■JR貨物■シキ850形大物車の動静(2019)
以前小ブログにも登場したシキ850形大物車。従来は神奈川臨海鉄道浮島線末広町駅常備の日通の私有貨車で、下写真の通りもっぱら電機メーカーT社の変圧器の発送に使用されていました(クリックで画像拡大)。
ところが、2018年9月に突如末広町から川崎貨物に回送されると、JR貨物川崎車両所に入場し、12月20日に梁が落とし込み式のC梁から低床式のD梁へ交換されました。

梁の交換後は何度か留置位置が変わっており、2019年4月に見た際は手前に貨車もなく外から綺麗に見えました。日通のロゴが消されていることから、JR貨物所有に変更されたものと思われます。

その後、2019年7月28日から30日にかけて郡山貨物ターミナルへ回送されしばらく貨物ターミナル末端に留置されていましたが(塀と車止めの隙間から確認)、2020年3月にJR貨物郡山車両所で全般検査を受け、最終的に宇都宮貨物ターミナルへ回送されています(常備駅:末広町→宇都宮タに変更)。
川崎貨物から郡山タへ回送する際、28日の川崎貨物発(新小岩経由)蘇我行き5971列車→29日の蘇我発郡山タ行き8179列車と継送していることから、一旦京葉臨海鉄道千葉貨物駅に寄っていることが分かるのですが、これはシキ850形の最高速度が75km/hに制限されており、高速貨物列車に併結して回送することができないためです。川崎貨物からは最高速度75km/hの石油貨物列車も発車しているので、それに併結すれば良いだろうと思ってしまいますが、実は首都圏から郡山タ行きの75km/hの石油貨物列車は、2019年7月時点では京葉臨海鉄道から出るものしかないので、わざわざ川崎貨物発郡山タ行きの臨時スジを設定したり複雑な貨車継送を手配するより、定期列車に併結して一旦千葉貨物に送る方が簡単なのです(5971レも8179レも75km/h列車)。したがって、この件では京葉市原に専用線のある富士電機は関係ないと思います。

さてシキ850形のC梁→D梁化の目的ですが、平軸受けの台車を持ち最高速度も遅い老朽貨車(シキ180形、2018年6月撮影)の置き換えと言われております。今後の活躍に注目ですね。
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