t~50tクラスの中型・大型機で、小型機が残ることはあまりない。なぜなら、一貫製鉄所における小型機は、高炉や転炉から排出されたスラグの冷却・破砕場所への場内移送や、鋳銑機で固められたインゴットの保管場所までの移送など、構内物流の中でもどちらかというと傍流の役割を担っており、高炉・転炉が無くなれば用途不要になることが多いからである。したがって、高炉の火が消える前に記録すべきは、小型機である。

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2019年2月に所用で福岡へ行った際、午前中時間があったので、筑豊本線でマヤ検撮影のあと、1時間だけ小倉に寄ってみることにした。

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この日は、外から見える場所に小型機のD108(左)とD107(右)が留置されていた。D108は日立、D107は日本輸送機の製造した機関車で、既に過去記事で紹介している。

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この日は平日であったが、13時を過ぎるとD108がおもむろに動き出し、

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奥にある車両整備工場の方へ向かっていった。進行方向に1両、控車のように無蓋車を連結している。整備工場前の屋外には、日立製の2軸ボギー機関車(2エンジン機で台形屋根、かつ八幡標準塗装化されているので、D306または307のいずれか)が留置されていた。

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運転士が降りてリモコンで小型機を動かし、留置機関車に連結する。

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そのまま整備工場へ押し込んでいった。

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奥まで押し込むと

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切り離して小型機+無蓋車のみ表に出てきた。無蓋車もくろがね線のテテに匹敵する古典貨車のように見える。このあとは、スイッチバックして以前と同じように岸壁を掠めて高炉の方へ向かっていった。こういった入換はいつ実施されるか全く予測できないが、高炉が無くなる前にもう一回くらいは別の機関車の入換も見てみたいものである。

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