カテゴリー「▼私鉄の希少車輌 6.中国四国」の10件の記事

2017年10月29日 (日)

★130万アクセス突破★一畑電車7000系登場時試運転

 2016年12月から運行開始した、一畑電車の7000系。昨年デハニ撮影のついでに試運転も撮っていました。11月14日、デハニ53が体験運転で構内を往復するのを撮るため、車庫のある雲州平田駅に正午前に着くと、

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7000系電車が東側にある古い車庫の手前に留置されており、しばらくするとホームへ入ってきました。

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デハニを撮り終えて13時過ぎにホームに戻ってもまだいたので、これは試運転があるかもしれないと考え、後部標識灯の点灯していない方へ発車すると想定し、少し離れた田園地帯へ移動。

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すると14時過ぎにやってきました。今では色付けされている車体は、この試運転当時はまだ無塗装。こうして側面から見てみると、近畿車輛で製造されたJR四国7000系の車体をベースにしていることがよく分かります。もっとも中央扉に見える部分は扉ではなく壁で、制御装置と主電動機はモハ225とほぼ同じですので、7000系の同型車に括るのはやや問題があるでしょう。ちょうど、モハ223とクモハ125の関係に似ていますね。

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2015年10月23日 (金)

★940000アクセス突破★伊予鉄道の平面交差

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 2015年のゴールデンウィークに四国を訪れました。後半4日間は愛媛県内を周遊し、伊予鉄道大手町駅付近にある鉄道・軌道の平面交差(いわゆるダイヤモンドクロス)も見物。元・京王電車と路面電車の顔合わせと…

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電車による通せんぼも撮影。でもこのような地上からの写真は多くの方が撮影されていますが、


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今回の収穫は、上から俯瞰できたことですね。線路の交差はやはり俯瞰するに限ります。

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2015年7月31日 (金)

★900000アクセス突破★14年ぶりの坊っちゃん列車

 今年のゴールデンウィークは、四国三県(とさでん、琴電、いよてつ)を訪れました。松山を訪れたのは2001年に道後温泉に来て以来ですから、実に14年ぶりです。

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当時は乗り鉄主体で坊っちゃん列車をしっかり撮っていなかったので、今回は松山駅近くでレンタサイクルを借り、元松山電気軌道である軌道線区間を中心に周遊しました。

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坊っちゃん列車の魅力は、なんといってもSLスタイルの列車(実際はDLですが)が街中の路面区間をクルマと一緒に堂々と走行するところですね。住民の方々も見慣れてきたとはいえ、ゴールデンウィークは行楽客=余所者が集まるので、やはり注目の的です。


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客車は1両連結の編成と、2両連結の編成がありました。私が訪問した日は、前者の牽引機が14号機、後者のが1号機でした。

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路面区間では、分岐器を切り替えるために客車の屋上に設けられたBügel状の装置を架線に押し当てます。

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そして、終端駅での方向転換も名物の一つ。左は松山市駅前、右は古町の車庫内での旋回シーンです。

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とは言うものの、やはりSL列車は路面より専用軌道区間の方が似合うのもまた事実。

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圧巻は、鉄道免許路線である伊予鉄道高浜線を平面交差で横断するシーンですね。元京王電鉄の電車が、一瞬とはいえ坊っちゃん列車と同じ線路を走行しているという事実。ヘンテコリンで、好感度アップ↑

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反対側から見ると、より至近距離で線路を豪快に横断するのが見られます。

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「カーンチッ」で有名な東京ラブストーリー最終回で登場した某駅。その駅前の公園には、レプリカではない本物の坊っちゃん列車が大切に保存されています。塗装し直したばかりらしく、ピカピカでした。

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2015年7月 8日 (水)

★890000アクセス突破★琴電23号Fandango Red塗装お披露目撮影会

 2015年5月2日土曜日、高松琴平電鉄仏生山工場で、20形23号を含むレトロ電車の撮影会が催されました。23号にとって今年2015年は、1925年(大正14年)の製造から90年を迎える、節目の年。これを記念し、全般検査後の再塗装の色をホームページ上の人気投票で決めることになり、23号は1980年代後半以降の琴電標準色とも言える懐かしいカラー「ファンダンゴレッド」に塗り直されることになりました。今回はアクセス突破記念として、撮影会で登場した全ヘッドマークを紹介します。

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 撮影会開催前に訪れてみると、既に23号、120号、300号電車が並んでいました。入換が撮れると密かに期待したものの、前日のうちに終わっていたみたいです。前日は、朝一番で水島臨海鉄道のDE701牽引の貨物列車を撮影後、瀬戸大橋を渡って高知へ移動し、午後からは とさでん交通貨1形電車を使用した花電車を撮影して高松へ戻るという強行軍で疲れ切っていたため、寝坊したのが正直なところですが、早起きしても結果は同じだった模様。


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車庫の外側を歩いていくと反対側からも撮れました。いよいよ撮影会の始まりです。

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まずは23号に「移動禁止」「卒寿」の掲出。

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120号には「鉄道友の会1988年エバーグリーン賞」と「近代化産業遺産認定」、300号には「急行りつりん」と「復刻記念特別運行」を掲出。

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次は、23号に「試運転」「90年」記念HM、120号に「さようなら100号」「近代化産業遺産認定」、300号に「岡本行」「近代化産業遺産認定」。

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3幕目は23号に「大町」「23号車車両年齢80歳おつかれさま」、120号に「陶行」「近代化産業遺産認定」、300号に「佛生山」「近代化産業遺産認定」。

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4幕目は23号に「琴電屋島行」「卒寿」、

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120号に「貸切」「近代化産業遺産認定」、300号に「臨時」「近代化産業遺産認定」。

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5幕目は23号に「瓦町」、120号に「瓦町行」、300号に「瓦町行」の瓦町三つ巴。色がすべて異なるのもいいですね。

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6幕目は23号に「長尾」、120号に「大町」、300号に「長尾」。このあとHMをすべて取り外して撮影タイムの後は、撮影者の要望に応じて付け替えが行われました。

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まずは急行三つ巴。

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お次は、意外と王道過ぎて無かった「高松築港」三つ巴。23号のみ紹介。

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さらに23号は青地の「高松築港」へ交換、120号と300号は「佛生山」に交換し、23号に急行板を取り付けて。以上で終了となりました。

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個人的には一番左側のデカ1形電車に何か付けてほしかったですが、悪乗りしすぎ?と思ってやめました。

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このあと入換が行われ、デカ1形も電車を牽引して動きましたが、それはまた別の機会に。

●2015年7月10日追記 『Fandango Red』について

 琴電公式には「ファンタゴンレッド」という誤った呼称が定着してしまっている「ファンダンゴレッド」ですが、今日歓送迎会のときに職場の女性社員に聞いてみたら、「少しオレンジとピンクの色味が入った明るい赤」のことだそうで、ファッション業界では割と普通に使われている呼び名みたいです。(聞いた相手の主観なので、もしかしたら間違っているかもしれません) ひとつ、勉強になりました。

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2014年7月19日 (土)

◆某所の静態保存車?◆元伊予鉄道モニ30

 2014年ワールドカップブラジル大会がドイツ優勝で幕を閉じました。2002年の日韓大会決勝ではブラジルに、2006年のドイツ大会準決勝ではイタリアに、2010年の南アフリカ大会準決勝ではスペインに、とドイツを応援する度に何度も苦汁をなめてきただけに、喜びもひとしおです。でも、サイドバックのフィリップ・ラームが代表引退を発表してしまいました。ドイツ大会での彼の開幕戦ゴールは今でも目に焼き付いています。

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 さて、そのワールドカップが開幕したばかりの6月中旬、関東某所の保存車輌を見に行ってきました。私は基本的に、一般の鉄道の静態保存車を撮る趣味はないのですが、入換用となると話は別です。

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トラック輸送時にそのままでは高さが限界を超えてしまうため、キャブが上下に切断されました(クリーム色の部分と朱色の部分で2分割)。ここで再び組み立てられ、綺麗に整備されるのでしょうか。個人所有とのことです。(管理者の許可を得て撮影)

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その特徴的なブリル台車がまた線路の上に乗る日が来るのかどうか、見守っていきましょう。

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2014年7月13日 (日)

★710000アクセス突破★某所のスイッチャー

 2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会の観戦で寝不足気味の日々が続いている社長です。日本代表の試合は初戦しか観ていませんが、ドイツ・フランス・オランダの試合は予選から決勝トーナメントまですべてライブで観ました。しかしこのお祭りも、もう明日早朝に行われる決勝戦で、いよいよフィナーレです。2002年の日韓大会以来、本格的にドイツを応援し続けている私としては、何としてもドイツに優勝してもらいたいものです。

 さて、そのワールドカップの開幕戦が行われた直後の2014年6月14日土曜日、所属クラブのACCUM見学会(乗車会??)に参加するついでに、某所へ立ち寄ってきました。

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★許可を得て撮影。

 修復が終わるまでの間、盗難防止のために銘板は外されていますが、おそらく左の水色のはカルピス専用側線(国鉄伯備線総社駅連絡)の入換に使用されていた鳥居運送の日立製作所製15屯機、右のマルーンのは住友大阪セメント伊吹工場専用側線(国鉄近江長岡駅連絡)の工場内入換に使用されていた協三工業製10屯機と思われます(正確な情報を確認中です)。右のスイッチャーは、他の同型機を動態化するためにエンジンを抜かれており、現状では自走することができません。

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★入場手続きを経て撮影

こちらがエンジンをもらって復活した、太平洋セメント坂祝SSからやってきた協三10屯機。持ち主の方のお話によると、住友大阪セメントと交渉して譲り受けたとのことでしたが、車体には秩父セメントの社紋が入っていますし、坂祝には住友セメント・大阪セメントのSSは過去においても存在しませんので、おそらく勘違いではないかと思われます。

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2014年6月23日 (月)

★700000アクセス突破★広電ハノーバー電車

 ブログ通算アクセス数が70万を突破しました。アクセス突破記念はこれまで、毎回時事ネタか地元ネタと決めているので、今回もそのテーマに沿ったものから。(といっても撮影から3か月が経過してしまった…苦笑)

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 2014年3月21日、瀬野八でEF67形1号機を撮った あと山を下ると、広電ハノーバー電車の1往復目にぎりぎり間に合いました。

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ドイツのハノーファー市で使用されていた路面電車で、1988年に広電へ寄贈されました。ドイツ語を勉強したことのある方には釈迦に説法ですが、ドイツ語のVの発音は「ヴィ」ではなく「ファウ」であり、濁りません。したがってHannoverの発音は「ハノーファー」であり「ハノーバー」ではありません。ハノーバーという呼称はアメリカ合衆国の街の名前として知られているので、間違いやすいですね。
 

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1000形電車「ピッコロ」と並びました。Piccoloはイタリア語で「小さい」ですが、こうして並ぶとハノーバー電車の方がピッコロですね。

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雨が降ってきたので、立体駐車場で待ち構え。

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ドイツ国旗をはためかせて江波へ向かいます。

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江波車庫では雨がやみ、他の電車と並びました。

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サイドビュー。単車の特徴がよくわかります。

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台枠は板台枠のようです。ボディ側面には寄贈を記念したメッセージが添えられています。

「Hannover grüßt Hiroshima」の「grüßt」は、「grüßen(挨拶する)」という動詞の三人称単数男性形ですが、「ハノーファーが広島に挨拶する」では、いまひとつしっくりきません。しかし、ドイツ人の書いてくるメールの最後によく登場する「MfG」を思い起こすと分かりやすいですね。MfGは「Mit freundlichen Grüßen(ミット・フロインドリッヒェン・グリューセン)」の略で、英語で言う「Sincerely yours」に相当する結びの表現です。「Freund(フロイント)」は「フレンド」ですから、フレーズ全体では「親愛をこめて」みたいなニュアンスになります。それを踏まえると、上の日本語訳もしっくりきますね。

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これだけ車体が大きいのに自重は10t。昭和1桁の電車にしては軽量車体なんですね。それでいて、付随車を牽引する力があるというのですから、たいしたものです。

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パンタグラフ。

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江波車庫から横川まで、今度は乗り鉄を楽しみます。

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運転台。マスコンは現在の欧州の電気機関車同様に円形ハンドルですが、ブレーキ弁は日本の路面電車とほぼ同じような形です。

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客室はクロスシートで、1+2列配置なのでゆったりしています。木製の椅子に温かみを感じます。

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車内の壁にあったAEG(アルゲマイネ)社のメーカーズプレート。

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横川からの折り返しは、ホームで待っていた大量のお客さんが乗り込み、大人気でした。今度は復活した大正電車を撮ってみたいものです。

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2014年6月 8日 (日)

【日立製戦時標準型電機】住友鉱山専用鉄道ED104

 2014年3月下旬、名古屋出張を終えた週末は広島へ向かいました。翌日土曜日は、午前中に引退間近のEF67形1号機 広島電鉄ハノーバー電車を撮影 したあと瀬戸大橋を渡り、新居浜へ。午後はマイントピア別子と別子銅山記念館へ赴きました。

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記念館には、住友鉱山専用鉄道の上部軌道で貨車の牽引に使用されていた蒸気機関車と、下部軌道で使用されていた電気機関車、それに鉱山内部で使用されていたバッテリー機関車と貨車数両(鉱車と人車)が保存されています。電気機関車の方は、戦中から戦後にかけて日立製作所で製作・量産された凸型の機関車と同タイプの車両で、いまでも保存されているのはここにある1両だけです。

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別子銅山の端出場から国鉄新居浜駅、そして海沿いの新居浜港・惣開を連絡するために敷設された住友鉱山専用鉄道では、合計4両の20t電気機関車が使用されていました。うちED101~103までの3両は日立製作所から納入されたものでしたが、最後の1両であるED104は、日立製作所から部品の供与を受け、住友鉱山自身が組み立てています。保存されているのはED104、自分で組み立てた車両というわけです。軌間は762mmのナローゲージですが、車輌限界は軌間の同じ他の鉱山鉄道のものと比較すると一回り大きいようです。とはいえ、国鉄はもとより地方鉄道の車輌限界と比べても、一回り小さいですが。

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末期の塗装を再現しており、屋根がなく屋外展示にもかかわらずきれいな状態を保っています。パンタグラフも健在です。手入れが行き届いています。

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反対側から。同型の機関車はテキ521・522として京福電鉄にも納入され、2014年現在でもえちぜん鉄道の除雪用として活躍しています(詳細はこちら )。京福の車両は戦後の設計で、私鉄向けに窓回りのデザインもRのついた洒落た意匠に改められていますが、住友別子の車両は産業用なので外観はシンプルです。寸法はほぼ同じですが京福のテキ521は軌間1,067mm用ですので、台車は異なり、やや蟹股な印象です。

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住友グループの井桁マークも健在。別子銅山は住友発祥の地で、現在でも新居浜の瀬戸内海沿いには住友化学の工場群が広がっています。JR新居浜駅が2014年現在でも貨物扱いを継続しているのは、この駅に住友化学という大需要家がいるためです。仕事上のお付き合いで名刺交換させていただくと、会社毎に井桁マークの色が違うことに気づきます。私の手元には緑・赤・青の会社のがありますが、ほかにどんな色があるのでしょうか。

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連結器はピンリンク式です。

●おまけ

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 私はナローゲージにはあまり興味はないのですが、せっかく四国に来たのでマイントピア別子にも立ち寄りました。実は2001年夏にも来ているので初めてではありませんが、桜が咲いているということで。別子銅山の坑道と専用鉄道を連絡していた軌間508mmの線路の廃線跡に、軌間762mmの軌道を敷設し、観光用のトロッコを走らせています。SL風の機関車は電気駆動で、2本のレールの脇に敷設された3本目のレールから電力を調達して走行します。

【参考】

  • 岡本憲之「究極のナローゲージ鉄道 せまい鉄路の記録集」 講談社、2012年。
  • 岡本憲之「究極の現役ナローゲージ鉄道」 講談社、2013年。

※そういえば著者の岡村さんは先日タモリ倶楽部に出演されていましたね。

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2013年10月15日 (火)

★555000アクセス突破★広島電鉄の花電車

 先月の3連休最終日の午前中、広島電鉄を訪れました。秋の交通安全運動の一環で花電車が運転されるからにほかなりません。

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■花電車として運転される、広電貨50形51号    2013年9月23日、広島駅前付近

 前日は、翌朝一番で博多総合車両所のスイッチャーによる入換を撮るべく博多南のホテルに泊まり、9時前ののぞみで広島へ。滑り込みですが花電車の午前便に間に合います。

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今回はシンプルな花電車。とはいえ、逆に車体の本来の形状が分かりやすくて良いかもしれません。

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広電は続行運転が見どころですが、花電車も700形、3700形の続行でやってきました。

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上から見るとがらんどうですね(笑) 1980年に750形759号から改造され、元は大阪市電1600形とのこと。

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たまたまだと思いますが、信号の切り替わるタイミングが良く、自転車で追いかけて何度も撮れました。(ただし安全には十分注意しましょう)

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橋のちょうど真ん中から、中洲へ渡る橋が直角に分岐していることから、戦前には米軍からThe T-Shaped Bridgeと呼ばれ原爆投下の目標にされた、相生橋。

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戦前製の電車と原爆ドームが、歴史を物語っています。

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2012年8月11日 (土)

★360000アクセス突破★広電被爆電車651形

 2012年8月6日、広島に原爆が投下されて67年となりました。今年は、昨年とは異なり脱原発運動もジワジワと浸透している ようで、この時期広島のホテルはどこも満室。仕方なく、西条駅前のホテルに泊まることにしました。

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 私は、両親が共働きだったこともあり、小学3年まで学童保育所に通っていました。そこでは、毎年夏になると、先生に引率されて街のコンサートホールへ行き、映画上映会に参加するのが通例でした。映画といっても、子供受けするスタジオジブリ作品などではなく、原爆の記録映画です。いま思えばディープですね。(そもそも1981~83年当時は、まだジブリはメジャー化していませんでした)

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30年近く前のことですのであまり詳細は覚えていませんが、たしか主人公は被爆して白血病を患った女性で、骨髄移植を繰り返しながら生き続けるものの、最後は若くして他界してしまう、そんな内容でした。まだ当時は子供でしたので難しいことはわかりませんでしたが、うつ伏せになった患者の背中に、指の太さほどの巨大な注射針が刺される様子が、目に焼きついています。当時としては、若干トラウマになっていたかもしれません。

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大学に入る頃になると、地球温暖化やオゾン層破壊などの環境問題が社会的にも大きく取り上げられるようになりました。大学で理学部化学科に進んでいた私は、「放射線化学」を専攻しました。原子核物理学が、放射線を出す側の原子や素粒子を研究する学問分野であるのに対し、放射線化学は、放射線を受けた原子・分子の振る舞いを解明するものです。オゾン層や電離層などの上層大気では、太陽からの放射線(太陽風)にさらされた原子・分子が、地表付近とは異なる挙動を示します。このため、実験で似たような状況を再現するには、真空に近い状態まで空気を抜いたガラスの容器内に微量の原子・分子を封入し、加速器で放射線を当てて、イオン化や励起の状態を観察する必要があるわけです。

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こういう分野ですから、当然ながら物理化学はもちろんのこと、放射線や加速器のオペレーションに関する知見が不可欠になりますので、指導教官も原子核物理から転向したような、そっち系のムラの人もいました(苦笑)

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そして、私が大学院修士課程のとき、その事故は起きました。言うまでもない、東海村JCOの臨界事故です。日本人は、あれから一体何を学んだのでしょうか。

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おそらく、チェルノブイリの事故以降、理科系の人間の中にも(単に理系アタマを持っているという意味ではなく、実験・研究の経験があるという意味の理系人間)、原子力発電に夢を抱けなくなっている者は少なくないと思いますし、賛成する者も、その理由は代替手段が他に無いというきわめて消極的なものが主流でしょう。事実、1990年代以降、各大学にあった「原子力工学科」「原子炉工学科」の中には、「エネルギー工学科」のように暖簾を変えているところも見受けられます。「原子力」というキーワードが入っていると学生が集まらないからです。ホットな分野では無いということですね。

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 2011年3月に福島で起きた原発事故に対し、様々な議論・検証があります。学問に忠実な者は、地震や断層と原発の立地について、あるいは原発の構造やオペレーションについて、問題点を指摘するかもしれません。カネに忠実な者は、解決するあての無い放射性廃棄物の処理問題や、廃炉・そして除染に係るコストを勘案した場合に、本当に原発に経済合理性はあるのか、と問うかもしれません。理念に忠実な者は、脱原発を訴えるかもしれません。貴方や周りの人々は、何に忠実でしょうか。

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 広島には、出張も含めて10回以上訪問しています。被爆電車を見て、感じるものの「幅」は、これからも拡げていきたいと思っています。

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