カテゴリー「▼M.松山の保守用車両」の12件の記事

2020年6月 1日 (月)

★北総鉄道★印旛車両基地のスイッチャー

 鉄道車両の全般検査・重要部検査を実施している車両工場や車庫には、検査中に自走できない車両をオンレールで移動するため、車両移動機が配置されています。最近では車両移動機といえばアント車両移動機ですが、工場の規模によっては機関車タイプのスイッチャー(国鉄の呼称では、入換動車)も存在し、事業者ごとに色や形に特徴があるため、興味深い存在です。

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北総鉄道印旛車両基地では、軌道保守用のモータカーに柴田式自動連結器を備え、基地内のスイッチャーとして使用しています。北総鉄道の車両の全般検査はすべて京成電鉄宗吾車両基地で実施しており、印旛車両基地内で車両の組み換え(入換)が日常的に行われることはありません。ではなぜスイッチャーが必要かというと、車両搬入・搬出時の入換に使用するためです。

 京成電鉄向けの新車が車両メーカーから納品される場合、1号線直通規格に適合した車両(都営浅草線直通運転に使用される系列)か否かにより、方法・移送ルートが異なります。適合している場合は、JR横須賀線逗子駅まで甲種輸送し、総合車両製作所(元東急車輛製造)専用鉄道経由で横浜事業所まで移送のうえ、台車を狭軌から標準軌へ履き替えたのち、京浜急行電鉄・都営浅草線・京成電鉄経由で宗吾車両基地まで移送します。専用鉄道内の移送は、総合車両製作所が保有するディーゼル機関車(元神奈川臨海鉄道DD5515ないし日車製50tB-B機D-502)と、緩急車(元上田交通7200形7252号・7254号)によって行います。また社局内の移送は、京急や東京都交通局で運転習熟前の新系列は、VVVFインバータ制御に改造された京成3600形電車3668編成による牽引、既に試運転を終えていたり営業運転中の系列の増備車(ないし同型車)は、自力回送です。いっぽう、不適合車両は京急や都営浅草線を通過することはなく、JR線経由で京葉臨海鉄道千葉貨物駅(かつては常磐線北柏駅が使用されていた)でレールから降ろし、トレーラーで車両基地まで陸送します。以前は宗吾車両基地まで陸送することもあったようですが、周辺の道路が狭隘なためなのか、近年では北総鉄道印旛車両基地を陸送受け入れ場所に指定することが多くなっています。最近では、京成電鉄スカイライナー用AE形や、新京成電鉄N800形が、千葉貨物駅から印旛車両基地まで陸送されてきて、彼の地で再びレールに乗せられています。レールに乗った車両は、上写真のスイッチャーで入換を行い、編成に組成されます。したがって、止まっている写真を撮るのは簡単ですが、動いているところはなかなかお目にかかれません(笑)

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銘板を読み取ると、以下の通りです。2010年撮影。

マツヤマ 軌道モータカー

  • 型  式:MJK-MR927
  • 製  造:1991年(平成3年)3月
  • 製造番号:102244
  • 自  重:15屯
  • 製造者 :松山重車輛工業

印旛車両基地の竣工は、2000年7月の都市基盤整備公団(旧 住宅都市整備公団)印西牧の原-印旛日本医大間延伸開業と同時ですが、このスイッチャーはそれより古い1991年3月製であるため、西白井にあった北総開発鉄道の車庫で使用されていたか、京成電鉄のお古と思われます。

【参考】

こちらのブログに、N800形の千葉貨物駅から印旛車両基地までの陸送と、スイッチャーによる入換の様子が紹介されています。

【北総鉄道7500形の移送ルート変遷】

 北総鉄道7500形電車(京成電鉄3000形電車の同型車)の車両メーカーからの搬入は興味深いです。7500形は8両編成×3本あるのですが、2006年2月に東急車輛製造で落成した第一編成と、同年3月に日本車輌製造で落成した第二編成は、既に同型の京成3000形が京急・都営線内への直通運転を開始していたので、東急車輛製造(金沢八景)から印旛車両基地(印西牧の原)まで自力回送でしたが、翌2007年3月落成の第三編成は、日車から千葉貨物まで甲種輸送し、印旛車両基地まで陸送しています。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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2020年5月21日 (木)

★碓氷鉄道文化むら★トロッコ列車2016

 10年以上前に訪ねた、碓氷鉄道文化むらのトロッコ列車。訪問時は、碓氷峠(信越本線横川-軽井沢間)で使用されていた軌道モータカーTMC500Aのうちの1両が観光トロッコ用機関車DB201として生まれ変わり、活用されていました。2011年5月にDB201が故障して以降は、代替機関車として東急電鉄の軌道モータカーDMC2000と同タイプの松山重車輌工業製の機関車を借り受け、2011年8月1日より運行を再開しました。しかし、自重25tのTMC500Aに対して後任車の自重は20t。牽引力が不足しているばかりか、60‰を超える連続下り勾配走行時に必要なリターダを装備しておらず、急勾配区間で客車2両を牽引・推進することはできませんでした。このため、トロッコ列車は終点のとうげのゆ駅までは運行できず、ぶんかむら駅からまるやま駅までの区間運転を余儀なくされていました。東京に本社のある司機工(*)へ発注していた新型ディーゼル機関車が2013年に完成すると、3月27日からようやく全区間での運行を再開しました。

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こちらが新型ディーゼル機関車MR1106です。メーカーのホームページによると、全長11,500mm(連結面間)、全幅2,914mm(突起物含む)、全高3,506mm、自重32t、車軸配置B-B、エンジン出力は254kW(345ps)/2000rpmです(rpmは回転数)。急勾配区間の走行に対応する抑速ブレーキを備えています。最高速度は、平坦線単機で40km/h以上、66.7‰勾配で25tを牽引して11km/hです。

(*)実際に製作したのは、代替軌道モータカーの製造元である新潟の松山重車輌工業です。

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DB201の方は、本線から分岐する側線に留置されており、まだ解体されてはいませんでした。パンタを上げたEF63形11号機(後ろは25号機)と並んでいます。

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この日はEF63形の体験運転予約があったようで、24号機が何往復もしていました。

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クハ188、EF63形12号機、同25号機との並び。

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体験運転の乗降場所は、トロッコ列車用のホームとは分離されており、本線部分のみ共用となります。

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SLとのすれ違い。とにかく風が強かった記憶が残っています。2016年4月撮影。

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2016年4月14日 (木)

★JR西日本★向日町レールセンターのスイッチャー

 JR西日本向日町駅の南側、向日町運転所(現 京都総合車両所)の東側に、JR西日本向日町レールセンターがあります。JR西日本の路線で使用されるロングレールは、(2016年3月迄)すべてこのレールセンターから発送されていました。この拠点では、運び込まれた25m定尺レールを溶接して50m長尺レール、200mロングレールなどに加工し、長物車に積んで社内各地へ発送しています。定尺レールは、八幡・福山両製鉄所から船で輸送されたものが安治川口で陸揚げされて長物車に積載され、JR貨物の1180列車→1182列車により梅小路(京都貨物)へと至り、そこから向日町駅まではJR西日本の事業用列車により輸送されます。

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 2016年2月23日朝、8時半頃に現地へ赴くと、9時ちょうどに動車庫から入換用のスイッチャーが姿を現しました。これは2015年春から稼働開始した新型です。

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2015年松山重車輛工業製で、製造元のホームページによると諸元は以下の通りです。

  • 名 称 : 貨車移動機
  • 型 式 : MR1663
  • 全 長 : 7,700mm
  • 全 幅 : 2,600mm
  • 全 高 : 3,428mm
  • 自 重 : 23トン
  • エンジン: 定格出力254kW/2000min-1
  • 燃料タンク容量:500リットル

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スタイルは、2014年度まで使用されていた協三工業製の20t機に似せて作られているようです。

●置き換えられた旧スイッチャー

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 こちらが2014年度まで使用されていたスイッチャーです。2016年2月現在も、レールセンター西側の側線に屋外留置されています。予備扱いなのか、解体待ちなのかは、分かりません。

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2014年3月27日、この日に動いたのは、レールセンター内で200mロングレールを積み込むためでした。ちょうどレールを吊り上げている場面が見られました。

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見た目は平凡なL形2軸機。台枠中ほどにステップの無いタイプです。

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昭和47年協三工業製のL2です。

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積んだレールは10本もなかったと思います。10時過ぎには作業が終わり、長物車を切り離すと、単機で動車庫へと戻っていきました。

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このレールセンターでは、空車到着時にはDE10が直接レールセンター内まで入ってきて、長物車を留置していくので、スイッチャーはレール積込時と発送前入換の時にしか動きません。したがって、事前に動く日を予測するのが非常に困難です。加えて、2016年4月以降は、それまで当レールセンターから発送されていた山陽新幹線用ロングレールの半分以上が、8090列車による八幡製鐵所からの貨車直送に切り替えられたため、入換頻度は格段に減少しました。せっかく新型機が導入されたのに、残念ですね。

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2014年12月 8日 (月)

【くろがね線を読み解く】第192回 ■JR東海浜松レールセンターの入換

 新日本製鐵(現 新日鉄住金)八幡製鉄所は、国内・海外鉄道事業者向けに鉄道用レールを製造している。製品の8割は海外へ輸出されるが、国内向けとなる残り2割のうちの一部、東海道新幹線用のレールは、JR鹿児島本線黒崎駅からJR東海レールセンターのある西浜松駅へ鉄道輸送されている。西浜松では、毎週月・木曜日に到着貨車の搬入・荷卸し・空車の搬出が実施されており、レールセンター所属の軌道モータカー(以下、MC)による入換を見ることができる。

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■出場したMC   2014年11月28日、西浜松駅構内を陸橋より俯瞰

朝9時過ぎ、レールセンターからMCが単機で出場し、

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西浜松に常駐しているJR貨物の入換用ディーゼル機関車(愛知機関区所属のDE10)が前日以前に授受線に据え付けた長物車(チキ5500形)を牽引して、レールセンターへと引き込む。

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チキは3両ずつ分割して引き込まれることもあれば、このように6両まとめての時もある。

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50mレールは、チキ3両編成の中央に連結された中央締結車の真ん中で上下左右方向に動かないよう固定されているが、その他のレール積付具は上下方向の動きのみ制約し左右方向に遊びがある構造のため、曲線通過時もレールはこのようにスムーズに曲がりながら運ばれていく。

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■JR東海浜松レールセンターでの50mレール荷卸し作業   2014年11月28日

レールセンターに搬入されたレールは、夕方までに門型クレーンで順次荷卸しされる。

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50mレールを吊り上げるクレーン。

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チキ5500形のレール積付具は、片側の支柱を支点に回転して、積まれたレールを取り出せる構造になっているが、中央締結車のレール積付具はこのようにクレーンで吊り上げないと荷卸しできない。

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夕方16時を過ぎると、空車の搬出が行われる。搬入時とは逆で、MCのボンネット側が先頭になり、牽引して出てくる。

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以前、くろがね線を読み解く第170回で紹介したが、八幡製鉄所は来年から150mレールの出荷を本格化する予定である。これに伴い、浜松レールセンター向けの50mレール輸送は、2014年11月度の発送をもって終了している(西浜松での入換最終日は12月1日)。来年の遅くとも春頃には、150mレールが当レールセンターへ搬入されることになると思われるが、このMCは牽引力不足で150mレール輸送用のチキ9両編成を牽引できないため、使用されなくなる見込みである。


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レールセンターでの荷卸しと入換作業を請け負っている通運会社の方に伺ったところ、150mレール用貨車は西浜松に常駐しているJR貨物の機関車で入換するとのことである。もともと、JR東海の在来線向けロングレール輸送に使用されているキヤ97系の入換は、このMCではなくDE10で実施されていたため、それと同等の扱いとなる見込み。

※2015年9月13日追記

 浜松レールセンターの150mレール輸送貨車の入換は、DE10ではなくレールセンターのMCが前後に連結されプッシュプルで実施されている模様。レール輸送用のMCはもともと1両しかいなかったので、プッシュプルの片方は新型とのこと。

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この日は、6両搬出後もMCはレールセンターに戻り、更に6両を今度は押し出してきた。チキの先頭に乗って手旗を振っているのも通運会社の方だが、この会社はレールの荷役作業自体から撤退するとのことである(150mレールの荷卸しは別会社が実施)。

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このMCももう見納めとなる。この日は勤務先の創立記念日で休みだったため、最後の雄姿を記録することができた。

※2014年11月度の発送をもって、黒崎発西浜松行の50mレール輸送は終了しています。

●JT専用側線の入換

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■JT浜松工場から貨車を引き出すMC   2009年3月5日、JT専用側線

 レールセンターに隣接するJT浜松工場も2014年3月末まで貨車で製品を発送していた。当初は専用の入換機を擁していたが、末期はJR東海のレールセンターへ入換を委託するようになっていて、旅客会社のMCがコンテナ貨車を牽引する珍しい場面を見ることができた。編成は4両であることが多かったが、

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■JT専用側線の入換シーン   2014年3月6日

廃止月に訪れてみると2両に減っていた。

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工場内では、アントにより貨車の移動も行われていた(敷地外より望遠で撮影)。

●軌道モータカー MO-7201

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 JR東海レールセンターのMCは、MO-7201と称する松山重車輌工業製の自重20tクラスの2軸機関車である。特注とはいえ元の設計がMCなので、柴田式自動連結器の下に保線車両を連結するための連結器も別途装備している。ただし燃料タンク容量は、このタイプのMC標準の150リットルから200リットルへと大型化されている。

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サイドビュー。後位側のデッキのスペースは本来クレーンや発電用エンジン・バッテリーを載せるためのスペースである。

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■JR西日本米子保線区のMC   2010年2月13日、米子タ付近

まったく同一の型というのは存在しないが、類型機であればJR旅客会社各社、特にJR西日本に多く存在するようだ。こちらはJR西日本米子保線区のMJK-MR775.ラッセルヘッドとクレーンを含めた自重は16.5t。

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2013年6月23日 (日)

◆東武鉄道北館林◆高田産業の兼用入換動車

 2013年6月、北関東へ出張する機会がありました。東武佐野線に乗っている途中、東武鉄道最後の貨物列車の着駅であった北館林荷扱所に、廃車になった車両が留置されていたため、帰りに途中下車して見物してきました。

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 東武佐野線の渡瀬駅北方1kmほどの場所には、1970年代初めに館林北部工業団地が拓かれ、カルピス群馬工場や石油卸会社の両毛丸善が進出しました。もちろんこの土地が選ばれた背景には、当初から製品の発送や到着に東武鉄道を活用することが念頭にあったと思われます。

北館林荷扱所の貨車の入換には、松山重車輌工業製の20tスイッチャーや協三工業製の15tスイッチャー(いずれもL型エンドキャブの2軸機)が使用されていましたが、貨物輸送の廃止により姿を消しています。

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 北館林荷扱所の跡地には、東武鉄道の資材管理センター北館林解体所が設けられ、高田産業により東武鉄道をはじめ小田急電鉄や東京地下鉄の車両の解体が行われています。

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館林の津覇車輌工業のケース同様、廃車になった車両は部品を取られるなどしており自走することができませんので、入換機が必要になります。高田産業で使用されているのは、かつて使用されていたスイッチャーと同じ松山重車輌工業製の入換機で、所有者は東武鉄道です。銘板に記載の「兼用入換動車」が正式名称のようです。

館林のものと比較すると新しめで、より「機械」らしい姿です。車体下部には枕木方向に移動できるようタイヤがついています。兼用入換動車の「兼用」は軌陸兼用に由来するのでしょう。

 私がこの日の午前中に車窓から眺めた際は、ちょうど東京メトロ銀座線用01系の先頭車1両をクレーンで吊り上げているところでしたが、仕事を終えてかけつけてみると見事に解体されていました。Youtubeで動画を見てみると、長い編成を解体するときにはこの入換動車が編成の葛生寄りに連結され、浅草寄りの車両を解体しながら、1両終わったら浅草寄りへ押し込み、終わったらまた押し込み、という感じで使用されていました。

●都営三田線6000形カットモデルも!?

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まあこういうのはどこにでもあるものですから(笑) 解体を引き受けた車両の一部を倉庫として利用しているのでしょうね。都営車の廃車体なのか、秩父鉄道5000系の廃車体なのかは気になりますが。

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2013年6月22日 (土)

◆東武鉄道館林◆津覇車輌工業の車両入換機

 2013年6月、北関東へ出張する機会があったのですが、途中駅で40分近い乗り換え待ち時間が発生してしまったため、時間潰しに見物してきました。

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東武鉄道館林駅の南方には、南栗橋車両管区館林出張所が設けられており、津覇車輌工業によって車両の改造工事が実施されています。単なる車両基地であれば、電車はみな自力走行で入換を行えばよいのですが、改造車両は自走できませんので入換機が必要になります。 

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使用されているのは、東武鉄道の保線用車両・機械を数多く手掛けている松山重車輌工業製の入換機で、所有者は東武鉄道です。銘板に記載の「車両入換機」が正式名称のようです。

足回りは、車輪径が小さいことなどから保線用モーターカーのような印象ですが、上に目をやると台枠が分厚くボンネットも大きくてスイッチャーのようにも見え、しかしキャブはないという、スイッチャーともアントともつかない微妙な存在感を醸し出しています。自重は判別できませんでしたが、下手なスイッチャーより重そうです。

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2012年10月 3日 (水)

★385000アクセス突破★新日鉄住金尼崎製造所の新塗装機関車No.7

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■鋼管積み貨車を牽引し公道を横切る機関車No.7  2012年8月23日、住友金属工業特殊管事業所前

  2012年10月1日、新日本製鐵株式会社と住友金属工業株式会社は予定通り合併しました。尼崎の特殊管事業所は「尼崎製造所」と暖簾を替えて操業を続けることになっています。

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■阪神尼崎駅前の高層ビルをバックに工場へ向かうNo.7

平日朝8:25頃にラジオ体操のメロディが流れ、8:30頃操業開始、終了は17時頃。機関車が公道を横切るのを見られるのはこの時間帯に限られます。

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この事業所に出入りするタクシードライバーの情報によると、東日本大震災以降は電力使用量制限のため、毎週土日に加え月曜日も操業を停止しているとのこと。夏場限定の措置なのかどうか気になるところです。

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松山重車輌工業製の凸型ディーゼル機関車No.7は、2011年末から2012年の初めにかけて、緑色から山吹色へ塗り替えられたようです。

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■冷間小径管工場 南工場から鋼管を運び出すNo.7   2012年8月17日

和歌山への出張ついでに寄りましたが、期間をあまり置かずに二度訪問したため、同じ機関車ばかり走っていました。

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2012年5月24日 (木)

★静岡鉄道★長沼車庫の静態保存車デワ1形と保守用車両

 静岡鉄道では、電動貨車デワ1形が静態保存されており、毎年1回工場が公開される際に屋外展示が行われています。このイベントは例年5月開催が定番なのですが、これまでは、雨に見舞われるか、天候不良で参加そのものを諦めることも少なくありませんでした。しかし今年は、ようやく晴れた日に参加することができました。

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■トレインフェスタ2012連動企画の車両工場公開イベント  2012年5月20日、長沼車庫

 日曜日の昼前に訪れてみると、他のイベントと重なったためなのか人もまばらで、見学するには好都合でした。

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デワ1形は、大正15年に日本車輌製造で製作された電動貨車で、ねじ式連結器とバッファーを備えています。諸元は右の説明板の通りです。今回、都合により写真は公開しませんが、構内の隅に保存されている無蓋車2両も、同じ連結器を備えています。

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車体表記を含め、綺麗な状態が維持されています。

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 通常、停止状態の電車が発進して加速する場合、速度に応じて主電動機にかける電圧を変えるために、抵抗器の回路構成を順次変えていく必要があります。この作業を、運転士のマスコン操作に応じて自動的に行う装置を主制御器と呼びますが、この車両にはそのような装備はありません。運転士は、運転台にあるドラム式の制御器を操作して手動で回路構成を変更します。架線の直流600Vが制御器内に直接引き回されており、一昔前の路面電車同様の直接制御方式となっています。

●入換兼保線用モーターカー

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■入換兼保線用モーターカーMR-756  2011年6月20日、見学時に撮影

 静岡鉄道では、工場内で車両を移動する際に、保線用軌道モーターカーを入換用機関車として使用しています。この車両は、1982年(昭和57年)3月 松山重車輛工業製の15t機で、型式はMR-756、製造番号は101929です。2011年6月に所属クラブの見学会で往訪した際に、間近で銘板等を記録することができました。新製配置された東急電鉄から1997年6月に譲渡された車両で、この車両の導入により、それまで車籍を失いながらも入換・保線に使用されていたデハ20形が置き換えられました。写真の通りMR管を備えていますが、聞いてみると東急時代は使用していたかもしれないが静岡鉄道では使っていないとのことでした。

ところで、1000系電車などの車輪の削正は、かつてこの工場で行われていましたが、旋盤が老朽化したため、現在では京王重機に外注しているとのことです。したがって、このモーターカーの整備も京王重機に委託している可能性が高いと思われます(未確認)。

●1000系電車のカラーバリエーション

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■すべて2012年5月20日、長沼付近にて撮影

 静岡鉄道1000系電車は、広告塗装を多用する路面電車を見るような楽しさがありますね。同鉄道のスペックを見てみると、

  • 電化方式は直流600V
  • 全線複線
  • 日中でも7~8分ヘッドで運行
  • 電車は2両編成

と、軌道線時代の香りをいまだ残しています。いっそのことLRTにしてしまえばと以前から思っていましたが、実際にそういった方向で議論も行われているようですね。

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2011年1月 3日 (月)

★祝★135000アクセス突破!! 【伏木ヤードまつり】スイッチャーたちの競演

 昨年の忘れられない想い出といえば、まずこれを挙げるでしょう。2010年9月5日(土)、氷見線伏木貨物駅の跡地で開催された、「伏木ヤードまつり」です。各地から数々の珍しいスイッチャーや保存車両が集められ、マニアには堪らない1日となりました。

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このイベントの目玉は、何といっても元・茨城交通のケキ102形ディーゼル機関車です。JR貨物北陸ロジスティクスによりメンテナンスが施されたケキは、綺麗な姿で駅構内をデモ走行しました。

Keki102_uos

更に、元・北陸鉄道のホッパー貨車ホム1形を連結し、元・近鉄の27tモータカーとのプッシュプルで行ったり来たり…。前代未聞の光景です。

Keki_w_kyrg10b

今回は、ロッド駆動のスイッチャーが動くだけでなく、ロータリー車の実演があると聞いていたため、動画撮影を中心に楽しみました。ですので写真はあまりありません。それにしても、フルハイビジョンはやはり綺麗ですね。

Kyrg10b

ロータリー車の実演風景。何往復かした後、今度は線路上でジャッキアップして方向転換してくれました。無論、その光景は写真ではなく動画で記録しました。

Fushiki_lined

近鉄モータカー以外にも、能町駅構内に留置されていた協三工業製20tスイッチャー2台、各種路面電車の保存車も展示され、あっという間の1日でした。

 会場では、日頃情報交換でお世話になっている「奥野君の専用線日記」の奥野さん西宮後さんRUIDOさんほか、多くの知人に会うことができました(前日に電化青海で初めてお会いした方も来ていましたね~)。そして昼食をとりながらのオフラインでの情報交換。ネットには流せないあれやこれやの怪しげ情報も惜しげもなくやり取り。存分に楽しませていただきました。お会いできた方々には、心から感謝しております。

本年もどうぞよろしくお願いします。

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2010年11月 7日 (日)

◆トワイライトゾーン?◆丸ノ内線四ツ谷駅の保線車

Yotsuya_marunouchi_motorcarx2
■仲良く並んだ、丸ノ内線用保線車   2010年11月7日、四ツ谷駅

四ツ谷駅のホームから撮影すると、どこから撮っても手前に障害物が入ってしまうことで有名な、保線車両たち。

本線入出場時は、他のモータカーがそうであるように、軌道上で90度転回します。

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