カテゴリー「▽私鉄の希少車輌 7.九州」の20件の記事

2019年10月27日 (日)

◆西鉄大牟田市内線200形電車◆204号 大牟田駅前に保存

 2019年10月中旬、大牟田に宿泊するため西鉄大牟田駅で下車したところ、駅前ロータリーに昨年まではなかった路面電車が保存されているのを発見しました。

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駅徒歩3分のビジネス旅館を予約しており、少し遅れてもチェックイン時刻には間に合うため、朝が待ちきれずにバルブ撮影。正体は西鉄大牟田市内線の200形電車204号車です。1943年に木南車輛製造で車体と台車を新製し、従前の大牟田電気軌道1形(単車の路面電車)の電気機器を流用して誕生した2軸ボギーの路面電車です。ロータリー側の車体前に詳しい説明パネルが設けられています。

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翌日午前中に再訪してみると、階段が設けられ中を見学できるようになっていました。車内には懐かしい写真が何点か展示されており、改造当初は集電装置もヒューゲルで車体中央に乗降扉があったことが分かります。

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国鉄のTR26のようなスタイルの菱枠台車。

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車内の椅子は片側が廃車時の状態を留めているようですが、反対側は光市立図書館の児童図書室として使用されていた際に撤去されてしまったのか、木の椅子が置かれています。

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マスコンのように見えるのは、直接制御の制御器で、中にスイッチ類が入っていると思われます。今回はあまりじっくり観察する時間がありませんでしたが、次回訪問時はゆっくり見てみたいものです。

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 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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2019年9月17日 (火)

◆鹿児島市電9500形◆9504号車京急塗装

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見ることはあってもなかなか撮る機会の無かった京浜急行電鉄広告塗装の9500形9504号車。里帰り中の2019年8月17日、鹿児島中央駅前にて。

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2019年2月 5日 (火)

★門司港レトロトロッコ★桜の季節

 2018年3月31日に門司港を訪ねました。主目的は、翌朝にHD300形にリプレイスされた大牟田の入換を見物することでしたが、ちょうど桜の時期に重なったので、以前から気になっていた場所へ向かうことにしました。

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目当てのレトロ地区付近の桜並木はもう散りかけていましたが、諦めずにノーフォーク広場まで向かうと、線路沿いと斜面に綺麗に咲いていました。

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JR貨物の終点、外浜駅付近も僅かながら散らずに咲いたまま残っていました。なかなかこの時期に九州に来ることがないので、やっと撮れたかという感じですが、同じ日に小倉地区の桜並木も撮れたので、実りある旅行になりました。門司港の北九州銀行レトロラインは、平成30年7月豪雨で雨ヶ窪付近が土砂崩れを起こし、一時不通になっていました。今年の運行は来月から開始するようですので、機会があれば再訪したいですね。

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2018年4月10日 (火)

■大牟田駅の入換機関車■HD300-27

 2018年2月23日、大牟田駅構内で三井化学専用鉄道との間で貨車の授受を行うために使用されていた入換用機関車が、それまでのDE10形ディーゼル機関車からHD300形ハイブリッド機関車にリプレイスされました。大牟田駅に配置されたのは2018年1月に製造された27号機で、所属先の岡山機関区から1月28日の2075列車で北九州貨物ターミナルまで無動力回送されたのち、1月29日に1151列車の次位無動力回送で鳥栖貨物ターミナルに送り込まれ数週間にわたる運転習熟を経て、2月22日の1151列車の次位無動力回送で大牟田入りしました。

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4月1日、大牟田の鉄道ウォッチャーとして著名なUTXC様と共に、HD300形の入換を撮影してきました。まずは大牟田駅に入場する1151列車から。牽引機はED76形1017号機でした。ED76形1000番台も、運転台横の窓が桜島降灰対策のためにユニットサッシ化された最終増備車しか現存しないので貴重ですね。

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吊掛け音を唸らせながら、HD300-27が熊本寄りに引き上げ、スイッチバックして駅構内の側線へやってきました。

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仮屋川操車場側に連結し、出発準備完了。このまま出発信号機近くの入換信号機の方へ移動し停車します。発車は9時過ぎなので、その間に移動します。

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大牟田-仮屋川操車場間で、三井化学専用鉄道へ受け渡す貨車を牽引するHD300-27。反射板を機関車の独特な位置に取り付ける習慣は、DE10の時代と変わりませんね。たぶん同じ人が仕事をしているのでしょう。

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仮屋川操車場に移動すると、上りの1152列車に継送する貨車(奥の編成)もすでに停まっていました。この貨車は朝の8時過ぎに宮浦から仮屋川操車場へやってきます。液化塩素輸送用タンクコンテナを積んだコンテナ車が2両連結されていますが、よく見るとコンテナの外枠が1両目は黄緑色なのに対して2両目は青色ですね。青色のものは、通常は北九州貨物ターミナル-南延岡間のみで使用されており、大牟田に鉄道輸送されてくることはめったにありません。何かあったのでしょうか。

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貨車を切り離したHD300-27がやってきます。

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ボンネットの長い側には、主変換装置や蓄電池が搭載されています。通常、液体式ディーゼル機関車はエンジンのある側が前位側(1エンド側)ですが、電気式ディーゼル機関車では主制御器のある方が前位側ですので、こちらが前位側になります。

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こちらの短いボンネット内にエンジンが搭載されており、こちらが後位側(2エンド側)になります。

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ほどなく、宮浦から三井化学専用鉄道の電気機関車が単機で貨車を迎えに来ました。この日は18号機でした。おさらいですが、三井化学専用鉄道は直流600Vで電化されているのに対して、JR鹿児島本線は交流20kV 60Hzで電化されています。このため、両者の線路を連絡する部分は非電化となり、貨車の授受にディーゼル機関車やハイブリッド機関車が必要になるわけです。

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JRのハイブリッド機関車と三井化学の電気機関車が数分間だけ並びます。

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時代の最先端をいくハイブリッド機関車と、戦前製の電気機関車。その対比が面白いです。

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三井化学専用鉄道の方が先に発車し、

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仮屋川には1152列車への継送編成が残されます。

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機関車の紅白に貨車の黄色・緑・青・赤茶色が並びカラフルです。

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仮屋川から大牟田への入換は10時過ぎでした。

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青枠の液化塩素タンクコンテナは、通常コキ100系に積載されていますので、コキ200に載っていると大変違和感があります。

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ED76とHD300の並びを撮ろうとしたら、偶然視界に桜の木が入ったので、一緒に並べて。

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黄緑色の国鉄型コンテナとHD300の並びも違和感が拭えませんね。

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配置は1両ですが、DE10の時と同じで、27号機が検査などの際は別のHD300が代わりにやってくるのでしょう。岡山機関区のHD300は、直近に増備された28号機が今のところ予備です。

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液化塩素タンクコンテナを積載した2両を見比べてみると、黄緑を積んだコキより、青を積んだコキの方が台枠の高さが低いのが分かります。通常、液化塩素は南延岡の旭化成で積み込まれたものが大牟田の三井化学で荷卸しされ、返却は空になります。ですので、台枠の高さが低いということは、青い方は荷を積んだまま北九州タへ返却されるということになります。間違えて積んだのでしょうか。理由はよく分かりません。

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1152列車、出発準備完了。ここでUTXC様とお別れし、午前中最後の上り快速で北九州方面へ向かいました。この日は、黒崎発のレール輸送用臨時工事列車が午後運転されることを前日の偵察で把握していたためです。

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撮影場所へ着くと、1152列車が数分遅れて通過していきました。折尾駅付近の線路付け替えのため、下り列車に加えて上り列車も撮影可能になりました。桜と絡めて撮ったは良いものの、

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遅れた1152列車などお構いなしに、下りの臨時工事列車は黒崎を定刻14:35に発車してやってきました。

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そして見事な被り。九州の特徴的な2列車が偶然この場所ですれ違うのはなかなか見られないので、これはこれでレア!?

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本来のダイヤでは1152列車が通過した5分後くらいにこいつがやってくるのですが。ちなみに荷は以下の通りでした。

  • 50N 50mレール × 24本 (荒木行)
  • 60K 25mレール × 2本  (鳥栖行)

積付検査は3月30日に実施されていました。

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2018年3月13日 (火)

◆鹿児島市電◆501号車による運転習熟

 2012年11月2日に花電車を撮影したことは過去記事にて紹介済みですが、その日不思議な列車に遭遇しました。

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500形501号車が「試運転」幕表示で谷山から交通局前方面に向かって走ってきたのです。

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専用軌道区間だけでなく、2系統の走る路面区間も走行。なんのための試運転なのかよく分かりませんでしたが、鹿児島在住の方からの情報では、運転習熟のための研修車として使用されているとのことです。よく見ると、上の1枚目の写真の運転台には、立っている運転士以外に座っている方がいますね。よく見れば気づくのに観察が甘かったです(笑)

例年10~11月頃に実施されてきたようですが、今年は今月も実施されているそうです。

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2017年11月 6日 (月)

★門司港レトロ★潮風号の入庫

 11月の3連休の中日、とある事情から当初の目論みが外れ時間が余ったので、近場の門司港で走っている北九州銀行レトロラインの入庫を撮りに行きました。

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向かったのが遅かったため、最終便の1本前にギリギリ間に合いました。関門海峡の夕暮れです。

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折り返しの下りに乗車し、

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和布刈からの上り最終便も。その後雨ヶ窪から大久保まで歩いて、

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車庫への入庫列車を撮りました。長閑な門司港レトロ地区とは異なり、和布刈から先の車庫までの区間は、液体タンクや倉庫が並び港湾部独特の雰囲気が漂います。

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奥に見えるのが潮風号の車庫です。

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編成ごと建屋に納まりますので、切り離しや入換などはありません。本来日の長い季節ならばもっと綺麗に撮れるはず。このあと、更に東へ続く北九州市港湾局専用側線の廃線跡をたどると、 10分ほどで折戸口団地前のバス停に到着。バスに乗って門司港郵便局前で下車し、門司港駅から帰路につきました。スイッチャーの本線走行というだけでも楽しいですが、沿線風景が目まぐるしく変わるのも魅力ですね。

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2017年10月 2日 (月)

◆30年前の鹿児島市電◆810号車を高見馬場付近にて

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 フィルムスキャンを少しずつですが進めています。いまから30年前の鹿児島市電の写真が出てきました。2系統の市役所前行を高見馬場電停で下車後に後追いで撮影したもののようです。車両は800形810号車で元大阪市電ですね。冷房改造済みのため、台車は新製した別物に振り替えられた後の姿です。奥がいづろ方面、右手に分岐するのが郡元・谷山方面に向かう線路です。

この2系統は、1984年に上町線が廃止されるまでは清水町~市役所前~西鹿児島駅前~郡元を往復する運用でしたが、廃止後は市役所前~西鹿児島駅前~郡元に短縮されました。市役所前では、西南戦争の銃弾跡が残る私学校跡付近の国道10号線との交差点の手前で線路が寸断され、それより清水町寄りは廃止、手前は市役所前行電車の折り返し用Y線として使用されていました。その期間もそれほど長くなく、のちに2系統は1系統と同じく鹿児島駅前始発に変更されたのでした。

写真にも写っていますが、高見馬場の交差点にあった山一證券は、このちょうど10年後に廃業しました。撮影時はバブル全盛期でしたので想像もできなかったことです。世の中、何が起こるか……一寸先は闇ですね。

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2017年9月 5日 (火)

■化学メーカーM社専用鉄道■炭鉱電車22t機 重連運転開始

 2017年8月28日月曜日、炭鉱電車ことM化学専用鉄道の45t電気機関車18号機が、JRとの貨車の受け渡し場所である仮屋川操車場構内の脱線ポイントで脱線し、運行不能となりました。脱線箇所が隣接線路への迂回が可能な構内でしたので、大牟田行貨物列車は1日運休しただけで運行を再開しています。しかし、復旧作業のために架線への給電を絶っているため、使用される機関車が非電化区間でも走行可能な22t電気機関車+電源車に代わっています。特筆すべきは、荷を積んでいる貨車を上り勾配で牽引する2往復目の運用が重連になる点です。土曜早朝の成田→福岡のLCCが1万円を切っていましたので、急遽訪問しました。

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まずは駅近くの旅館に宿泊し、翌朝大牟田に到着する1151列車を確認します。この列車に貨車が連結されていることにより、炭鉱電車の2往復目の運行が確定しますので、訪問の際は要チェックです。

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8:10頃、1往復目の宮浦発仮屋川行の便が現れました。牽引は、炭鉱電車12号機が担当しました。右手にはJR鹿児島本線と西鉄電車の線路も見えます。宮浦から仮屋川へは下り勾配で、かつ貨車は荷を積んでいませんので、1両での牽引となります。架線への通電を切っているため、パンタグラフは降ろしたまま先頭の電源車から受電しての運転です。

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貨車を仮屋川に留置すると、12号機は単機で宮浦へと戻ります。仮屋川への往路は時速20キロほどの超低速での運転でしたが、復路は普段の45トン電車並みに軽やかに走り去っていきました。有名な旭町の踏切も、全長の短い22t機ならば、電源車を入れても悠々柱の間におさまりますね。

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宮浦へ到着すると、すぐに充電状態で待機している9号機と連結し、重連になりました。左が1917年(大正6年)製の12号機、右が1915年(大正4年)製の9号機です。どちらも電機部分は三菱合資会社造船部(→大正6年より三菱造船株式会社)による製作で、車体は日車製です(これらの機関車の製作後、大正10年に三菱造船の電機製作所が独立したのが、いまの三菱電機です)。ルーツといえる1911年(明治44年)製の1号機はもちろんドイツ・ジーメンス社製の機関車です。いまの中国がそうであるように、日本も昔は一生懸命米国やドイツの先進技術をコピーしていたのです。

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架線への通電断のため、切替レバーに注意喚起の貼り紙がありました。

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仮屋川へ戻ると、脱線した18号機とななつ星の並びを見ることができました。

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9:18頃、朝の1151列車の貨車が、入換動車化されたDE10 1748の牽引で仮屋川へ到着。

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入換で今度は815系と並びました。

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9:33頃、宮浦から12号機+9号機の重連炭鉱電車が到着。

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9号機を先頭に重連で貨車を宮浦へ持っていきました。

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1往復目の炭鉱電車により仮屋川に出された貨車は、DE10 1748が受け取って大牟田へ移送します。この入換は10:22頃でした。

炭鉱電車の22t機が仮屋川へ現れることは最近では珍しくなりましたし、なにより重連運転はなかなか見られるものではありませんので、訪問して良かったです。

●脱線状況

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 18号機脱線の方は、怪我人がいなかったのは不幸中の幸いでしたが、車輪や台車が損傷している場合は復帰まで時間を要する可能性も考えられます。事故直前まで、もう1両の19号機含めて2両体制で土日も毎日運行していた当鉄道の仮屋川-宮浦間は、運行をすぐに止めるわけにはいきませんので、ジャッキアップ・クレーンでの搬出までにはまだ時間がかかりそうですね。

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この日は復旧機材を入れるために周辺の草刈り作業が行われていました。

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西鉄電車側の柵の外側から夕方見るとこんな感じでした。

なお、仮屋川の脱線ポイントはこの日の運行中も切り換えられていました(作動していました)ので、写真に写ったポイントの切り替え方向が事故直後から変わっていない前提で考察を進めるのは、かなり問題があると思います。ご注意を。

(写真はすべて9月3日撮影)

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2017年8月13日 (日)

◆鹿児島市電◆散水電車+芝刈電車を観察する

 2015年5月1日に、高麗町(武之橋-交通局前間)から上荒田町(たばこ産業前-神田間)に移転した、鹿児島市交通局の電車施設(市電車庫)。毎年公開イベントが開催されていましたが、2016年にやっと訪問することができました。今回は、かねてより興味のあった散水電車と芝刈電車を紹介します。

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 鹿児島市交通局の軌道敷緑化整備事業は、2007年3月末の高見馬場-鹿児島中央間竣工を皮切りにスタートし、2012年度には専用軌道の涙橋-谷山間を除くすべての区間で緑化が完了しています。軌道敷の芝生の発育を促し、またその高さを一定に保ち電車の安定走行を担保するため、散水電車と芝刈電車が用意されました。それが上の512号車です。もともと旅客用だった車両を事業用に転用しています。

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散水電車の両エンドには、散水用のノズルが装備され、車内に搭載した水タンクから車両の進行方向前方への水撒きが可能になっています。

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鹿児島市交通局の資料「芝生軌道用芝刈等装置(散水電車・芝刈装置)」によると、散水電車の諸元は以下の通りです。

  • 全 長  :  12,826mm
  • 全 幅  :   2,300mm
  • 全 高  :   3,570mm
  • 自 重  :  18.4t
  • タンク大きさ: 4,800×1,000×1,450mm
  • タンク容量: 6t
  • タンク材質: ステンレス
  • 吐出し量 : 200リットル/分(最大)
  • 散水幅 :  約3.4m

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車体側面には「散水電車」の表記もあります。厳密には表記だけでなく緑と山吹色の色調も営業用車両とは若干異なります(ちょっと色が薄い)。

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車両の改造工事は、阪神電車やえちぜん鉄道7000形電車(元JR東海119系)の改造工事を手掛けた大阪車輌工業が担当し、2010年に竣工しています。

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この日は、芝刈電車の形で展示されていました。芝刈装置は、廃車になった513号の台車を流用し、車体と台枠を新製したもので、DE15やDD16のラッセルヘッド同様に、車籍はありません。散水電車512号に牽引されて稼働します。

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台車中央の下にある赤い部品がリールモアと呼ばれる芝刈用カッターです。刈られた芝は、ノズルの中を吸い上げられて上にある刈芝収納箱に溜められます。レール上面を掃くためのホウキが付いていますね(笑)

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散水電車512号車の芝刈装置との連結面側。芝刈装置は集電装置を持たないため、電源は散水電車から供給されます。

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連結器はシンプルな棒連結器です

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こちらが芝刈装置の連結面側。電源・制御用などジャンパケーブルが3本連結されています。同じ資料より、芝刈装置の諸元は以下の通りです。

  • 全 長  :  3,000mm
  • 全 幅  :  2.739mm
  • 全 高  :  2,485mm
  • 自 重  :  5t
  • 刈り幅  :  2,569mm(最大)
  • 刈り高さ :  11・16・27・31・44mm
  • リールモア: 7枚刃 幅660mm×4基
             リール径 φ178
  • 刈芝収納容量:1,800リットル

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油圧ユニットのコンパネ。車両入換機と同様、方向転換用にタイヤもついており、道路上で方向転換も可能ですが、実際にはその作業は車庫内でしか実施しないそうです。

なかなか面白いものが見られました。

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2016年8月25日 (木)

★炭鉱電車保存車4両★三川坑跡へ移送

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 2016年8月22日、SGケミカル敷地内で保存されていた三井三池鉄道の電気機関車(通称:炭鉱電車)4両が、10月から展示される三川坑跡へと移送されました。実は今年の9月にLCCで福岡へ行く予定があるので、その時についでに寄ろうかとも考えたのですが、この展示施設は完成時に屋根が付く予定で、10月オープンですので、屋根を支えるための柱が建つ前に訪問したかったわけです。

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