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2019年8月26日 (月)

■JR九州■サロンカー明星(2019)

 2019年8月23日(金)から26日(月)にかけ、大阪-熊本間でサロンカーなにわを使用した団体臨時列車「サロンカー明星」が運転されました。往路は23日夕方大阪発の翌24日正午前に熊本着、復路は25日夕方博多発の翌26日早朝に大阪着のダイヤです。

客車列車が走行するからと言って毎回撮影する訳ではありませんが、今回は特別です。まだ小学校に上がる前のこと、人生で初めて乗った夜行列車が「寝台特急明星 西鹿児島行」でした。当時の使用車両は581系電車で客車ではありませんでしたが、明星の虹色のトレインマークが印象に残っています。中学生時代は、お盆や正月など繁忙期になると大阪-西鹿児島間にサロンカーなにわを使用した「サロンカー屋久島」が運行され、鹿児島運転所に留置されているところを何度も見ています(→過去写真はこちら)。動いているところを見たくて、夜に西駅に行って見送ったこともあります。そんなわけで、「明星」の名を冠し九州入りしてくる「サロンカーなにわ」の組合せには、特別な想いがあります。

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金曜夜に飛行機で北九州へ向かい前泊、翌24日は始発電車の到着より前に最初のポイントへ直行しました。夜が明けておよそ30分後、DE10重連の牽引するサロンカーなにわがやってきました。列車はサロンカー明星としての運転ですが、門司機関区に保管されている寝台特急明星のお椀型ヘッドマーク(中央がレンズ状に膨らんでいるのが下関機関区のものとは異なる)を取り付けていました。なかなかニクい演出です。

さて、普段から個人的に気を付けている追っかけの心得として、直線、カーブ、あおり、俯瞰のバランスを意識するというのがあります。加えて入換も撮れればなお良いです(→過去の追っかけは、150mレール輸送やJR九州マヤ軌道検測前編中編後編をご覧ください)。

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八幡駅で停車中に先回り。レール輸送の臨時工事列車を撮影してきた馴染みの場所で(→過去の工臨写真はこちらこちらを参照)。列車だけでなく、線路切替の変遷が同時に記録できるので一石二鳥です。

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ソニックで追い越し各停へと乗り継ぎ、タクシー¥980-でテンハルへ。JR九州は最近線路沿いの草刈りをあまりやらないので、段々目立つようになってきました。

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このあとさらに追いかけても良いのですが、今回はとある列車を待つためにこのまま留まります。

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JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」は、専用機関車DF200-7001が牽引しますが、2019年8月に入ってから2回故障したため、運用離脱して小倉総合車両センターへ点検のため回送されてしまいました。この代替で、訪問日はDE10重連に差し替えられていたのです。

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ついにやってきた、DE10重連牽引のななつ星。

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本務機DE10 1753+次位総括DE10 1207の組合せでした。このあと原田駅から先の追っかけは新幹線利用不可避であり、時間に余裕があるため歩いて駅まで戻ります。久留米から新八代へワープ。九州新幹線新八代-鹿児島中央間暫定開業時から何度も利用している駅ですが、下車したのは2014年にマヤ検を追いかけて以来です。

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熊本で乗客を降ろした後、機回しのため八代まで回送する列車を迎えます。高架化以降の熊本駅では、場内で入換を行うことができないのでしょうか。熊本車両センターまで回送して機回ししても良いような気もしますが、列車として八代まで南下してくれるのは有難いです。

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最後尾のテールサインは「サロンカーなにわ」と「明星」の図案を合わせた独特のデザインでした。大阪-下関間で当列車を牽引してきたEF65 1133が同じデザインのヘッドマークを付けていたようですね。

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すぐさまタクシーで八代駅へ移動すると、入換に間に合いました。八代駅は国鉄時代に旅客・貨物を両方取り扱っていたいわゆる「一般駅」で、分割民営化後もJR九州の駅とJR貨物の駅が共存しています。主な荷主は、背後に煙突の見える日本製紙(八代工場)です。むかしは同工場に専用側線が引き込まれ、スイッチャーによる入換が行われていましたが、現在工場内の線路は撤去され、電気機関車がコキを荷役線に据え付けるスタイルに変わりました。フォークリフトが荷役線と工場の間を往復しています。

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八代駅で使用されていたことのあるスイッチャーで現存するのは、現在延岡駅でコンテナ車の入換に使用されている06-28-01-001ですね。上写真は延岡に移動する前、2013年4月に西大分で使用されていた頃のものです。キャブに001の標記が有ります。

 

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すぐに入換が始まりました。先頭に乗っているのは、JR九州八代駅の入換担当者です。作業後に訊いてみましたが、この臨時列車の機回しのために熊本から回送列車に便乗してきたわけではなく、普段から八代駅で入換を行っているとのことです。八代駅では、熊本方面発着の電車、肥薩線の気動車などを構内の側線に留置する際に入換が必要なため、要員は常に居るそうです。通常の入換は、入換信号機の現示に従い自力走行しますので誘導は不要ですが、一部に信号梃子を扱う区間があるため、先頭に誘導が立ち無線指示や手旗による入換が必要とのこと。なお毎日発着する貨物列車の入換は行わないそうです(JR貨物が別途要員手配)。

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下関から田原坂を超えての長旅おつかれさまでした。牽引機は本務機DE10 1209+次位総括DE10 1756でした。

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コンテナの並ぶ荷役線をバックに機回し中。

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ホームに目をやると、客車7両編成が綺麗に見えました。

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明星のテールマーク、機関車次位のため隠れていた八代寄り。オリジナルの寝台特急明星の図案をベースに、今回の企画「熊本デスティネーションキャンペーン」を表すKUMAMOTO DC 2019の文字が違和感なく溶け込んだデザインでした。

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サボも特製でしょうか。

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入換中、DE10重連との並びも。

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DE10重連は機回し中に一時停止。鳥栖行の817系が発車し、サロンカーとの3並び&工場煙突バックが実現しました。

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やがて熊本方向へ動き出し、スイッチバックして客車のいる線路へ転線します。貨物駅の照明塔バックで。

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客車と機関車が連結されたので駅へ戻ってみると、今度は肥薩線キハ40、815系との3並びが見られました。発車時刻が迫っているキハ40はヘッドライト点灯。

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さて客車はこの日のうちに博多の竹下気動車区(2019年8月現在は南福岡車両区竹下車両派出)まで引き上げて車内整備をしますので、回送列車を撮るべく新幹線で移動します。ディズニー関係のラッピング車がやってきました。この日だけで赤と黄色の2編成見ました。

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相互リンク先のブログ「眠れないマクラギを数えて」のUTXCさんに教えてもらっていたポイントへ直行。実は、在来線の鳥栖行の先行列車で来ても、サロンカー通過十数分前に到着するので間に合うのですが、画角が大幅に制限される実質定員の少ない場所と聞いていたので、少しでも早く到着すべく新幹線を利用。

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撮影後再びつばめで博多へ移動、一駅戻って竹下へ。ギリギリでしたが竹下の入換に間に合いました。よく見ると、入換であれば本来点灯しているはずのDE10の後部標識灯が消灯していますので、竹下小運転線は竹下駅の側線ではなく副本線扱いであり、入換ではないようですね。

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門司港寄りで一旦停止します。編成が停車している竹下小運転線の奥が博多駅です。

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スロフの展望室に誘導者が現れ、無線指示によって推進で竹下車両派出へ入ります。豪華展望室からの無線指示、日本一労働環境の良い入換作業ではないでしょうか(カシオペアの推進運転は入換ではないので)。

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側線へ推進のため、後部標識灯は片側点灯で正真正銘の入換ですね。左手には当区に配置されている蓄電池電車BEC819系の姿も見えます。

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終了後、車両区の横へ行ってみるとその一部が見えました。サロンカーなにわと、BEC819系、817系が並んでいます。

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竹下駅の自転車置き場から並びを。右から順に813系、783系ハウステンボスリニューアルカラー、キハ47、サロンカーなにわです。

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サロンカーなにわの方にピントを合わせて。17時近くなり暗いのでこれにて撤収しました。

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翌25日の上り列車は、どこで撮ろうか迷いましたが、2013年に人口150万人を突破した大都市福岡市のこと、やはりベッドタウンらしい住宅街でも撮っておこうと思い至り。俯瞰の縦アングルはまだ無かったので、電車移動中にGoogleストリートビューで適当に撮れそうな陸橋を捜して決定。予定より20分以上遅延していましたが、14系寝台車が使用されていた時代に存在した、寝台特急明星・あかつき併結列車用の「明星・あかつき」ヘッドマークを装着してやってきました。これには痺れましたね。

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傷だらけで年季が入っているのが良いですね。

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最後は遠賀川の後背湿地から台地への連続上り勾配で。煙がハッキリ見えました。北九州空港20:50発の飛行機に乗らなければならないため、門司や下関まで追っかけはせず、これにて終了。天気はいまひとつでしたが、サロンカー明星を堪能することができ、感無量です。九州の黒いDE10重連と落ち着いた色調のサロンカーなにわの組合せは魅力的ですが、黒いDE10と12系客車国鉄色にはあまり興味が無いので、来月の急行阿蘇を撮りに来る予定はありません(笑)

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