カテゴリー「 L.富士重工の機関車」の4件の記事

2013年8月 7日 (水)

◆神奈川臨海鉄道千鳥線甲種輸送◆紅のDD5516+銀座線1000系

 弊ブログではこれまで、甲種輸送や特大輸送に伴って稼働する機関車を紹介してきました。甲種輸送が注目されるのは、輸送される車両が新車・廃車・譲渡車・輸出向けが多く車両そのものが珍しいことに加え、車扱貨物が激減している日本の鉄道貨物輸送の世界において相対的に注目度が高まっていることも遠因といえるでしょう。しかし、私はあくまでも輸送時にしか動かない珍しい機関車の方が目当てで、これまでも甲種・特大輸送にあわせ、専用線の機関車名鉄の機関車(デキ入換デキ3重連入換)、名古屋市交通局の機関車などを撮っています。

神奈川臨海鉄道千鳥線でも、川崎市営埠頭で輸出入される車両の輸送や、JRとは軌間の異なる鉄道事業者向けの新車を埠頭でトラックに積み替え陸送する目的で、甲種輸送列車が運行されてきました。しかし、毎回日曜日に運行されるとはいえ前述の理由でわざわざ撮影しに行くことはありませんでした。数年前に一度計画するも、直前に輸送予定が変わって空振りしたことも足が遠のいていた一因かもしれません(苦笑)

しかし…今回は事情が違います。2013年8月4日日曜日の銀座線1000系甲種輸送は、まさに「珍しい機関車」が牽引するからです。ふつうなら、前日3日に日本車輌製造を出場して東海道本線を上ってくるところから撮影する方が多いと思いますが、3日はなんといっても某製鉄所の公開日。読者のモビリオさんとともに高炉前の撮影場所で機関車を思う存分撮影していました。イベント終了後、東京湾をぐるっと半周し、例によって小島新田駅近くまで自転車を回送。準備も万端です。

Koshuginza01

 この日は、神奈川臨海鉄道50周年を記念して塗装変更されたDD5516が牽引を担当します。塩浜機関区の南側を出発し、銀座線1000系が留置されている川崎貨物駅南側に到着したのは8:35頃でした。

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引き出してくるのは8:40頃でした。16メートル車6両編成だからかろうじて入りましたが、京王電鉄向けの20メートル車の場合、けっこう正面寄りから撮らないと最後尾まで入らなそうですね。 

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川崎貨物駅から分岐した直後のカーブへ姿を現すのは、8:58頃でした。赤と黄色の鮮やかな組み合わせが好ましいです。 

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千鳥町駅の通称西群線へ9:04頃に到着。ようやく紅のDLが充当されて感無量です。ヨの入換を撮影したかったため、早々に移動して… 

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機回しから 

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連結、そして 

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1本北側の線路への移動に、 

Koshuginza07a

切り離し、 

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銀座線の後ろ側への連結まで楽しみました。ここから先の川崎市営埠頭内は、推進運転でゆっくりと進みます。先頭へ回り込むと、 

Koshuginza09

9:14頃だったでしょうか、銀座線はすぐに動き始めました。

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埠頭敷地内へ入っていく銀座線。至近距離から撮影できるのはここまでです。この先、門扉の外側から断片的に見える場所が4か所ありますので移動します。

Koshuginza11

1つ目の撮影場所。DD5516がゆっくりと推進していきます。次の場所でも撮影しましたが、このまま同じことを4回続けてもあまり意味がないと考え、3つ目は飛ばして最後の場所へ先回りしました。 

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すると、先頭で誘導している人より先に着いてしまいました。係員2名が小走りで先導してきました。車両の速度が遅いのは、地上から徒歩で誘導しているためだったんですね。 

Koshuginza13

地下鉄用車両の形式写真が、歪みなく撮れるまたとないチャンス。仮台車を履いているとはいえ、車体の正確な形状や床下機器の配置などが分かりやすいので、将来資料として役立てられるよう撮っておくのが良いですね。まずは先頭の1605。

Koshuginza14 Koshuginza15 Koshuginza16 Koshuginza17

続いて左から順に、1505、1405、1305、1205、

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6両目の1105.

Koshuginza19

しんがりはもちろん、DD5516.

Koshuginza20

続いて公園へ移動してみると、まだ到着したばかりでした。少し待って9:30頃になると入換が始まり、

Koshuginza21

直進側となる北側の線路へまず6両押し込むと、

Koshuginza22

1605、1505の2両だけ切り離して残りを南側の線路へ移動します。2両ずつ分けるのは、夜間の中野車両基地への陸送を2両ずつ3回に分けて行うためだそうですが、見たことはありません。残り4両も分割するかどうか見守っていましたが、少し待っても動きがないため、あきらめて踏切へ戻ります。 

Koshuginza23

10:00頃、西群線で切り離したヨを引き連れて、川崎貨物へと戻っていきました。

帰りしな、塩浜機関区内でのこの機関車の留置場所を確認した限り、午後に水江線の運用に入りそうな気配がしたのですが、この日は夜までに原稿を修正しなければならなかったので切り上げました。10時半頃に某公園近くへ自転車を返却し、11時過ぎからは銀座のスタバで修正作業に明け暮れることになったのでした。

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2013年4月24日 (水)

◆メルヘン金町◆TMC400A

 JR常磐線金町駅から専用線が無くなって久しいですが、旧貨物駅の一部が保線基地として整備され、保線用のモーターカー2両とバラスト散布用ホッパー車、レール輸送用トロが常駐しています。

Tmc400a
■TMC400Aによる入換      2009年8月26日、金町

保線基地というのはあまりモチベーションが上がらないのですが、近所にこういうメルヘンチックな風景があるのでせっかくだからと思い撮ってみました。ユニオン建設の保線車両のうちの一部に、このように華やかな塗装が施されているようです。背後は教会……ではなく、結婚式場です。普段止まっている場所はもっと上野寄りで、入換をやる時だけこの場所まで出てきます。

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左のホッパー車、保線用にしては結構立派ですね。10tくらいは積めそうです。右のは富士重工の規格型TMC400A。JR東日本を中心に配置されている車種ですが、私の記憶が正しければ、2005年5月に九州の高千穂鉄道を訪れた際、終点高千穂駅に同型の色違いが1両いました。また2010年前後にJR東海の松坂駅か多気駅にも1両同型が配置されていたと思います。

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2010年7月29日 (木)

【碓氷鉄道文化むら】トロッコ列車シェルパくん(沿線撮影編)

 前回の記事で予告した「トロッコ列車シェルパくん」。車両の解説については次回以降できちんと取り上げますので(笑)、今回はアプトの道遊歩道を歩きながら見つけた撮影ポイントを紹介します。

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■碓氷鉄道文化むら内に設けられた、ぶんかむら駅 2010年9月

シェルパくんは、起点の「ぶんかむら」駅から終点の「とうげのゆ」駅までのおよそ2.6kmを、片道20分ほどかけて運行するトロッコ列車です。言わずと知れた、旧信越本線横川-軽井沢間の下り線の一部区間を活用して運行しているものです。

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■とうげのゆ駅へ向かうシェルパくん。  2010年9月、国道18号線新旧道分岐点付近

編成は、窓なし展望デッキ付のオープン客車1両、窓付きのエアコン装備客車1両の計2両を、

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■推進するのは、富士重工製のモーターカーTMC500A

JR東日本から譲り受けたモーターカー改造のディーゼル機関車が推進・牽引する形態です。

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■上信越自動車道碓氷橋を後にする、シェルパくん  2010年9月、まるやま駅付近

ぶんかむら駅-まるやま駅間は、旧信越本線横川駅-丸山信号所間そのもので、上下線が接近しています。このため、シェルパくんはアプトの道(旧上り線)に沿って走行します。

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■まるやま駅と丸山変電所。右の林に至る避線跡は跡形も無い。  2010年9月

丸山変電所は、1912年(明治45年)、信越本線の横川-軽井沢間電化時に電力を供給するために建設されました。1963年(昭和38年)に新線区間が新規開業しましたが、新旧両線の並行期間を経て完全に切り替わるまで稼動を続けました。1994年12月27日に国の重要文化財に指定されましたが、1997年9月の横川-軽井沢間廃止時にはまだ朽ち果てたままでした。2002年7月にようやく修復工事が完了し、現在の美しい姿に復元されています。

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■まるやま駅を発車するぶんかむら行シェルパくん  2010年9月

日本全国には、動態保存車両に客を乗せて走らせている保存鉄道は何箇所もあります。しかし、いずれも駅を設けているところはほとんどなく、通常は乗車した場所で降ろされてしまいます。これは、起点駅と終点駅を設けて客扱いをすると、鉄道事業法に基づく鉄道とみなされ、営業許可が必要になるためです。ところが、このシェルパくんは、アプトの道を含めて全区間が碓氷鉄道文化むらを実質的に保有する松井田町(現:安中市)の敷地内に設けられた園内遊具扱いのため、起点以外に終点と途中駅を設けることが出来るのです。

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■丸山変電所との競演

信越本線の現役時代と比べ、この場所を通過する列車は減りましたが、丸山変電所が観光資源として見事に再生したのは嬉しい限りです。

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■あくまでもカメラは水平。傾いているのは、連続65パーミルの上り坂によるもの  2010年9月、まるやま-とうげのゆ

まるやま駅を過ぎると、いよいよ峠の様相を呈してきます。上下線も徐々に離れていくため、撮影しやすいのが特徴です。

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■全区間PC枕木でバラストも充分

架線下トロッコは最近では珍しいですね。現役時代は、在来線では日本最大を誇っていた許容軸重17tの立派な軌道を、トロッコが走ります。乗り心地が良いのは当然ですね。

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■シェルパくん全区間で唯一の橋梁。 2010年9月

途中の霧積川橋梁はなかなか絵になります。

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■まるやま信号場から先(軽井沢寄り)の急勾配か実感できる。

川上側からは、丸山変電所が見下ろせます。

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■66.7パーミルの勾配標とシェルパくん  2010年9月

線路脇に66.7パーミルの勾配標が建立されています。レイルマガジン発行元のネコ・パブリッシングが出版している『惜別写真集 碓氷峠』には、この場所の下り線線路断面図が掲載されていますが、それによると本当の勾配は65パーミルとのこと。つまり、この勾配標は雰囲気を盛り上げるために設置されたオブジェというわけです。勾配標は、通常勾配の変化する場所に設置されるものですが、この勾配標は反対側も66.7パーミルになっています(笑)

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■旧下り線分岐点に接近するシェルパくん  2010年9月

とうげのゆ駅の手前で、旧下り線と分岐します。将来、旧熊の平信号場や軽井沢駅まで延伸することも念頭に置いた保存状態になっています(ちなみに、松井田町と合併した安中市の市長は、この計画に否定的です)。

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■とうげのゆを横目に終点とうげのゆ駅に進入  2010年9月

右に見えるのがとうげのゆです。屋根のある場所が男湯で、その左の柵のあるところが露天風呂になっています。露天風呂から背伸びをするとトロッコの走行を見ることが出来ますが、さすがに風呂場にカメラを持ち込むことは出来ないので、

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■1Fテラスからは午後順光。傾いているのは勾配によるもの  2010年9月

1Fのテラスが撮影ポイントになります。

Sherpa_from_tougenoyu
■とうげのゆ駅を発車したシェルパくん  2010年9月

模型鉄道のような光景です。運動がてら、一度訪問してみるのも悪くないですね。

つづく

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2010年5月28日 (金)

★トワイライトゾーン?★清洲の モ

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東海道本線の車窓から見えることもあり、もはやトワイライトゾーンでもなんでもないほど有名な、清洲の保線車両群。JRとの連絡部分はレールが撤去されており、孤立状態の謎の施設と化している。(2010年1月24日撮影)

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留置されているのはJR東海 建設工事部の保線車各種。

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■JR東海 建設工務部 土軌振-6

ダイハツディーゼル社製のバラストコンパクター。

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■JR東海 建設工務部 土軌タ-05

MATISA社製のバラストスイーパー。上のバラストコンパクターと組み合せて使用されるようです。MATISAはスイスの保線車両メーカーで、私鉄を中心に納入例も少なくないようです。

Kiyozu_doshamo300

■JR東海 建設工務部 土車モ-300

松山重車輛工業社製のモーターカー。

  • 型 式 : MJK-MR766
  • 自 重 : 17t
  • 製造年月 : 1992年(平成4年)2月 
  • 製造番号 : 102277
  • 牽 引 : 120t
  • 最高速度 : 50km/h

Kiyozu_tmc200

■記号番号不詳

富士重工製TMC-200と同型のモーターカー。

動くことはあるのでしょうか。

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