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2019年11月24日 (日)

■ちょっと前の函館界隈■なつかしの車両群(2011)

 2011年の夏休みの北海道旅行の帰りに、函館駅周辺でみかけた車両群を紹介します。

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五稜郭駅の北寄り2.5km地点に広がっていたのは、JR北海道青函運転区(函館運転所青函派出所)です。青函トンネルを通過する列車の牽引用として、JR北海道所属のED79形電気機関車が配置されていました。駅構内としては、500mほど南にあるJR貨物五稜郭機関区と一体を成しているようで、中央にはJR貨物所属のEH500形電気機関車も並んでいました。青函派出所は2016年3月の北海道新幹線開業に合わせ廃止され、以降地上設備は五稜郭機関区の管理下にあります。

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この拠点の特徴は、機関区のすぐ脇まで近づけることでしたね。3回訪問中2回は一番手前の線路にED79形が留置されておりNGでしたが、1回だけ手前が空いていて見ることができました。入換中のED79 11。ふつう交流電気機関車は、進行方向後ろ寄りの集電装置を使用し、前は降ろして走行しますが、ED79形だけはなぜか2エンド側先頭の函館(五稜郭)行き、1エンド側先頭の青森行き、どちらの列車も2エンド側の集電装置を使用していました。以前理由を聞いた気がするのですが、もう20年くらい経つので忘れてしまいました(笑)

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こちらは留置中のED79 12。常時使用する2エンド側(左手)の集電装置は末期はこのようにΣ形(シングルアーム式)に換装されていました。使用しない1エンド側(右手)は従来通り下枠交差型です。

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こちらはJR貨物五稜郭機関区所属のED79形50番台、本務機52号機+次位総括57号機です。東青森信から青函トンネルを通り貨物列車を牽引してきて、五稜郭到着後貨車を切り離し、五稜郭機関区へ重連単機で戻るところです。戻り先は、先程EH500形が留置されていた場所ですね。

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函館運転所は、函館駅の西側に隣接していて、検修設備は駅から1kmあまり北側にあります。485系特急はつかりが発車。

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運転所内の留置車両。ホキ800形6両。2019年現在、もうJR北海道では臨時工事列車でのバラスト輸送はやっていないような気がしますが、どうでしょう。レールは小樽築港で(ロングレールは岩見沢で)チキに乗せて列車として輸送しますが、バラストは線路閉鎖後に保線車で輸送していますよね(主に深夜、列車密度の小さい路線では日中もあり)。

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こちらは北海道新幹線建設時、青函トンネル内で在来線の軌間1,067mmのレールの外側にもう1本ロングレールを敷設するために使用された、通称ロンチラ編成、チラ50000形50006です。コキ50000形からの改造ですので全長は連結面間21.3m、通常のチキ5500形(全長約18m)より長いです。

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先程のチラ編成の両端に連結される、レール取り卸し用の通称エプロン車、チ50000形50012です。A2というのは編成番号だとするとA1もあったのかな。

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こちらは函館運転所のマスコット的存在、入換用控車のチ1000形1016です。形式名の通り形式称号上の控車ではありませんが、操車が乗って誘導することを前提に手すりや側壁、ステップを取り付けています。

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入換用DLを連結する側は自動連結器のままですが、反対側は電車とも連結できるよう密連・自連の双頭連結器に換装されていました。

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反対側から。2016年9月に訪問したところ、運転所内の車両入換にはもうチ1016は使用していませんでした。

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こちらはSL伴走車のチキ6000形6366です。釧路運輸車両所所属の蒸気機関車がSL函館大沼号として運転するために函館に出張してくるときは、SLだけでなく運転に必要な資材を釧路から函館まで輸送する必要があり、そのために用意されたコンテナと長物車です。チキ6366は、コンテナ締結装置を取り付けただけでなく、脱落しないようにコンテナが乗る四隅にストッパーを付けてしまったので、もう他の用途(たとえばレール輸送)には使用できないと思われます。通常は、SLを回送する際にこの車両も一緒に連結されてきます。

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函館運転所の検修部門。キハ40が並んでいます。

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函館運転所の入換作業は割とルーチンなので、撮影はそれほど難しくはありません。全般検査を実施しない運転所にもかかわらず2011年現在でも入換に機関車が必要なのは、特急形気動車の多くが運転台を備えていない中間車のため、編成の車両数を増減するために増解結をする際、自力移動ができないためです。ですからゴールデンウィークや盆正月など、多客期には入換頻度も増加します。もっとも789系やキハ281系、キハ261系など簡易運転台を備えている系列も増えているので、いまではもうキハ183系全盛期ほどには動かないかもしれませんが。元々は快速海峡が客車だったので入換用DLは必須でしたし、全般検査を実施している五稜郭車両所との間で検査車両を回送する際にもDLが使用されていますので、DLそのものは当面必要ですね。JR北海道五稜郭車両所については6年前の記事を参照のこと。

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この日の入換担当はDE15 2511。SL函館大沼号用の客車を引き出します。

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妻面のナンバー部分にラッセルヘッド用連結器を備えるのがDE15の特徴です。

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最後尾は貴重な現役車掌車ヨ3500形4647です。

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ヨ推進での入換は昭和時代を彷彿とさせます。台湾の貨物列車の入換ならまだこのようなシーンは見られますね。

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建屋内に居るSL補機用の黒いDE10へ客車を連結するために押し込んでいくと同時に、789系スーパー白鳥が到着しました。

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1.5kmほど北に小走りで移動すると、C11 207が入換扱いで出てきました。雨が降っていて結構辛かったですね。

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北海道でSLはあまり撮りませんが、大井川鐵道でも見慣れたC11。そのスタイルはやはり洗練されていると感じます。

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SL函館大沼号の発車。ほんとうに、雨が酷かった。写真はすべて2011年8月16日撮影。

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JR北海道から東武鉄道に貸し出されたC11 207は、2017年8月よりSL大樹として運行開始しました。その前の2016年12月4日、南栗橋車輛管区でお披露目走行が実施されました。上はその時のものです。本線走行はまだ撮ってないなぁ(^_^;)

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