【O工場の石灰石輸送】■はじめに
■ 連載(全9回完結)
- 第1回 … はじめに
- 第2回 … 路線について
- 第3回 … ディーゼル機関車 DS-6
- 第4回 … 鉄製鉱石車 テコ304
- 第5回 … 鉄製鉱石車 テコ302
- 第6回 … 鉄製鉱石車 テコ301
- 第7回 … 鉄製鉱石車 テコ303
- 第8回 … 鉄製鉱石車 テコ401
- 第9回 … 編成と運用
■ 最新状況
- 2010年6月 … DS-6+貨車5両
- 2012年4月 … 貨車に小変化あり
- 2012年10月 … 新型ディーゼル機関車 DS-7
- 2017年8月 … 貨車の台車振替
- 2017年9月 … 空車で工場へ戻る白帯車
- 2018年4月 … DS-6 海外輸出のため横浜港へ
- 2018年4月 … ディーゼル機関車 DD453
- 2018年8月 … 機関車2両のローテーション
■番外編
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新潟県糸魚川市に立地する無機化学メーカーD社のO工場は、大正10年に操業を開始した同社の基幹工場である[1]。背後にそびえる黒姫山の、可採埋蔵量50億tともいわれる石灰石と、青海川の水力自家発電設備で得られる電力を背景に、化学肥料、無機化学品、セメントなどを生産している。同工場は、JR西日本・青海駅に接続する専用鉄道を保有しており、2008年3月までは鉄道貨車によるセメントの発送を行っていたため、ご記憶の方も多いことと思う。JRに接続する側の線路は、定期貨物列車運行終了後も機関車による錆取りが行われていて、2008年9月にはシキ車による特大貨物列車も運行された。しかし2009年7月現在、レールは錆付いており、車両が通過した形跡はない。その後2010年にはレールも撤去されている。
一方、黒姫山で採掘した石灰石を工場内へ運搬するための線路は2012年4月現在も使用されており、青海川を渡る公道から貨物列車の走行する姿を確認することができる。
【脚注】
- 創業は、大正5年創業の大牟田工場に次いで2番目。
【参考】
- けいてつ協會『知られざる鉄道』、JTBキャンブックス、1997年。
- D社三十五年史、1952年。
- D社ホームページ(2009年閲覧)。
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