カテゴリー「▽くろがね線を読み解く」の293件の記事

2019年9月27日 (金)

【くろがね線を読み解く】第293回 ■M製鉄所D-652

D652

 以前、ぼんやりとしか見られなかったM製鉄所構内鉄道用のディーゼル機関車D-652を、今回は比較的はっきり見ることができた。前回は制御機器室側からのアングルだが、今回は1エンド側すなわちラジエーター側からのアングルである。D-652は、2009年11月日本車輌製造製の箱型の液体式ディーゼル機関車で、車軸配置はB-B、自重は65tである。2エンド側に見えるキャブのようなスペースは、実際にはキャブではなく制御盤のある機器室で、運転士は車端部に設けられた簡易運転台に乗り込み、リモコンで遠隔操縦している。2019年某月某日、ベムの家付近にて。

※M製鉄所の鉄道はかつては国鉄東室蘭駅分岐の専用鉄道(鉄道事業法第二条6で定められたれっきとした鉄道)であり、走行する機関車や貨車は鉄道車輌であったが、国鉄との線路が切れて以降はいわゆる構内鉄道で、機関車は法令上の鉄道車輌ではなく工場の構内物流用機材の位置付けである。

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 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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2019年9月15日 (日)

【くろがね線を読み解く】第292回 ■君津ふれあいまつり工場見学・日本製鉄スタッフ専用バス

 2019年8月3日土曜日、毎年恒例の「君津ふれあいまつり」の企画として、君津製鉄所工場見学会が実施された。2019年4月1日付で「新日鉄住金(しんにってつすみきん)」から「日本製鉄(にほんせいてつ)」へと社名変更して以降、最初のふれあいまつりである。

Bus2019081

 今回も、第四高炉前の見学スペース(通称お立ち台)で危険事案が発生しないか確認するスタッフを、本部から移送するための専用バスが現場に常駐していた。現場には広報部門の方もいらしたので声をかけ、「今年のふれあいまつりは日本製鉄に社名が変わって最初の記念すべき見学会なので、是非記念に社名の記されたバスの写真を撮っておきたい」と伝えてみた。当初はNGであったが、30分ほどすると同じ方にお声掛けいただき、本部に確認したらOKとのことでした、と笑顔でご快諾いただけた。有難い限りである(背景等加工済み)。

Bus2019082

こちらが2019年4月以降のバスのボディ側面である。社名表記が日本製鉄に変わっている。昨年の見学会でも許可を得て撮影しているので、社名が変更されていることを確認いただきたい。

◎見学時の注意(きわめて常識的なこと)

 ふれあいまつりの工場見学には、第四高炉前の鉄道写真撮影目的の鉄道マニアが毎年参加してくる。年によって変動はあるが、これまで見てきた限りでは1回あたりの延べ人数は概ね40名~50名程度だろうか(現場に最大同時で15名程度)。私のそのうちの一人である。今年2019年にあった事案としては、約1名、三段の脚立を持ち込んで撮影している馬鹿者がいたことである。縮れロン毛にメガネをかけ帽子をかぶったギョロ目の細身の男で、京都市や滋賀県大津市あたりの訛りのある関西弁を話していた。主に東海~近畿~中国地方あたりで、甲種輸送列車や特大貨物輸送列車を撮影する際に見かける顔であるので、これらのジャンルを開拓している諸氏であれば、思い当たる人物がいるのではないだろうか。それにしても、いくら背が小さいからといって、製鉄所の見学に脚立を持ち込むのは非常識であると言わざるを得ない。

「撮り鉄の常識」は、「社会の非常識」。

一度、チコちゃんにでも叱られて頭を冷やしてから出直していただければ幸いである。

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2019年9月 1日 (日)

【くろがね線を読み解く】第291回 ■D627機関まわり改造済みを確認

 2019年8月25日、サロンカー明星撮影ついでに八幡地区も見物していたところ、ステンレス線の途中で停車しているD627に遭遇した。

D627201908

原則として八幡地区に常駐しているD627は、これまで何度も目撃しており、構内はもちろん数年前には西八幡でも見ている。今回気づいた車両側の変化としては、ボンネット上部に棺のような凸形の箱が乗っている点である。これは戸畑地区のD622小倉地区のD506同じ特徴で、エンジン換装によるものと思われる。

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2019年7月15日 (月)

【くろがね線を読み解く】第290回 ■小倉地区の岸壁半製品水切り入換

 2019年7月にクモヤ443・442による架線検測を見物しに九州北部を訪ねた際、Y製鐵所小倉地区にて、水切りした半製品を構内の工場へ運ぶための入換を見ることができた(「水切り」とは、船で運んできた荷物を陸に揚げることを指す。水揚げとも言う)。

D308sys_190707a

小倉駅前でレンタサイクルを借り、東小倉-小倉間と西小倉-南小倉間でクモヤ443・442架線検測列車を撮影後、そのまま例の岸壁へ行ってみると、ちょうど機関車が接岸中の船に近付いていく場面に遭遇した。船はN社の物流子会社が運行管理しているF丸で、2014年に愛媛県今治市の矢野造船で建造された内航貨物船である。今治と言えばみかんとタオルと提灯で有名だが、産業的にはまず造船である。

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機関車はD308、日立製作所製の35トンB-B機である。以前エスケイケイ物流塗装時代を紹介したが、他の機関車同様Y製鐵所標準塗装に変更されている。空車の長物車を構内から持ってきて岸壁の一番手前、船のすぐ横の線路に押し込んだ。

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いつも見ている引上線の岸壁は、ここ数年草刈りをしていないのか足元が見えなくなっているが、岸壁はアスファルト舗装のため草が無く台車の形までよく見える。機関車は長物車を切り離して単機で奥に行くと、スイッチバックして内陸側の線路へ再び入ってきた。

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船の横に並ぶように入線、貨車連結のためなのか、しばし小休止。

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今度は荷を積んだ長物車を引き出して構内へ向かっていった。

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積んでいる荷はブルーム(圧延されて棒鋼に加工される前の半製品)である。小倉地区では、溶銑・スラグ・半製品輸送は鉄道だが、棒鋼線材などの最終製品は、既にキャリアパレットカー等による無軌条輸送に置き換えられており、貨車のバリエーションは戸畑・八幡地区ほど多くはない。ただし機関車も貨車も全体的に古いものが現役で残っていることがあるので、要注意である。この長物車はステップを手すり付きのものに改造したのだろうか。塗装がその部分だけ綺麗である。台車はマクラバネがコイルで軸受もコロ軸受を採用しており、随分と重厚な造りである。台車枠に穴が4か所空いていることから察するに、注入台車に使用されていた台車から遮熱板を外して転用した可能性も考えられる。戸畑・八幡地区では実際にそのような事例がある。(→こちらの記事を参照のこと

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数十分後に船が出港し、前回機関車が入換にやってきてからおよそ1時間後、同じD308が再度単機でやってきた。別の機関車が来るのではと期待して待ってみたが、同じものが来た。船で運んできた半製品の水切りは、船から貨車へ直接積むのではなく、クレーンで一旦岸壁に積み上げる。それを貨車に積んで構内へ持っていくのは別のタイミングである。機関車は、空車の貨車を連れてきて、荷を積んだ貨車を連れて行くという作業を繰り返す。岸壁のクレーンが、次に機関車が来るまでに半製品を貨車に積んでいく。

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船がいなくなり、積み上げられたブルームが見える。貨車に積んだブルームはD308が構内へ持っていった。

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2019年7月 2日 (火)

【くろがね線を読み解く】第289回 ■小倉地区の北重D507も新塗装化完了

 2017年頃から、Y製鐵所小倉地区の機関車の外観に変化が表れている。かつてはクリーム色に小豆色の住友金属物流塗装を纏っていたが、徐々に橙色、クリーム色、青色、黄色の4色から成るY製鐵所標準塗装に塗り替えられつつある。そして2018年、遂にその時が訪れた。メーカーから新製配置されて以来、頑なに住金物流塗装を守ってきたY製鐵所唯一無二の北陸重機工業製機関車D507が、八幡標準塗装に変更されたのである。

D507_new0101
■2018年内に新塗装に変更された、北陸重機工業製D507。   2019年元旦

先に八幡標準塗装に変更されたD301D302D503D506などと同様、橙色とクリーム色の塗り分けラインはキャブの運転台前面窓付近に設定されている。ただしバランスを意識したのか、色の境界線はこれまでの機関車のように前面窓中央ではなく、ボンネット上面とほぼ同じ高さに揃えてある。D301の記事にて「塗り分けラインの位置が高すぎるので、もう少し下げてボンネットの高さに揃えた方が見栄えが良い」旨のコメントしたわけだが、その声が届いたということは99%無い、単なる偶然であろう。気になる方は、上述の各機関車のナンバーにリンクを貼ってあるので、各機関車の色の境界線の高さを適宜参照いただきたい(左クリックで別ウィンドウが起動)。

D507のかつての姿は5年前の記事で紹介しているが、リンク先の通りクリーム色というより茶色・焦げ茶色と形容した方が良いほど汚れが酷かった。新塗装は汚れの目立つ色であるから、今後また茶色っぽくなってしまわないうちに、記録された方が良いかもしれない。

  • 記号番号 : D507
  • 自  重 : 45t
  • 車軸配置 : B-B
  • 全  長 : 11,650mm
  • 全  幅 :  2,700mm
  • 全  高 :  3,745mm
  • 機  関 : 新潟原動機製 450ps

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2019年7月 1日 (月)

【くろがね線を読み解く】第288回 ■小倉地区の機関車検修庫入場入換(D108)

 来年度をもって高炉の火が消えるY製鐵所小倉地区。弊ブログではそのニュースの報じられた2015年より、小倉地区のプライオリティを上げてウォッチしてきた。戸畑地区や八幡地区にはない、小倉地区の魅力は、小型機の存在である。2017年10月末日をもって同様に高炉の火が消えた神戸製鉄所がそうであったように、高炉廃止後に下工程が維持され鉄道輸送が全廃されなかったとしても、残る機関車は大抵の場合、4軸の自重35t~50tクラスの中型・大型機で、小型機が残ることはあまりない。なぜなら、一貫製鉄所における小型機は、高炉や転炉から排出されたスラグの冷却・破砕場所への場内移送や、鋳銑機で固められたインゴットの保管場所までの移送など、構内物流の中でもどちらかというと傍流の役割を担っており、高炉・転炉が無くなれば用途不要になることが多いからである。したがって、高炉の火が消える前に記録すべきは、小型機である。

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2019年2月に所用で福岡へ行った際、午前中時間があったので、筑豊本線でマヤ検撮影のあと、1時間だけ小倉に寄ってみることにした。

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この日は、外から見える場所に小型機のD108(左)とD107(右)が留置されていた。D108は日立、D107は日本輸送機の製造した機関車で、既に過去記事で紹介している。

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この日は平日であったが、13時を過ぎるとD108がおもむろに動き出し、

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奥にある車両整備工場の方へ向かっていった。進行方向に1両、控車のように無蓋車を連結している。整備工場前の屋外には、日立製の2軸ボギー機関車(2エンジン機で台形屋根、かつ八幡標準塗装化されているので、D306または307のいずれか)が留置されていた。

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運転士が降りてリモコンで小型機を動かし、留置機関車に連結する。

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そのまま整備工場へ押し込んでいった。

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奥まで押し込むと

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切り離して小型機+無蓋車のみ表に出てきた。無蓋車もくろがね線のテテに匹敵する古典貨車のように見える。このあとは、スイッチバックして以前と同じように岸壁を掠めて高炉の方へ向かっていった。こういった入換はいつ実施されるか全く予測できないが、高炉が無くなる前にもう一回くらいは別の機関車の入換も見てみたいものである。

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2019年6月30日 (日)

【くろがね線を読み解く】第287回 ■ブログ10周年記念ー戸畑第一操車場の手旗誘導入換ー

 2019年6月26日、小ブログを開設してからちょうど10周年を迎えた。当初はくろがね線情報の発信をメインに、自分の知見を整理する練習のために始めたブログであったが、対象は徐々に広がり、他の専用線や貨物列車、私鉄や電車にも及びながら10年が経過した。記事を書くようになったのは後になるが、元々くろがね線以外の鉄道趣味分野に興味がなかったわけではなく、むしろ私が小学生の頃から最も得意としてきた分野は、国鉄モハ90系以降の新性能電車、20系・12系以降の客車と貨車である。くろがね線をはじめとする専用鉄道・専用線は、旅行や帰省、貨物駅見物のついでに見てきた程度で、自宅から100km圏外まで本格的に興味を持ち出したのは、実は社会人になってからである。入社から6年間は物流関連システムの運用・設計開発を担当し、新人の宿命というか、最初の3年ほどは月あたり2回ほどCE(カスタマエンジニア)的に日本全国ドサ廻りもしていた。鉄道事業者にとっては荷主企業でもあったので、訪問先に専用線があることもしばしばだ。自社のものは既に廃止されていても、近くに他社の現役線が有ったりする。当時ホームページや携帯電話は既に普及していたが、スマホやSNSはまだない。となるとここから先は想像にお任せするが、色々な意味で牧歌的な時代であった。

 この10年間、ブログで情報発信・情報交換することのメリット・デメリットを何度か意識する局面はあった。それでも続けてきたのは、ある確信があるからだ。昨今、鉄道趣味者がトラブルを起こすと、ネットで情報が出回っていることや、デジカメの普及など、すぐに道具のせいにする者がいるが、私はそうは思わない。今では考えられないだろうが、1990年代半ば頃までは鉄道用地内に立ち入って撮影するマニアは普通に居たし(上越線渋川-敷島の上下線間などは2008年のEF55さよならの頃まで黙認され雑誌にも写真が良く載っていた)、地方私鉄など現地訪問時に事務所を訪ねて車両工場の見学が許可されることも珍しくなかった。そうでない世の中にしたのは、道具ではなく、使い方である。さりとて、すべての責任を情報の受け手に負わせるのはいかがなものかと思うので、小ブログでは意図的に事実をやや改ざんして記事にしたりしている。ありのままを期待されている方には申し訳ないが、過去10年間の記事にはかなりそういった「小細工」があるが、そうしなければならない理由は前述の通りなので、今後もご理解いただけると嬉しく思う。

 さて、10周年記念に何か珍しいものをとも思ったのだが、くろがね線関係の写真が元々そういう性質のものなので、特にこれはというものが見つからなかった。

10yearscelebration20160922

くろがね線の戸畑第一操車場での撮影が今のところ黙認されているのは、高さ2mほどのフェンスで部外者の侵入を阻み、安全運行を担保しているためであろう。この結果、撮影者はそれなりの熱意と根性、そして身体能力を試されることになる。この場所で撮影された写真をネットで探しても意外に出てこないのは、そのためであろう。しかし根気強く通っていれば、面白いシーンが見られることもある。2016年9月22日は場内の除草作業が実施されており、作業者の安全を確保するため、地上からの手旗合図が見られた。くろがね線の電気機関車にはITVカメラが付いており、運転士は入換中に進行方向が変わる際も逆エンドの運転台に移動することはなくバック運転で貨車を連結する。だから基本的に入換の誘導というものは存在しない。日本全国どこを訪ねてもワンマン運転が当たり前の製鉄所構内の入換で旗を振るシーンが見られるのは、なかなか珍しいのではないだろうか。

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2019年3月14日 (木)

【くろがね線を読み解く】第286回 ■八幡地区の横持レール貨車

 世界遺産の旧本事務所眺望スペースの前には、製造が終わり発送される前の様々な製品を積んだ貨車が留置されている。

Railgreen01

製品の中でもレールはポピュラーで、25m定尺レールは、3軸ボギー台車を持つ80t積の長物車(台車の心皿が車体の台枠とは分離しているので、大物車の一種?)に積載されている。

通常、レールの端面は無着色だが、製品によっては赤や青、緑色に着色されていることがある。

Railgreen02

何度も訪問していると、このようなレールに遭遇することもある。

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50N LD と陽刻があるので転炉で製鋼された50Nレールということになる。2019年2月製造。社紋はマルエス・フジエスの新日鉄時代のまま変わっていない。

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2019年3月 6日 (水)

【くろがね線を読み解く】第285回 ■150mレール輸送列車21両編成

 2019年2月24日日曜日、黒崎を定刻に発車した150mレール輸送列車(170レ→8090レ)は、21両編成であった。

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■黒崎発北九州タ行170列車。牽引機はEH500-47。   2019年2月24日

内訳は、JR東日本大宮新幹線保線技術センター向けの東鷲宮行9両+JR東海東京駅品川保線区向けの東京タ行3両(50mレール)+浜松レールセンター向けの西浜松行9両であった。

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■北九州タ発相模貨物、東京タ行8090列車。牽引機はEF66-118、セノハチの補機はEF67 105。   2019年2月24日

昨夏の豪雨災害で山陽本線が不通になったものの、復旧後には8090列車の広島タ→西条間の瀬野八後部補機がEF67充当に変わっているとの情報を得て、広島まで足を延ばした。土砂崩れの爪痕残る番堂原第四踏切付近で、バイパスの歩道より俯瞰すると、21両編成を牽引機のEF66含めギリギリ入れることができた。八本松変電所も被害を受けたが復旧している。この区間は2019年2月現在でも全列車が徐行運転しているため、通過時刻が所定のダイヤとは若干異なっている。150mレール輸送が西浜松行のみだった2015年度にはよく見られた8090レ21両編成も、2016年3月以降に向け先が増えてからは、かなり運行頻度が下がっている。しかし、例年であればあまり運行されない2月に毎週発送があり、21両編成も見られることを考えると、災害で不通だった期間の分を追加で納品している可能性も考えられる。もう来週末はダイヤ改正だが、ダイヤや機関車の運用がどう変化するのか、大変興味深い。

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【くろがね線を読み解く】第284回 ■スペースワールド跡地にて

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 先月、所用で九州へ行った際に1日だけ時間ができたので、くろがね線を訪ねることにした。経験的に、低頻度運転の日でも昼の1往復はあるはずだ。

八幡駅で黒崎発の150mレール輸送列車170レ(北九州タより8090レに継送)21両編成を撮影後、レンタサイクルで八幡地区を巡り、西八幡で貨車を観察後、世界遺産眺望スペースにも寄ってみた。するとどうだろう、機関区には、くろがね線で使用されている電気機関車(85ED-1形)と後部補機のディーゼル機関車(70DD-3形)の姿が見えなかった。姿が見えないということは、八幡のヤード内で入換中か、戸畑行が発車した後ということになる。入換の汽笛の音は聞こえないので運行を確信、戸畑から戻ってくるタイミングを見計らって、スペースワールド立体駐車場が解体されて更地になった場所へ向かい、八幡行を迎え撃つことができた。長編成ならば、橋梁から出てくる構図が狙えるかもしれない。

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