カテゴリー「 P.日本除雪機の機関車」の5件の記事

2016年2月 7日 (日)

★大宮総車セのスイッチャーOM-1★形態に変化

 前回記事にてEH500-1全検出場を紹介しましたが、大宮で出場後にOM-1の単機入換(転線)を見ることができました。

Om120160101 Om120160102

でもよく見てみると、違和感が……??

Om120160103

違和感の原因はこれでした。連結器上にジブクレーンが増設されています。おそらく、入換の際に中間連結器を介さなければならない車種があり、中間連結器の着脱を容易にするために取り付けられたのではないかと思われますが、どうでしょうか。上写真の通り、クレーンは前後両方とも取り付けられています。昨年2015年7月上旬にOM-1を撮影した際は付いていませんでした。いつ頃取り付けられたのでしょうか。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2015年7月27日 (月)

★大宮総合車両センターのスイッチャーOM-2★新潟115系全検入場入換

 2014年10月下旬頃、JR東日本大宮総合車両センター の入換用機関車に新たな仲間が加わったことが話題になりました。記号番号は、先代のOM-1に続くOM-2で、同じ日本除雪機製作所製とのこと。興味がありつつも、平日に休みを取ることが難しく、仮に休みを取れて訪問できたとしてもOM-2が動くかどうかわからないため、二の足を踏んでいましたが、OM-1撮影時同様に工場入場車の回送情報を事前に入手することができ、ようやく訪問となりました。

Om201ef651118
■未明に200mロングレールを荷卸しし越中島へ戻る工臨返却  2015年7月17日、馬橋

 2015年7月17日金曜日、この日は越中島の東京レールセンターに向けて工臨の返却があり、新小岩までの牽引機がEF65 1118レインボー牽引機とのことだったので、大宮への行きがけの駄賃に。ロングレール用チキ5500×13連はC編成でした。

Om202om1
■大宮総合車両センターの車両入換用スイッチャーOM-1  2015年7月17日、大宮総車セ

 正午前に大宮駅11番線ホーム北端へ赴くと、グリーンカーテンの前に佇むスイッチャーOM-1の姿を確認することができました。OM-1は以前弊ブログで紹介していますが、グリーンカーテン前は未使用の入換機関車を留置する場所のため、OM-1が動くことはありません。その日に動くスイッチャーは通常大栄橋の下に留置されています。

Om203om2
■OM-1と共に活躍するスイッチャー OM-2   2015年7月17日、大宮総車セ

この日橋の下にいたのはこちらの白帯のスイッチャー、OM-2です。今回はOM-2が活躍することになります。手前の線路中央に立っている「専有」は、その場所より先の線路を工場(大宮総合車両センター)側が専有していることを意味し、本線から車両が冒進して入線しないよう注意を促すための標識です。

Om204115n35n99

新潟車両センターから上越国境を越えてきた115系が、大宮駅へ到着します。大宮駅では、高崎線上り本線から、大宮総車セへの入場線である13番線へ直接入線できないため、115系は12:50頃に一旦大宮駅を通り過ぎて大宮操へ至り、スイッチバックして13:07頃13番線(プラットホームの無い線路)へと到着しました。

Om205115n35n99
■新潟車両センターから到着した115系L99編成+N35編成  2015年7月17日、大宮

今回検査のために入場するのは、この編成の中間に封じ込まれたN35編成のみです。N35の新潟寄りにはL99編成のクハを除く全車が、いっぽうの上野寄りには残るクハ1両が配され、N35編成をサンドイッチする形で連結されていました。なぜこのような連結形態を成す必要があるのか…。

 新潟車両センター所属車両の全般検査・重要部検査は、2015年3月ダイヤ改正までは長野総合車両センターで実施されていました。新潟(越後石山)⇔長野(北長野)間の車両移送は自力回送でしたが、北陸新幹線延伸に伴う最短回送ルートの廃止(信越本線長野-直江津間の第3セクター化)を契機に、検査工場が長野総車セから大宮総合車両センターへと変更されることになりました。

ここで問題なのは、新潟車両センター所属の車両は、首都圏で使用されている保安装置(ATS-P型およびデジタル無線)未装備のものが少なくないということです。このため、新潟(越後石山)から大宮まで自力回送ができず、当初は移送車両を長岡車両センター所属の電気機関車(EF64形1000番台やEF81形)で牽引し、配給列車として大宮まで運転していました。

しかし、ここで更なる問題が起きます。新潟や長野の115系リニューアル改造車は、改造工事の際にブレーキ制御装置が交換されてしまった(A制御弁→M非常弁)ために、自動空気ブレーキ管(BP)が非常ブレーキ専用となり、常用ブレーキとして使用できなくなっているのです。したがって、機関車牽引では115系未改造車の配給はできても、リニューアル改造車の配給ができません。そこで白羽の矢が立ったのが、ATS-P・デジタル無線を装備したL99編成なのです。同じ電磁直通ブレーキ搭載車同士の併結であれば、常用ブレーキの制御は直通管(SAP)で行い、BPの減圧は非常ブレーキ使用時しか行わないため、問題ないわけですね。単なる115系の自力回送と思いきや、意外と奥が深かったです(笑)

●2016年12月8日追記

ちなみに、寒冷地を走行する機会がなくブレーキ不融解を起こす可能性のない幕張車両センターの113系や高崎車両センターの115系などは、リニューアル改造時にブレーキ制御装置は改造されることなくA動作弁のままですので、機関車で問題なく牽引することができます。ネットやTwitterの発言を見てると一部に勘違いしている方がいるようなので、念のため。

Om206om1

 さて、スイッチャーの方ですが、115系L99編成+N35編成が到着して暫くすると、おもむろにOM-2が手前に出てきてOM-1(写真左)と並びました。OM-1とOM-2のカラーリングの違いが良く分かります。大宮総車セの入換担当者が「専有」の標識をOM-2の後ろ、ちょうど試運転線との境界に立て直しました。これで、115系が試運転線へ入線できるようになりました。

Om207115wom2

115系が試運転線へ入線すると、OM-2が連結され、

Om208115

工場線の方へ牽引されて再びホームから見える位置までやってきました。OM-2の次位はクハ+クハで独特です。

Om209115

OM-2のサイドビュー。クハ115と比較すると、意外と屋根の高さが高いですね。

Om210115115

N35編成(左)とL99編成(右)の連結部。先頭車と中間車が連結されて本線走行するシーンも、珍しくなりましたね。

Om211115

OM-2に推進されて115系は検修庫へと押し込まれていきました。

Om212115

奥には幕張車両センター所属の209系も見えます。

Om213115

115系を切り離すと、

Om214209

幕張の209系を引き出して、試運転線へ押し込んでいきました。この後まだ入換の続きがありそうでしたが、とある理由から切り上げることにしました。

Om22101Om22201

OM-2は、OM-1と同型のスイッチャーで、製造者は日本除雪機製作所です。

Om22301Om22401

ニチジョとOM-2のロゴ。ニチジョと言えばふつう日本女子大を指しますが、鉄道マニアにとっては日除です。

Om22501Om22601

入換のため双頭連結器を備えているのもOM-1と同じです。車体表記によると、

  • 機械番号 06-28-05-0101
  • 機械形式 HTM270
  • 車台番号 T016-5002
  • 製造番号 K2014
  • 製造年月 2014年(平成26年)10月
  • 牽引力  409.9kgf (速度15km/h)

とのことです。製造番号はK+製造年度で構成されていますが、年度で1両しか製造しないということはないため、実質的には車台番号がシリアル番号に相当すると思われます。

OM-1につづき、やっとOM-2も撮影することができました。新潟からの115系回送情報をTwitterで教えて下さった方に、この場を借りて御礼申し上げます。

●おまけ

Om231ef641001pc5b Om232ef641001pc5b
■EF64 1001に牽引され高崎から回送されてきた旧型客車5連   2015年7月17日、さいたま新都心-赤羽

 入換の撮影を途中で切り上げた理由は、これです。翌日に予定されている宇都宮線130周年記念列車に使用する高崎車両センターの旧型客車を、同センターのEF64が尾久まで回送するシーンを撮りたかったのです。私が小学生の頃は、まだ常磐線と高崎線に旧型客車を使用した定期普通列車が走っていました。沿線の常磐線はもちろんのこと、群馬の山や温泉に出かける際には、高崎線の客レにも随分お世話になりました。複々線区間を堂々と走行する旧型客車を見ていると、当時の記憶がだんだん蘇ってきますね…。

Om233ef81133pc502186 Om234ef81133pc502186
■田端運転所のEF81 133に牽引され秋田へ配給されるマニ50 2136  2015年7月17日、赤羽-大宮

 旧客の撮影後、今度は水戸(勝田車両センター)から秋田(秋田車両センター)へと配給される、ゆうマニことマニ50 2136を撮影。ゆうマニが秋田へ送り込まれるのは、秋田車両センター所属の標準軌用701系5000番台の機器更新改造を秋田総合車両センターで実施するにあたり、狭軌用仮台車に乗せた701系を秋田⇔土崎間で甲種輸送する際の控車として使用するためです。以前弊ブログでも、その様子をチラッと紹介しています。(→こちらの記事

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2014年9月 3日 (水)

★大宮総合車両センターのスイッチャー★OM-1

 2014年3月末、JR東日本大宮総合車両センターにスイッチャーが導入され、話題となりました。これまで同センターの車両入換には、弊ブログで紹介したようにDE101099やDE111031が使用されていました が、4月からスイッチャーに置き換えられ、DE10やDE11は予備機となりました。元々、電車3~5両程度の入れ換え作業を、エンジン出力1350psで本線走行も可能な機関車に任せるのは、明らかにオーバースペックですし燃費も悪そうですので、スイッチャーの導入は妥当な判断です。

 さて、JR東日本のことに詳しい事情通にお聞きしたところ、スイッチャーが駅ホームから見える場所にいるときは動かない時で、仕事中は大抵大栄橋の下にいるとの情報を得ました。2014年8月8日金曜日、朝一番で神奈川臨海鉄道千鳥線のEDTA輸送を撮ると、すぐに大宮へ移動しました。平日ならば入換が期待できるからです。東口に出て、北銀座へ入る直前で左折し、某浴場組合の事務所の脇を素通りして陸橋を渡ると…

Om101

予想通りの場所に、スイッチャーOM-1が留置されていました。数年前に紹介した、JR東海名古屋工場のスイッチャーと同型機のように見えますが、実際にはOM-1の方が全長が長いです。

Om102

スイッチャーの運転台は、横向きが基本です。

Om103

連結器は、先代のDE10やDE11同様、密着連結器と自動連結器から成る双頭連結器を装備しています。同センターは、JR貨物大宮車両所も併設していますので、機関車や貨車も検査のために入場します。したがって、自動連結器が必須なわけです。以前、東京総合車両センターの新型スイッチャーが密着連結器のみ装備していることを紹介しましたが、それとは対照的ですね。端梁にはBPのケーブルも装備していますので、長編成入換時の安全性も担保されています(使うかどうかは別の話ですが)。

Om104

写真を撮っていると、10分もしないうちに運転士が乗り込み、スイッチャーのキャブの上にあるテールライトが点灯しました。どうやら車両を引き出しに行くようです。

Om105

幕張車両センターの209系の先頭車を引き出すと、

Om106

駅方向へ移動し、

Om107

隣の線路で待っていた209系中間車へ連結しました。その後、単独で先頭車のいた線路へ再度移動し止まってしまったため、今度は駅ホームから撮るべく移動しました。


Om109

13時半頃になると、スイッチャーが出てきました。

Om110

進行方向のヘッドライト点灯。一応入換動車ですが元の設計が除雪用モーターカーのため、車輪径が小さいですね。屋根のあるところでしばらく止まっているので何を待っているのかと思いきや…

Om111

13:48頃、小山車両センターの205系600番台4両編成が、上野方から自力回送で到着しました。先頭はクハ205-604でしたのでY4編成ですね。到着の30分ほど前にSNSをチェックした際、小山から大宮に向かって東北本線を205系が南下しているとの情報があったため、一旦大宮操まで行った後、スイッチバックしてこの場所へやってきたようです。(よく考えたら、東北本線の上り線からこの線路へ直接入線するのは、配線上無理ですね…)

Om113

すると今度は、スイッチャーが北側の授受線手前へと移動し、205系が自力で授受線へ入線します。

Om114

授受線の普段の姿はこのようになっており、車両が勝手に入れないようになっています。205系が入線する時だけ、「専有」が取り外されました。スイッチャーが205系に連結されると…

Om115

お待ちかね、スイッチャーに205系が牽引されてきました。

Om116

油圧駆動なので走行音は非常に静かです。

Om117

スイッチバックすると、この記事の冒頭で紹介した場所へと押し込まれていきました。

●OM-1の諸元

Om112 Om108

 スイッチャーOM-1は、札幌市内に本社工場を置く日本除雪機製作所によって平成26年に製作された入換動車です。車体から読み取れるプロフィールは以下の通りです。

  • 機械番号  : 06-28-05-0100
  • 機械形式  : HTM270
  • 車台番号  : T016-5000
  • 製造番号  : K2013
  • 製造年月  : 2014年(平成26年)3月
  • 製造所   : 日本除雪機製作所

以前、鉄道ピクトリアル2013年10月号に掲載する記事を執筆する際、同社に取材を申し込み快諾いただきましたが、その機会にいただいたカタログには、一世代前のHTM270形の諸元が記載されています。

Om118 日本除雪機製作所のカタログ (著作権保護のため拡大しません)

カタログによると、全長は8,650mm(自連使用時) 8,850mm(密連使用時)となっていますが、これは名古屋工場のHTM270のものですね。ネット上でOM-1を紹介した個人のブログ記事を見ていると、日本除雪機製作所のホームページに掲載されている除雪用モーターカーの諸元を引用している方がいるようですが、除雪用MCは名古屋工場のHTM270と同一寸法であり、OM-1は寸法が異なりますので注意が必要です。

なお車体に記載された牽引力はHTM270と同じなので、エンジンはキャタピラー社製 C9 ACERT(205kW/1,900rpm)と思われます。HTM270の「270」は、出力270psを意味します。最近では仏馬力よりも国際標準のkW表示が増えているので、頭の中で変換しないとややこしいですね。1psは約735.5Wですから、270psをkWに変換すると、

  • 270 × 735.5 ÷ 1000 ≒ 198.6kW

となり、205kWより若干小さく誤差が出ますが、元々270psも概算でしょうから、難しく考えても不毛でしょう。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2011年12月 5日 (月)

★265000アクセス突破★黒部峡谷鉄道~宇奈月界隈~

 2011年12月4日日曜日、前日に富山県内の専用側線の撮影をすべて終えてしまい、それでは元・専用鉄道もということで久々に宇奈月温泉へ。起床時にはまだ天気が悪く、ホテルの部屋で寛ぎながらプランを練っていたのですが、9時頃になってようやく雨が止みました。今回はスロースタートです。

ちなみに、速星の化学メーカーN社ではスイッチャー重連運用を、高岡貨物のO倉庫では2年前に置き換えられた協三20tを、二塚の製紙メーカーC社では最近では珍しくなった協三10t半キャブを撮りました。合間に伏木で、南延岡の化学メーカーA社のベンベルクせんい工場内で稼動していた協三15tスイッチャーも撮影。移動はすべて列車と徒歩。我ながら無駄のないプランでした。

Kurobeuna01

この時期になると、もう今シーズンの営業運転は終了していますが、電力メーカーK社向け従業員輸送、資材輸送のため、列車は頻繁に(60~90分に1~2本程度)やってきます。

Kurobeuna02

トンネルを抜けて橋の反対側に行ってみると、リラックス客車8両編成を牽いた下り列車がやってきました。

Kurobeuna03

ロープの外側(敷地外)からお気楽撮影です。

Kurobeuna04

反対側から上り列車が来るのかと思いきや、また下り列車が。

Kurobeuna05

なにやら色々な資材を積んでいます。

Kurobeuna06

てんこ盛りですね。

Kurobeuna07

トンネルを抜けてダム湖へ行ってみると、反対側から上り工事列車がやってきました。重連機関車次位に、緑色の妖しげな物体が繋がっています。

Kurobeuna08

再びトンネルを戻り、先程の位置から反対側を向いて。

Kurobeuna09

怪しい緑の正体はショベルカーでした。キャタピラ装備の重機が貨車に乗っていると、敦賀港の自衛隊戦車輸送を思い出してしまいます。もっともあちらは、無蓋車ではなく大物車でしたが。

Kurobeuna10

最後尾のカブース風ハ型客車。

Kurobeuna11

貨物列車は電力メーカーK社の資材輸送がメインですので貨車は無蓋車が多いですね。

Kurobeuna12

宇奈月温泉駅構内では、入換も頻繁に行われます。これは、滑落事故を起こして廃車となったDD23形ディーゼル機関車の補充用として増備された、日本除雪機製作所製のDD24形ディーゼル機関車です(メーカー型式はMTL240)。貨物列車を牽引し、そのまま本線を下っていきました。

Kurobeuna13

こちらは、協三工業製のDD22形ディーゼル機関車。最後尾に連結される貨車を入換中。

Kurobeuna14

最後はこちら。まだこの路線が日本電力専用鉄道だった1934年(昭和9年)に導入された、凸型電気機関車のED形です。しかも3重連です! 右から順にED10、ED9、ED11です。ED11のみボンネットが丸みを帯びており、角ばった他の機関車とは趣を異にしていますが、これは焼失により失った車体を1957年(昭和32年)にナニワ工機で新製したためです。これらの機関車は直接制御で重連総括もできません。このためED10以外は集電装置を下しています。

 今回は専用線撮影のついでだったため、宇奈月に滞在したのは数時間だけでしたが、なかなか楽しめました。次回は日照時間の長い季節に温泉にでも泊まってゆっくり乗車&撮影を楽しみたいものです。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月29日 (土)

◆JR東海◆名古屋工場のスイッチャー

Above

■JR東海 名古屋工場を遠望。 2010年5月27日、名古屋市中川区(黄金橋)

 JR東海名古屋工場は、笹島駅の南東側にある同社の基幹工場で、車両の各部検査や改造工事などを実施しています。また、東側には貨車の検査施設も併設しており(国鉄分割民営化以降は、場内の一部をJR貨物が借用)、工場内には電車、気動車、貨車と多種多様な車両を見ることができます。当然、検査前後には場内入換や車両の入出場も多く、入換用スイッチャーも2両配置されています。なおこの工場を含め、JRの車両工場に関しては、鉄道ピクトリアル2000年9月号 特集「JRの車両工場」に詳しい解説がありますので、興味のある方は読んでおいて損は無いと思います。

 これまでいくつかの車両工場で入換を撮ってきた経験を踏まえると、工場の入換は大抵の場合、午前中と午後の二部構成で、朝は10時頃からスタート、お昼休憩を挟んで午後は2時前後からスタートというパターンが多かったように記憶しています。今回は、他の地域にある専用線の撮影とかけ持ちする都合上、午後の入換を狙うことにしました。

Hj20b_nagoya_f

■北陸重機タイプの2軸機は予備機で、動車庫内で待機。

この工場に配置されているスイッチャーのうち1両は、北陸重機製と思われる2軸機 。鉄道番外録シリーズによれば、

  • 記号番号 : H5
  • 製造年  : 1993年(平成3年)
  • 製造所  : 日本車輌製造
  • 製造番号 : 3400
  • 機械番号 : 06-28-01-9001

なる車両がいることになっています。掲載写真を確認する限り北陸重機のOEMのようです。もう1両は外に出ていて、

Nj17b_nagoya_f

■こちらがメインで使用されれている2軸機。一見モーターカー風だが…

最近更新された新車です。この車両が導入される前は、協三工業の2軸機が使用されていました。手前の控車のような車両はその当時からのもので、鉄ピクの記事によれば、車掌車ヨ8000形を改造した車両とのことです。

14時を過ぎると入換が始まりましたが、奥の方で断続的に電車を牽引・推進するだけで、中々撮れる場所まで出てきてはくれません。入換を行う番線や編成の長さによっては、

Nj17b_w_s313x2

このくらい手前まで出てくることもありますが、

Nj17b_pushing_s313x2

すぐに奥の方へ車両を押し込んでしまいます。そうこうしている内に…

Dd51822

■名古屋タからやってきたDD51 822。入換で工場寄りの番線へ転線する。

DD51形822号機が単機で現れました。この車両は、南四日市から笹島を経由し名古屋貨物ターミナルまで2082レ~2080レを牽引した機関車です。名古屋タでお役御免となり、笹島へ戻ってきました。これは何かの伏線でしょうか。

Nj17b_w_fcx3

スイッチャーの方は電車の入換を終えて、今度はJR貨物の検査施設で貨車の入換を開始します。フライアッシュのホキやトキ、コキなどを入換えると…

Nj17b_w_toki25000

遂に工場から外へ出てきました! 後ろのトキには、工場で削正されたと思われる車輪が積み込まれていますので、JR貨物と貨車の授受を行うために出場したものと思われます。

Nj17b_at_sasajima

車輪を積んだトキと空コキ(おそらく検査出場)を笹島駅の授受線へ留置すると、しばし小休止。観察のチャンスです。

Nj17b

■JR東海名古屋工場の入換機、HTM270。

  • 機械形式 : HTM270
  • 車台番号 : T01B-2001
  • 自   重 : 17.1t
  • 出   力 : 270ps
  • 最高速度 : 40km/h
  • 製造年月 : 2009年(平成21年)1月
  • 製造所  : 日本除雪機製作所
  • 製造番号 : K2010
  • 機械番号 : 06-28-01-9002

日本除雪機製作所製ということで、ロータリー車を製作しているメーカーの規格型のようです。稼動時の音が独特で、以前撮影した浜松工場の油圧式移動機と同じ音がしたので、おそらく油圧駆動ではないかと思いますがどうでしょうか。機械番号は、冒頭で紹介した北陸重機タイプの日車スイッチャーに続く連番になっています。 

※2010年5月29日追記 日本除雪機製作所のホームページで調べたところ、やはり油圧駆動のようです。

Nj17b_coupler

■HTM270の2エンド側に装備されている双頭連結器。

なかなか見ることが出来ない2エンド側。連結器は双頭で、連結相手に合わせて密着連結器と自動連結器を切り替えて使用することが出来ます。また高さも調整可能なようです。

Kiha85_from_nagoya_vehicle_center

細部を観察できて満足していると、名古屋車両所からキハ85形1両が出場してきました。運転台の無い2エンド側を先頭にして(左向きに)進んでいきます。もしや?と思い、陸橋の反対側へBダッシュしてスタンバイすると…

Nj17b_to_next

スイッチャーは工場へ戻ると見せかけて…

Nj17b_pushing_kiha85

先程お隣りの車両所から出場したキハを牽引し引き上げ、工場内へ推進します。これまでスイッチャーによる貨車の入換は何度か見てきましたが、車両所から工場への入換は初見です。工場奥にキハ85を押し込むと、スイッチャーは動車庫へ戻り、最後に…

Dd51822_w_toki25000_koki

■笹島駅構内で試運転を行う、コキ+トキ。

単機で待機していたDD51が、先程授受線に留置されたコキ+トキを引き連れて試運転を開始。DD51がわざわざ笹島へ送り込まれてきたのはこのためだったのでしょう。

JR貨物の車両授受に加えて、JR東海の車両所との間で旅客車両の授受も行われる、活気ある車両工場でした。比較的頻繁に動いているようですので、今度は予備機を狙いたいと思います。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)