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2020年7月 4日 (土)

★江別の保存スイッチャー★北海道電力専用鉄道 日立25tC

 函館本線江別駅から分岐していた北海道電力専用鉄道(専用側線ではない)で、駅と江別石炭火力発電所の間2.4kmの貨車入換に使用されていたスイッチャーが、廃線跡に整備された公園に保存されています。

大きなヘッドライトも現役時代のままで良い雰囲気です。窓ガラスはすべて外れていますが、訪問した際は塗装変更の直後だったらしく、とても綺麗でした。1962年日立製作所製の25t機で、車軸配置はC、製造番号12554。製造番号12553の同型機と共に日本通運に新製配置(日通No.1~2)され、当地で1991年の専用鉄道廃止まで活躍しました。

液体変速機からの動力は中央の動輪に伝達し、中央が回転することによりロッドで連結された前後の動輪に動力が伝達します。カウンターウェイトが車輪に収められたタイプの機関車ですが、中央の動輪だけは前後よりウェイトが大きいですね。変速機と動輪双方から力のかかる部分ですから、有限要素法的に考えても他の動輪よりカウンターウェイトを大きくしないと安定しないのでしょう。

エンジンは振興造機DMH17C(180ps/1500rpm)、液体変速機は振興TC-2です。1960年代は、まだ日立でもロッド駆動の3軸機が年間何両も製作されていた時代です。

石炭輸送には、セキ8000形が使用されていました。セキ8026が1両保存されています。

北海道の保存車両は、冬期には建屋内にしまうか屋外でもカバーをかけて大切に保管されているものが多く(雪で腐食の進行が早いため)、見られないとは思いましたが、ダメ元で2012年冬に訪問してみると、このような状態でした。どうりで痛みが少ないわけですね。最近は、公園内にスターバックスの大型店舗が開店し、窓際の席でコーヒーを飲みながらスイッチャーを眺めることもできるようです。

特記を除き、2019年9月撮影。

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