カテゴリー「 K.国鉄工場製のスイッチャー」の5件の記事

2013年3月26日 (火)

★長野総合訓練センター★スイッチャー入換訓練

 貨物列車の入換などに従事する専用線・専用鉄道のスイッチャー。日本国内で決まった時刻に動いているものは、甲種・特大輸送時のみ動くものも含めてすべて撮りつくしているので、残っているのは厄介なものばかりです。以前紹介した長野総合車両センターのスイッチャーのように、JRの臨時列車の運行を分析して撮れるものはまだ良い方で、最後に残るのはこのように地元の親切な方に教えていただかないと撮れないものばかりです(苦笑)

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 長野総合車両センターの敷地内には、長野総合訓練センターがあります。ここには、JRの職員が運転や入換の訓練を行うため、訓練用の電車(115系)とスイッチャー、貨車(ヨ8000形)が配置されています。

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電車の方は、本線上でも運転訓練を行うために車籍がありますが、スイッチャーと貨車は機械扱いで、原則として訓練センターから外に出ることはありません。もちろんスイッチャーの方は、以前紹介したように、稀にですが長野総合車両センターのスイッチャーの代替機として使用されることがありますが、車両センターから外に出て本線上を走ることはありません。

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 近所の方によると、2013年1月8日に入換訓練があるとか。昼過ぎに行ってみると、スイッチャーがヨ8000×2両を牽いて動き始めました。まずは、普段は手前にスイッチャーがいて綺麗に撮れない訓練車を撮影。

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引き上げた編成は、一番奥の線路へ転線します。ヨ8000には、車体の下半分にピンク色の塗装が施されており独特な雰囲気があります。

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こちらが長野総合訓練センターのスイッチャー、昭和41年国鉄浜松工場製の20t機です。足回りは車軸配置Bのロッド駆動です。ロッドが赤く塗装されており、SLの保存機みたいですね。

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訓練センター内の長さ50メートルほどの区間を何往復かしていましたが、しばらくすると、

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スイッチャーの反対側に連結されていたヨが切り離されました。

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種車はよく分かりません。もう1両のヨも含めて、17-22-01-202の機械番号が付与されています。2両1セットで機械一式の扱いなのでしょう。

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スイッチャー+ヨは、再び転線して今度は奥から2番目の線路へ入線。

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115系訓練車と並びました。

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しばらくするとまた引き上げて、

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再び連結。

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最後は定位置に戻っていきました。わずかな時間でしたが、めったに動かないスイッチャーの入換作業を見ることができました。地元の方に感謝するほかありません。

 なお本記事には人の姿がほとんど写っていませんが、これはプライバシー・肖像権に配慮したためです。通常の専用線の入換では、至近距離でなければ顔がはっきり判読できるような写真になることはまずありませんが、さすがにここまで車両に近い場所から撮ると、顔だけ写らないようにするのは難しいのです。だからといって、顔にモザイクをかけてまでネットで公開するようなものでもありません。よって公開できるのは、身体ごと写っていない写真に限定されるわけです。

実際の現場の雰囲気は、スイッチャーの運転士以外に、手旗信号を振る方、スイッチャーを誘導してポイントを切り替える方、一連の手順をチェックする方など、総勢7~8名の職員の方々が関わっていました。念のため報告しておきます。

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2012年3月 5日 (月)

★JR西日本★松任工場のスイッチャー 《さようなら まつかぜ号》

 JR西日本の松任工場(現 金沢総合車両所松任本所)には、入換用スイッチャーが2両配置されています。とはいうものの、近頃は、富山地域鉄道部所属で双頭連結器を装備したDE10形ディーゼル機関車1035号機がメインで入換を担当しており、スイッチャーが表に出てくることはありませんでした。

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■松任工場の入換機のDE10 1035    2011年8月21日、松任本所公開時に撮影

上の写真の撮影時に工場スタッフに聞き込みをした結果、スイッチャー2両はまだ現役で、解体されていないことまでは確認できたのですが、展示物でもないため撮影することはできませんでした。

●ふいに!?

 2012年2月16日木曜日の夜、松任工場のスイッチャーが動く夢を見たので、週末に金沢に行ってみることにしました。17日金曜日退社後、北陸フリーきっぷを購入し、とき→最終はくたかと乗り継いで金沢で前泊。翌土曜朝に松任工場へ直行してみると…

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■松任工場内に留置されたDL群。中央はDD15 39  2012年2月18日

工場内の線路上に、なにやら機関車が並んでいました。

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■仲良く並んだ協三工業製20tスイッチャー(左)と、DD15 39(右)

まずは、DD15の横に並んでいるスイッチャーから観察してみます。

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■松任工場の2代目スイッチャー、06-28-05-002

この車両は、1977年(昭和52年)協三工業製の20t機です。一見すると、平凡な協三機に見えますが、実は汎用型とは大きな違いがあるのです。

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■キャブ妻面の窓の大きさが左右で異なるのがポイント。

よく見ると、キャブの公式側が拡張され、キャブ前面・背面にそれぞれ2枚ずつ設けられた窓の大きさも左右非対称なのです。

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真後ろから見ると、キャブの左側(公式側)だけが台枠より外側へはみ出しているのがよく分かると思います。屋根のRの中心も、車体中心からずれていますね。

こういった車両はオーダーメイドの異端車と捉えられがちですが、実はそうでもありません。同型機が何両もあるからです。そしてなんとこの内の2両は、まだ国内で現役なのです。

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■大井工場のスイッチャーE-103  2011年8月27日、東京総合車両センター

1両は、以前の記事で紹介した大井工場のE-103です。キャブが台枠から外側(手前)に向かってはみ出しているのがよく分かると思います(正面からの写真は、リンク先の記事を参照のこと)。

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■秋田臨海鉄道203 左右非対称の窓がポイント。 2012年1月7日、秋田港

もう1両は、秋田臨海鉄道203です。このスイッチャーは、以前は北線の秋田北港駅に連絡する非鉄金属メーカーA社専用側線で入換に従事していましたが、2012年1月現在、南線向浜駅に連絡する製紙メーカーN社専用側線の予備機として健在です。大井工場E-103同様にキャブが拡張されているのが、この角度からだとよく分かりますね。


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■初代スイッチャー「まつかぜ号」、06-28-05-001  2012年2月18日、松任本所

次に奥の機関車を見てみます。こちらは1961年(昭和36年)国鉄工場製の20t機です。キャブの意匠やロッド駆動であること、形態等から判断して、鷹取工場ないし浜松工場製でしょう。

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以前は「まつかぜ号」として親しまれていたスイッチャーですが、「まつかぜ」のネームプレートは既に取り外されています。こちらもほぼ同型の車両が何両か現役で活躍中です。

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■長野総合車両センターの20t機。赤いロッドが目を惹く。

最も形が酷似しているのは、長野総合車両センター訓練センターの国鉄浜松工場製20t機です。

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■ 東京総合車両センターの20t機、E-102 

改造されて形が若干変わっているものも含めれば、以前紹介した大井工場のE-102や、土崎工場(現 秋田総合車両センター)の20t機などがあります。

 なお今回取り上げた松任工場のスイッチャー2両は、残念ながら2012年3月上旬に解体されましたので、ここに報告しておきます。

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2011年11月16日 (水)

★長野総合車両センターのスイッチャー★訓練センターの予備機

 今回紹介するのは、撮影することが困難なスイッチャーの中では5本の指に入る(注:日本国内、製鉄所を除く)であろう、JR東日本長野総合車両センターのスイッチャーです。

長野総合車両センターには、旧 長野工場時代から2両の入換機が配置されています。

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1両は、ウグイス色の協三工業製25t機で、平日はほぼ毎日稼動しています。もう1両は…

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■訓練センター常駐の115系訓練車とスイッチャー

東側の長野総合訓練センターに常駐している20t入換機で、今回の主役はこちらです。

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訓練センターの入換機は、めったに動くことのないマニア泣かせの代物です。普段はこのように敷地外の駐車場から撮れる位置に留置されていますが、必ずと言って良いほどフェンスや架線柱が手前にあり、綺麗に撮るにはやはり動くところを狙うしかないわけです。

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■訓練センターから出場するスイッチャー    2011年1月19日

 とある方からお寄せいただいた情報によると、訓練センターの機関車は総合車両センターの予備も兼ねており、めったに動かないが、月に一度給油のために出場するので撮れないことはない、とのこと。早速出かけてみました。時刻ははっきり決まっていませんが、東京始発の「あさま」で行けば間に合う、と申し上げておきましょう。

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単機で出場した訓練センターのスイッチャー。前日まで飯山線が運休するほどの大雪が降っていましたが、入換は通常通り実施されるようです。

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このスイッチャーは、1966年(昭和41年)国鉄浜松工場製の20t機です。スポーク車輪にロッド駆動。最近では珍しくなりましたね。この車両の同型機は、

  1. JR東海浜松工場の入換機L2(機械番号 06-28-01-002)
  2. JR西日本吹田工場の入換機(06-28-99-272)
  3.  〃 松任工場(現 金沢総合車両所松任本所)の入換機まつかぜ号(06-28-05-001)

など数両いましたが、現在はどうでしょうか。浜松・吹田の2両は弊ブログで紹介したとおり新型機に置き換えられており現存しませんし、松任の入換機は現存しますがDE10に置き換えられ、稼動する機会はほとんどありません。したがって、この入換機は東京総合車両センターの入換機と並び、貴重な国鉄工場製ロッドスイッチャーということになります。

なお土崎工場(現 秋田総合車両センター)にも元 同型機はいますが、ボンネットが改造されており若干形態が異なっています。

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解体予定の車両を横目に給油場所へ向かいます。

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スイッチャーの停止しているところが給油場所です。解体線のかなり奥ですね。

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10分ほどで終わると、再び出場し、

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入換を行うことも無く元いた場所へ戻っていきました。

結局、車両を連結していないとボンネット側を撮れる位置まで出てこないことが分かりました。屋根に雪が乗っていない状態でボンネット側から撮りたいため、再チャレンジすることにしましたが、問題はいつ動くのかです。

 後日、この時に一緒に撮影した方のブログを発見したのですが、その方の観察記録によると、必ずしも定期的に月に一度出場するわけではないようで、2ヶ月毎のようでもあり、3ヶ月毎のようでもあります。ということで、最小公倍数をとって半年後のまったく同じ日に訪れることにしました。論理的には、かなりの確率で撮れるはずです。

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■長野総合車両センターの廃車解体線  2011年7月19日

今度は真夏。解体予定の車両が変わっています。

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左側には、なんちゃってL特急あさま風味の「回送」幕を表示した189系が留置されています。幕の下には「惜別OM201」の表示。なかなか洒落が効いていますね。

この場所でしばらく待機していると、この日は訓練センターのスイッチャーを使うとの情報をキャッチしました。BINGO!

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反対側に移動すると、早速出場して北側にある車両工場へ向かっていきました。車両工場の東側には工場建屋が、西側には長野新幹線の回送線があり、残念ながら外から撮影することはできません。

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しばらく入換を行うと、戻ってきました。よく観察すると、ある場所の状態が変わっていますがお気づきでしょうか。工場へ向かう前は、ボンネット側の双頭連結器が自動連結器になっていますが、戻ってきた時には密着連結器に変わっています。密連の電車を入れ換えたわけですね。

転線すると、今度は廃車解体線の方へやってきました。

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先日幕張から回送されてきたばかりの113系スカ色MM’ユニットを引き出します。別の線路に転線し、湘南色MM’ユニットを連結して引き出すと、

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工場へ向けて推進していきます。先頭は湘南色、

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後方はスカ色、そしてしんがりはもちろん、

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浜松工場製ロッドスイッチャー。

半年がかりになりましたが、めったに動かない貴重なスイッチャーを撮影することができました。中々手強い相手でしたが、情報収集と推理によって、極力無駄足を踏まずに結果を残せたのは良かったと思います。

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2011年8月28日 (日)

★東京総合車両センターのスイッチャー★重連で活躍

 2011年8月27日土曜日、今年も例年通りJR東日本2011夏休みフェア『東京総合車両センター 一般公開』が開催されました。上越線のSL2往復走行&すれ違いイベントに行こうかどうしようか迷いましたが、群馬の天気が悪そうなのでこちらに決めました。

Ooi_entrance

入口で案内図を受け取り、早速スイッチャーがいそうな場所へ向かいます。

E231_yamanotekuha

途中には山手線用E231系が細切れにされて留置されていました。こういった車両は、イベント終了後に組成されることが多いため、入換への期待が高まります。

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車両展示コーナーには、東側から順に、E217系、クモヤ143、スイッチャー重連、ミュートレイン、中央線用E233系、EF510北斗星、185系復刻湘南色が並べられていました。

Kumoya143

電車界のスイッチャーとも言える、クモヤ143形事業用電車クモヤ143-1。展示スペースではない場所にもう1両いました。

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そして今回の主役。大井工場のスイッチャーです。何の都合かは分かりませんが2両が重連を組むような形で留置されています。デザインから察するに、手前は国鉄工場製(おそらくは浜松ないし鷹取)の20t機、奥は協三工業製20t機でしょう。この角度からは見えませんが、手前の車両はおそらくロッド駆動のはずです。

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国鉄工場製スイッチャーの端梁部を拡大。電車を入れ換えるための双頭連結器は、車両工場のスイッチャーの標準装備です。スイッチャーが自動連結器しか装備していない場合は、双頭連結器を装備した貨車(控車など)を連結して使用されることが多いようです。

右上にジャンパ栓納めが2つありますが、その割にはジャンパ線(栓受け)がどこにも見つかりませんね。何のための装備でしょうか。形態的には、国鉄101系電車をはじめとする初期の新性能電車が備えているKE58形ジャンパ連結器用に見えるのですが…。

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ボンネット側は立入禁止区域のため、正面から撮影することができません。そこで、側面から可能な限り情報を拾ってみることにします。

まずは協三工業製20t機から。このタイプには類似のものとして15t機もあるのですが、15t機はボンネット側面の点検蓋が6枚とも同じ大きさであるのに対し、この車両はキャブ側の2枚のみ小さくなっており、20t機で間違いありません。銘板については、通常は台枠部にあるので探してみたのですが、みつかりません。

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仕方が無いので、キャブ側面の機械番号を記録します。この番号は、別工場へ配置換えになると振り替えられてしまうことがあるため、記録として製造番号ほど万能ではありませんが、何も無いよりは役に立つものです。

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もう1両、国鉄工場製の20t機は、現役展示車両の奥にひっそりと佇んでいます。やはり立入禁止ですので拡大してみましょう。

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このタイプも15t機と20t機がありますが、このボンネットの長さですと20t機ですね。先程後ろから観察した際にロッド駆動のはずだと申し上げましたが、予想は的中しました。スポーク車輪に赤い連結棒がついているのが確認できると思います。

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後位側の車輪付近を見てみると、車輪に埋め込まれたカウンターウェイトの上に銘板を取り外した跡が見えます。

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機械番号は連番でした。国鉄工場製の方が設計としては古いので、おそらく製造年・導入年も古く、機械番号も若いのでしょう。

 一通り見学を終えると、イベント終了時刻の15時前に工場を出て移動します。大井工場は、まだ小学生の頃に撮れる場所が無いかどうか探して回りを1周したことがありますので、勝手は大体分かります。が、あれから25年がたち、フェンスができてまともに撮影できなくなっていたのは少し残念です。そういえば当時は、ちょうどチェルノブイリの原発事故が起きた直後で、新聞部に在籍していた私は、子供ながらに必死に情報を集めて学級新聞に記事を書いたものです。25年後にフクシマでまた事故が起き、また同じ場所に来ていることに、何やら因縁めいたものを感じてしまいます…。

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入換は15時半頃から始まりました。最初は上の中央線用E233系が自力走行で入換、続いて重連スイッチャーがクモヤ143を入換えました。いずれも、スタンバイしていた場所が悪く失敗しましたが、何度目かの入換で、ようやくまともに撮ることができました。先頭の機関車のキャブ内に運転士の姿(ヘルメット)が見えますが、次位の機関車には誰も乗っていません。

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大崎駅側へ引き上げた重連スイッチャー。国鉄工場製の方はキャブ側窓下にE-102の表記が見えます。102は機械番号の下3桁と一致しており、入換動車にはお約束の付番ルールですね。ちょうどロッドが一番下に来た瞬間を撮りましたが、どうでしょうか。フェンスが邪魔で分かりにくいですね(苦笑) 画像をクリックすると拡大するのでよく観察してみてください。

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■国鉄工場製20t機E-102(左)と、協三工業製20t機E-103(右)  2011年8月27日、東京総合車両センター

フェンス越しとはいえ、車両研究派としては意地でも形式写真を撮っておきたいものです。執念でなんとか撮りました。2両とも、ボンネット端部に旋回灯を2基備え、操車掛が乗るための籠が付いています。これで無線アンテナが付いていたら、もはや製鉄所の機関車ですね(笑) 左のE-102は、国鉄浜松工場・鷹取工場製のスイッチャーに特徴的な左右非対称の前面3枚窓を備え、足回りはロッド駆動です。右のE-103は、協三工業の標準的な顔ですが、端梁にはおそらく連結部を照らすためであろう照明が付いています。

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東京総合車両センター内には、テレコンRRアントも導入済。スイッチャーが置き換えられてしまわないかどうか気になるところですが、重連を組んでいるところを見ると、アントに置き換えられない理由が何かあるのかもしれませんね。大崎駅に向けて勾配があるのも理由の一つなのでしょうか。重連で動くことを最初から知っていれば、工場スタッフに聞き込みをしていたと思いますが、今回は動く時刻や曜日しか聞きませんでした。

 そういえば、このイベントと迷った方の上越線のイベントですが、なんでもSL同士がすれ違う瞬間が木の陰だったそうで(笑)、列車に乗車しない限りすれ違いは撮れなかったようですね。やはりこちらのイベントに来て正解でした。

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2011年1月12日 (水)

★福井鉄道★国鉄長野工場製20tスイッチャー

 私鉄の貨物輸送が衰退した昨今、福井鉄道のようにいまでもスイッチャーを使用している事業者は珍しいのではないでしょうか。

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■福井鉄道の国鉄長野工場製20t機   2011年1月9日、浅水

今回紹介するのは、福武線においてバラストやレールの輸送に使用されている協三工業タイプの20t機です。

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見た目は協三ですが、昭和47年国鉄長野工場製となっています。

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■普段は、バラスト輸送用ホッパー車を連結して待機している  2009年8月、福井新(現・赤十字前)

普段は赤十字前駅の側線でホキに繋がれたまま留置されており、その姿を見ることが出来ますが、

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■200形電車とのツーショット        2011年1月9日、浅水

時折レール輸送に従事する際は浅水駅で見かけることもあります。

●レール輸送用トロッコ

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レール輸送に使用されているトロッコも特徴的です。左から、機関車に連結されている順に並べてみましたが、1両目と3両目がクレーン付、2両目はクレーンなしです。そしてなんといっても注目なのが、その台車。外観的には、どう見ても電車用のイコライザー台車を流用しているとしか思えません。どういった経歴の台車なのでしょうか。誰か調べてくれないかな…?

保線に従事する車両であり、軌道モータカーのような使われ方をしているものですから、スイッチャーに分類するのもどうかと思いましたが、こんな車両もありますということで。なお車籍はないので白昼堂々走行することは無いと思います。

●新車搬入時の入換用として活躍

 西武生工場の入換には、電気機関車デキ3が使用されていますが、2013年3月31日から営業運転を開始したF1000形を搬入する際には、このスイッチャーで入換が行われたようです。よく考えてみれば、クレーンで車体を吊り上げてレールに乗せる作業は架線下では行えませんので、電気機関車では無理ですね。今後、F1000形は毎年1編成ずつ増備されますので、また同じシーンが見られるかもしれません。

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