カテゴリー「▽私鉄の希少車輌 1.北海道東北」の21件の記事

2020年5月29日 (金)

◆仙台市地下鉄◆地下鉄の地上鉄

 地下鉄路線の中で地上を走行する区間を乗ったり撮ったりして楽しむことを、私は「地上鉄」と呼んでいます。これは、所属するクラブで同郷出身のAさんがよく口にしている用語で、私も気に入ったので使うようにしています(笑) 東京都内ですと、東京メトロ東西線南砂町以東や都営三田線志村三丁目以北などが代表格ですね。短い区間も含めれば、東京メトロ半蔵門線と南北線、都営浅草線と大江戸線以外の全路線で、地上鉄が楽しめます。

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 仙台市営地下鉄(仙台市地下鉄)南北線は、終点の一駅間(八乙女→泉中央へ延伸以降は二駅間)が地上区間になっており、明るいなかで列車を撮ることができます。簡単なのは八乙女駅ホームの北端ですね。

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東西線も、広瀬川を渡る橋梁部分が地上区間で、国際センター駅前から俯瞰できます。この橋梁は、土木学会なんちゃら賞を受賞したらしいですが、架線を吊る構造が酷すぎて、写真を撮りにくいことこのうえないです。ふつう、A線B線がこのようなレイアウトなら、複線軌道の両側に架線柱を建てて各々内側にビームを伸ばせば済むし、架線柱の傾き防止や間隔を保ちたいなら、上部の横方向の鉄骨だけでよいはず。写真のように、わざわざ横方向の鉄骨から下に向けて架線柱を伸ばしてビームを付ける必要が無いです。センスが悪すぎる。フランスやドイツ、スイスであちこちの鉄道に乗りましたが、都市交通でもこんなデザインセンスのない景観は見たことがありませんね。

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高層ビルと自然が調和する、杜の都仙台らしい風景。駅舎内にカフェと屋外テラス、眺望スペースが設けられ、本来は大変素晴らしい撮影スポットになるはずだった場所。そこは、あまりにも残念過ぎる「地上鉄」でした。架線柱をすべて建て直してもらえないかなぁ。

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2020年4月 4日 (土)

◆弘南鉄道大鰐線◆おおわにらんたん夢列車(2020)

 2020年2月上旬、弘南鉄道の除雪列車を撮影しに青森まで行ってきました。つい2か月前のことですが、最近いろいろなことがありすぎて、遠い過去の出来事のように感じられます。

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ここ10年ほどの間に、JR弘前駅前にも店舗や宿泊施設が増えてきましたが、まだまだ弘前市の中心部はこちらですね。弘前城や飲み屋街も弘南鉄道中央弘前駅の方が近いです。2月上旬に大雪に見舞われた弘前盆地では、ラッセル列車走行イベントの前日に本物のラッセル列車が走り、私も訪問日初日に早くも撮影できてしまったので、達成感を得て旧市街の居酒屋へ向かいました。

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到着したのが18時過ぎでまだ開店していないお店もあるため、時間つぶしに大鰐線に乗ることにしました。なにせこの時は津軽フリー切符を使用していたので、訪問した土日2日間はJRも弘南鉄道も弘南バスも乗り放題(笑) 前面に赤帯や青帯の入っていない弘南鉄道7000系にやっと会えました。

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おおわにらんたん夢列車と称する電車の車内には、地元の幼稚園・保育園の子供たちが手作りしたランタンが飾られていました。親子連れでちょうどロングシートがすべて埋まるくらいの乗車率でしたので、のんびり夜の大鰐線を楽しむことができました。

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お勧めは「和の家」さんです。金木産馬刺しと串焼き。

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2020年3月 2日 (月)

◆阿武隈急行◆仙台直通4連、AB900系第二編成試運転、梁川→仙台車セ出場回送

 福島県に本社のある第三セクター鉄道会社阿武隈急行では、福島寄り、仙台寄り双方で、朝夕の通勤通学ラッシュ時に2両編成を2本連結した4両編成をそれぞれ1往復運行しています。福島寄りの4両編成は平日のみ(土休日は本数は変わらないものの2両編成)ですが、いっぽうの仙台寄りは、土休日も4両編成のままヘッドマークを付けて「ホリデー宮城おとぎ街道号」として運行しています。いずれの列車も、朝はほぼ早朝、夕方は日没前後という撮影者泣かせの微妙な時間帯に走るのが特徴です。朝に撮る場合、東京からでは始発の新幹線でも間に合いませんので、夜行バスか前泊が現実的です。

 2020年2月20日未明、J-TREC(総合車両製作所)横浜事業所を出場したAB900系の第二編成が、福島に向けて甲種輸送され、公式Facebookによると2月24日月曜祝日から3日間試運転を実施するとのこと。せっかくの連休ですので、JR東日本の「週末パス」で23日に宮城県まで移動して前泊、翌24日に仙台直通4両編成とAB900系試運転を撮影することにしました。新型コロナウイルスの感染拡大が報じられておりますが、万が一自分が感染していた時に他人に移さないよう、マスク装着、アルコール消毒スプレー持参で、臨みました。当時、東北地方ではまだ感染者が一人も発見されていなかったのも安心材料の一つでした(のちにダイヤモンドプリンセス下船者1名が東北初の陽性判定)。

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 6時にホテルをチェックアウトし、田園地帯で待っていると、朝焼けに照らされ仙台行き4両編成がやってきました。2019年10月の台風19号による土砂崩れにより、阿武隈急行の福島-宮城県境区間は2020年2月現在不通となっており、福島口は福島-富野間で通常ダイヤでの区間運転、仙台口は丸森-槻木間で朝夕のみ(特別ダイヤで)運転しています。このためなのか、通常は土休日ならば付くはずのヘッドマークは無し。仙台では平日しか撮れないヘッドマーク無し4両編成を休日に撮れるのは、逆に貴重?

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こちらは2019年9月の同じ列車で、土休日は「宮城おとぎ街道号」になります。巨大なヘッドマークが目を惹きます。停車駅は変わらず特別料金も不要です。

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当初は場所を変えようと思っていましたが、背後の山並みが綺麗になってきたので、そのまま居続けることに。すると、フルーティアの719系が仙台方向から福島に向け回送されていきました。正面も撮りましたが後追いの方が綺麗なのでそちらを。

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休日であっても朝の時間帯のJRは6両編成主体で、701系とE721系の混結編成も珍しくありません。車体断面も床面高さも異なる凸凹感が良いですね。

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そして待望の仙台発丸森行き4両編成。

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やはり後追いの蔵王山バックが綺麗でした。あと2か月ほどすれば最初の下りからしっかり明るくなりますが、その頃には山頂の雪も減るので一長一短ですね。なにしろ今年は暖冬なもので。

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最寄駅から東北本線福島経由で阿武隈急行へ。週末パスのフリー区間には阿武隈急行全線も含まれますので、最大限活用しますよ。この日のAB900系第二編成試運転は朝9時台から13時頃まで実施される予定でしたので、2往復くらい撮れれば良いかなのスタンスで臨みました。ダイヤは途中駅の通過時刻まですべて載っていたので、営業列車との交換駅も分かり、とても助かりました。AB901-2+AB900-2の2両編成下り列車。24~26日の三日間の試運転は瀬上-梁川-富野間で実施され、営業列車のように矢野目信号場から東北本線に入りJR福島駅へ直通はしませんでした。

想定外だったのは、2往復目を待っている間、営業列車の無い時間帯に梁川方向から福島方向に向けて8100系2両編成の回送列車があったことです。通常であれば、車両検査は自社線内の梁川車両基地で実施するので社線内を回送すればよいのですが、台風災害で県境区間が不通のため、仙台口の車両を検査する際はわざわざ東北本線経由で福島まで来てから、進行方向を変えて阿武隈急行に入り梁川へ向かいます。検査後の出場はその逆ルートで、今回目撃したのも出場列車でしょう。そうとわかれば、試運転の撮影は取りやめて福島駅へ戻ります。

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予想外に珍しいものが見られました。JR東北本線福島駅1番線に停車中の、阿武隈急行8100系電車。福島発東北本線経由仙台行きの回送列車で、この日は11:58に発車していきました。矢野目信号場でJR東北本線と合流した阿武隈急行は、福島駅構内で再びJRから分かれ、福島交通飯坂線のホームに入るので(飯坂線の線路とは直接繋がっていない)、JRの線路をそのまま走行してJR福島駅に入線するのは珍しいです。むかしは郡山行きなど福島以南に直通する定期列車もあったのですがね。

 さてこの後、陸前山王(仙台埠頭)発東福島行きの臨時工事列車(積荷はレール)を撮るべく北上しようとしたのですが、なにを血迷ったか発車番線を誤り乗り遅れてしまいました。おまけに、50分後の後続列車で北上しても藤田以南ならギリギリ撮れるのですが、今度は(快速シティラビットだったため)下車したかった駅を通過し、途中で工臨とすれ違う痛恨のミス。いやはや、最近ではなかなか経験したことの無い大失敗をやらかしました💦💦 幸い、白石到着後すぐに戻りの快速シティラビットがあったので、東福島の到着後入換には間に合いました。

東福島の臨時工事列車到着後の入換は、想像以上にダイナミックで、本線撮影失敗の憂鬱な気分も晴れました。軌道モータカーにはあまり食指の動かない私でも、十分に楽しむことができました。専用線のスイッチャーが好きな方は、きっとハマることでしょう。それはまた、次の機会に。

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2020年2月12日 (水)

◆弘南鉄道・伊豆箱根鉄道◆凸型電気機関車の2020年撮り初め

 2020年に入ってからは初撮影の私鉄の凸型電気機関車を紹介します。

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 2020年2月9日(日)、青森県の弘前盆地を走る弘南鉄道のイベント企画で、ラッセル列車が走行しました。とはいえ、3日前から大雪が続いたためにイベント前日にヤラセではない本物の除雪列車が走行する異例の事態。逆にイベント当日は、降雪量が多すぎて午前中の列車は全便運休、排雪軌道モータカー(ハイモ)が少なくとも3往復し、黒石発12:40の旅客列車からようやく運行再開。結局、ラッセル列車のイベント走行は計画を縮小し午後の2往復のみ実施されました。上はイベント前日8日(土)の黒石を15時台に発車した除雪列車です。天候が乱れているときは早めの行動が肝要ですね。

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 弘南鉄道ラッセルイベントの終わった週明けの2月11日(火祝)、伊豆箱根鉄道で電気機関車ED32・ED33の重連がイベント企画で大場-修善寺-三島-大場間の全線を1往復しました。類似の企画は毎年行われており、5年前にも撮影していますが、天候に恵まれ富士山も綺麗に見えたのはとてもよかったです。重連総括制御は今回も実施されず、総括制御用ジャンパ連結器とMR管のホースは連結されないまま運転されました。

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2019年11月 7日 (木)

◆函館市企業局交通部◆道税おさめ~る号今昔

 函館市電にはさまざまな広告塗装の電車がありますが、8000形8007号車は「おさめ~る号」として知られています。

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「おさめ~る」とは、北海道税をきちんと申告して納税しましょうというPRのために付与された愛称です。車体には他にも、定番の「試される大地 北海道」や、「北の大地に 新幹線!」のスローガンが掲げられています。その右にはE2系と思しきデザインの架空塗装の新幹線も描かれていますね。撮影は2011年8月で、既に東北新幹線は新青森まで延伸されておりE5系も登場していますが、この広告塗装はまだ東北新幹線盛岡以北にE2系しか走っていなかった頃に描かれたのでしょうね。

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このスローガン、2016年3月26日の北海道新幹線新青森-新函館北斗間開業後にどうなっているのか気になり、調べてみました。

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2016年9月にたまたま同じ車両を撮っていました。おさめ~る号、試される大地 北海道は変わりませんが、スローガンは「つながる!ひろがる!北海道新幹線」に上塗りされ、その右にあったE2系の絵も、北海道新幹線を盛り上げるためのキャラクター「どこでもユキちゃん」に塗り替えられていました。最近では2019年5月時点で、広告を解消し白塗装で走行していましたが、いまは別の広告塗装になっているのでしょうか。

●おまけ

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同じ2016年9月に見かけた9600形9602号車は、H5系新幹線もどきの塗装に変更。こちらも半年前に開業したばかりの北海道新幹線をアピールしていました。後で調べたところ、この広告塗装は2か月後の11月で終了し、元の塗装に戻っているとのことです。ギリギリで撮れたわけですね。

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2019年3月12日 (火)

◆阿武隈急行◆新系列AB900系電車登場

 2019年3月3日日曜日、早朝に武蔵野線で東京メトロ東西線用(元有楽町線用)07系電車の甲種輸送を撮影後、一路北へと向かいました。

 

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福島駅で、福島交通・阿武隈急行両鉄道全線が乗り降り自由となるフリー切符を購入し、梁川車両基地を訪ねたところ、先日金沢八景のJTREC横浜事業所から甲種輸送された新型車AB900系電車を早速見ることができました。新顔は、以前A417系電車が留置されていた線路上にいました。JR東日本E721系や仙台空港鉄道SAT721系、青い森鉄道青い森703系の仲間ですね。

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車体は前面パーツを除きステンレス無塗装で味気ない気がしますが、よく見ると、社名の左側に記されたコーポレートマークが8100系電車の緑・青・白のイメージカラーですね。

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M車T車の向きも、A417系とは異なりJR車(E721系)と揃えてあります。右手のT車(クハE720)がAB900形、左手のM車(クモハE721)がAB901形で、形式の後ろにハイフン(-)を付けて車番を附します。仙台寄りから順に、AB901-1+AB900-1です。E721系の社型版であるSAT721系や青い森703系と同等の附番ルールを踏襲しています。この車両、全般検査や重要部検査はJR東日本郡山総合車両センターに委託するのか、それとも自社整備にこだわるのか、どうなるのでしょうか。

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AB900系の営業運転開始は今年の夏頃らしいですが、車両数が少ないので、この8100系は数年であっという間に置き換えられてしまうかもしれませんね。単一車種の鉄道路線は、新旧両系列が同時に存在する時期が、乗るのも撮るのも一番楽しいですから、そんな限られた時間を楽しみたいと思います。8100系を1~2本国鉄色にしてくれたら尚嬉しいですが…。いや、意外と似合うと思うんですよね(笑)

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2018年11月17日 (土)

◆福島交通◆1000形電車甲種輸送(最終回)

 無塗装無着色の直方体電車があまり好きではない私ですが、振休をとっていた11月15日は、群馬で上信電鉄倉賀野のHD300-29試運転を撮影した帰りに、新白岡に寄り道しました。

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 東急電鉄で営業運転を終えた1000形電車のうち、14両は、長津田車両工場で改造のうえ、福島交通に譲渡されることになっています。譲渡のための甲種輸送最終回は、中間車に運転台取り付け改造をした2両編成×2本の4両でした。2018年11月2日深夜に工場からデヤの牽引で長津田検車区まで移送された当該編成は、11月14日にJR長津田駅から福島駅に向けて発送されました。途中、八王子と郡山タで夜間滞泊する行程です(郡山タを11月19日22:30に発車見込み)。

 今回の甲種輸送は、直流電化区間の牽引機がEF65形2074号機国鉄色というのも魅力ですが、帯色の入っていない1000形電車がいかにも半製品っぽく感じられるのもポイントです。

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2018年8月15日 (水)

◆阿武隈急行A417系◆国鉄色の留置とさよなら運転回顧

 2018年8月5日、前日に毎年恒例の君津製鉄所公開に参加し、新京成電鉄N800形甲種輸送を撮影した翌日となる日曜日は、福島の阿武隈急行を訪ねました。当初は、栗原市のくりでん乗車会(DB10形ディーゼル機関車が無蓋貨車に来場者を乗せて5往復走行するイベント)に参加するつもりだったのですが、電車で移動中にスマホで当地の天気予報を確認すると午後から雨になってしまったので、急遽行先を変更することにしたのです。東京から福島往復ならば青春18きっぷ利用も現実的ですし、毎月第1日曜日は阿武隈急行全線フリーきっぷ¥600-の販売日ですので、コスト削減にもなります(笑)

阿武隈急行を訪ねようと思ったのは、今年7月1日の「あぶ急全線開業30周年 大感謝まつり」に合わせ、2016年に引退したA417系3両編成のうちの1両、元国鉄クハ416-1が国鉄色に復元されたためです。その日は残念ながら参加することができませんでしたので、その後どうなっているのか様子だけでも見てみようと馳せ参じました。

 

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3両編成のうちの展示されなかった2両(元クモハ417-1+モハ416-1)は、イベント開催前に丸森駅の保線用の側線(バラスト積込時に使用される)に移動、留置されていましたが、8月5日に私が訪問した際は、梁川の車両基地の中に元通り3両編成を組んで留置されていました。福島駅からあぶ急に乗って移動したので、丸森まで行く手前でこの編成を車窓から発見し、無駄足を踏まずに済みました。

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AT418-1こと、元クハ416-1。側面行先方向幕に「仙台」を表示し、色調も忠実でなかなか良い雰囲気です。

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農道みたいな未舗装の通路から近付いていくと、もっとよく見えました。記号番号の車体表記が国鉄の書体ではないなど、近づけば色々気づきはありますが、こんな企画を実現してくれる阿武隈急行、大好きです。

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途中から道路はコンクリート舗装に変わり、縁を通っていくと、良く見えました。以前阿武隈急行への直通運用もあった455系は東北地域本社色(グリーンライナー色)のイメージが強いのですが、417系はJRになった後も暫くはこの色に白のJRマークを付けて走っていましたので、私にとっては国鉄色のイメージが強いです。

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そういえば阿武隈急行の形式付番ルールは独特ですね。日本車輌製造に自社発注した8100系のMc車はAM8100、T’c車はAT8100というのはまだ分かるのですが、JR東日本から譲り受けた417系は、クモハ417+モハ416のMM’ユニットがAM417-1+AM417-2なのはまだいいとして、なぜクハ416がAT41なのか。

◇付番ルールのその後◇
 実車調査により、8100系の付番ルールは、M車のAM8100形が奇数(AM8101、AM8103、…)、T車のAT8100形がM車にプラス1した偶数(AT8102、AT8104、…)であることが分かりました。同じルールをA417系にも適用すると、M車がAM417(AM417-1、AM417-2)、T車が417に+1してAT418となるわけですね。なるほど合点がいきました。国鉄形車両ファンだと、偶数向きはついマイナス1したくなりますから、我ながら困ったものです💦
ちなみに、2019年に登場したAB900系は、M車が奇数、T車が偶数の付番ルールは踏襲しているものの、槻木(仙台)寄りから順にAB901形+AB900形となっており、T車はプラス1ルールではなくE721系と同じマイナス1ルールに変更されています。

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国鉄417系は3両編成5本すべてが日立製作所笠戸工場製で、落成後は下松駅から仙台運転所まで自力走行(回送)しています。交直両用電車でありながら直流区間を本線走行したのはその時が最後で、モハ416形の屋上にある交直切替器も、仙台に来てからは検査で郡山工場(現 郡山総合車両センター)内で試験をするとき以外、動いたことはないのではないでしょうか。(なお自力回送の前に、山陽本線や関門を越えて鹿児島本線で試運転を行っています

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角度を変えると、線路をオーバークロスする歩道付きの道路から眺めることもできました。

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並行する線路際の道からは逆側も。AM417-1は既に前部・後部標識灯やジャンパ連結器などが取り外されております。

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工場の一部が外から見え、イベント時に展示されたエメラルドグリーンの古い軌道モータカー(TMC200B?)も少し見えました。なお阿武隈急行の車両工場「梁川車両基地(阿武隈急行電車基地とも称する)」では、工場内の車両移動にはアント車両移動機を使用しており、屋外の車両入換は自力走行または他の8100系による牽引・推進となりますので、入換用スイッチャーは配置されておりません。

●A417系さよなら運転(2016年5月28日)

 2016年5月28日、A417系のさよなら運転が行われました。当日は、朝一で仙台臨海鉄道のレール輸送列車(不定期運転)を撮影後、陸前山王駅で車票を記録し、東北本線を南下して槻木からあぶ急の最初の撮影ポイントへと向かいました。

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さよなら運転では、A417系は車庫のある梁川から槻木まで北上し、折り返して福島へ、再び折り返して梁川までの全線1往復のみの運転でしたので、自分の移動に使う列車のダイヤと撮影候補地を事前に入念にチェックして臨みました。まずは槻木行きから。この場所はあぶくま駅徒歩10分といったところ、国鉄線として計画された際に信号場を設ける予定だったのか、この区間数百メートルだけ複線分の用地が確保されており、渓谷でありながら線路の手前にスペースがありうまく撮れました。続いて新田-二井田へ移動します。

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この区間は、午後になれば正面寄り・側面寄り・俯瞰なんでもいけそうでしたので、まずは福島行きを水鏡で。あぶ急車両のカラースキームの秀逸なところは、空の水色、山の深緑に自然に溶け込むところですね。色の組合せは伊豆急100系にも近いですが、クリーム色を主体として帯を細くすることでスッキリと仕上がっています。斜めストライプは1980年代の流行りで、国鉄185系やバブル期に登場したジョイフルトレインにもよく見られたデザインです。あぶ急がこのデザインを最初に採用したのは自社発注車の8100系ですが、登場したのは全線電化開業の1988年、まさにバブル全盛期です。

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最後の梁川行きは俯瞰で。5月下旬の福島は、想像した以上に暑かったですが、阿武隈急行の沿線景色を存分に楽しませていただきました。東北本線福島-仙台間にある25‰の急勾配を避けるためにバイパスとして計画された路線だけに、羽越本線や磐越西線にも似た国鉄の電化された亜幹線の雰囲気が漂う魅力ある鉄道です。またやってくる車両も、この417系や、国鉄713系をベースにワンマン運転・耐寒仕様に設計変更した8100系ですから、国鉄形車両が好きなファンは一度は訪ねてみる価値がありますね。A417系が営業運転することはもうありませんが、8100系の方も、JR東日本E721系ベースの後継系列AB900系によって置き換えられることが発表されています。この機会に、8100系の編成1本を国鉄色に塗装して走らせたら、似合うと思うのですが、いかがでしょうか。ライトユニットが近代的な角型なので、グリーンライナー塗装の方が似合うかもしれません(笑)

【参考情報】さよなら運転臨時列車のダイヤ (※すべて発車時刻です)
9953M
梁川         10:28
やながわ希望の森公園前10:31
富野         10:34
兜          10:37
あぶくま       10:41
丸森         11:05
北丸森        11:07
南角田        11:11
角田         11:25
横倉         11:27
岡          11:31
東船岡        11:38
槻木         11:42
9954M
槻木         11:53
東船岡        12:00
岡          12:04
横倉         12:07
角田         12:10
南角田        12:13
北丸森        12:16
丸森         12:19
あぶくま       12:26
兜          12:30
富野         12:38
梁川         12:43
二井田        12:47
保原         12:54
高子         12:58
瀬上         13:02
福島         13:11
9955M
福島         13:29
卸町         13:35
福島学院前      13:37
瀬上         13:40
向瀬上        13:42
高子         13:51
上保原        13:53
保原         13:56
大泉         13:58
二井田        14:01
新田         14:03
梁川         14:05

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2018年4月15日 (日)

◆三陸鉄道36形◆八戸行臨時列車

 2012年8月11日、東日本大震災後に復旧した八戸臨海鉄道を撮りに行った帰り、八戸貨物駅の入換を撮っていると、珍しい列車に遭遇しました。

36x3_120811

三陸鉄道から八戸線に直通してきた36形3両編成から成る臨時列車です。山田線の宮古-釜石間は結局三陸鉄道として復旧することになっていますが、いずれ八戸でこのような列車をまたみられるようになるのでしょうか。

Honhachinowonstructing

ホテルを出て朝の下り1便目を撮る前はいつも本八戸貨物駅の上を通るのですが、この日は道路工事?のためにレールが剥がされている場面に遭遇。このまま廃線になるかと思いきや、原状復帰が原則なのかレールは再び敷設されて現在に至っています。時々草刈りもされているのですがどうなるのでしょうね。この駅に接続する専用線の方は自然に還りつつありますが(笑)

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2018年3月 7日 (水)

◆札幌市交通局◆ササラ電車

 毎年冬が近づくとテレビニュースや新聞で報じられるササラ電車の試運転。子供の頃から知識として知ってはいたものの、実は走行シーンはおろか、停車している姿さえ肉眼で見たことがありませんでした。

Sasara01

数年前のことになりますが、札幌市内に住んでいる知人に頼んで、車庫を見学させていただく機会がありました。

Sasara02

カテゴリー上は保守用車両に分類されるかもしれませんが、路面電車のようでもあり機関車のようでもある、その独特な存在感。見ると病みつきになりますね。

Sasara03

新型もいましたが、やはり古いのがお気に入り。

Sasara04

低速走行しかしない車両ですが、一応新旧両方ともコロ軸受になっていました。

Sasara05

全車両とも集電装置を上げてスタンバイ。良いものを見せていただき、東京からはるばる渡道した甲斐がありました。今年の冬も大活躍したのでしょうか。

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