カテゴリー「▽私鉄の希少車輌 7.九州」の24件の記事

2020年5月23日 (土)

◆鹿児島市電◆神田車庫を見学(2017)

 2015年5月1日に、高麗町(交通局前電停-武之橋電停間)から神田(シンデン。カンダではない)へ移転した、鹿児島市電の車庫兼車両整備工場。2017年のゴールデンウィークに訪問したところ、懐かしい標準塗装の車両が一堂に会していました。

20170504_a9505

まずは神田電停付近で、9500形9505号に遭遇。元大阪市電2601形改造の800形の車体更新車です。台車は800形時代の冷房改造時に交換されているので、外観に原形を留める部分はほとんどないと思います。

20170504_bkagoden

9505号を待って出庫した、かごでん100形101号。これは以前撮っていますね。

20170504_c5046156016142101

車庫脇は公園になっていて、フェンスの上から車両を眺めることができます。この日は、504号、615号、601号、614号、2101号が見られました。2100形はJR九州鹿児島車両所で製作した電車です。所内での試運転は、ED76形の主電動機端子電圧が直流750Vなのでそこから引き出して600Vに降圧して、電気機関車を変電所代わりにして実施したといわれています。

20170504_d2102

2100形2102号が、「回送車」の幕で出庫していきました。

20170504_enewcommer

新型も並んでいます。

20170504f501

501号、後ろは507号、618号。並ぶ車両は日によってまた時間帯によっても変わるので、行く度に色々な楽しみ方ができますね。

●おまけ

20170504_groundhouse

 市電車庫から幹線道路挟んで反対側に数分歩くと、鹿児島車両センターのターンテーブルがあります。これは以前の記事で紹介していますね。むかしの南日本新聞に、鹿児島機関区にあった転車台を鹿児島運転所に移設した記事が載っていましたので、元鹿児島機関区のモノで間違いないでしょう。国土地理院の空中写真でも在姿が確認できます。

20170504_hroundhouse

片運転台の気動車の方向転換に使用されているようですが、ここまで自力走行なのでしょうか。スイッチャー入換なら撮ってみたいですね。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2020年5月 7日 (木)

★165万アクセス突破★三井化学専用鉄道が運行を終了

 本日2020年5月7日の宮浦発大牟田(仮屋川)行き列車をもって、三井化学大牟田工場からの貨車の発送は終了し、三井三池港務所鉄道時代から続いていた炭鉱電車の運行は幕を下ろしました。新型コロナウィルス感染拡大に伴う外出規制の中での終焉は、昨年末時点で誰も予測していなかったのではないでしょうか。3月上旬に発表されていた炭鉱電車さよならイベント(当初6月実施予定)も延期されたようです。小ブログでは今後、断続的に三井化学専用鉄道の振り返り記事を投稿していきます。今回は、1月に主催した所属クラブの炭鉱電車見学会(参加者9名)用に作成・配布した資料の中から、車両一覧を抜粋します。

Mccmrailway_spectable

【補足】

 電気機関車は、車体の製造者と電機部分の製造者が異なることがままあり、製造者は基本的に発注先を表記しています。ただし参考文献等により車体の製造元が判明しているものについては、車体製造者名を前に併記しています。電源車デ形の足回りについては、鉄道ピクトリアル1984年7月号によると、立山重工業、若松車輌製となっていますが、当時のデ形の足回りと2020年1月現在のデ形3両の足回りは形態が異なるため、あえて触れておりません。また45t電車No.20については、日本窒素から東京芝浦電気へ発注されましたが、完成した車両は南海電鉄ではなく最初から三池製作所へ納入されております。これは上記参考文献のほか、比較的最近発表された東芝の電気機関車製造台帳(イカロス出版 電気機関車EX Vol.14)においても裏付けられており、No.20は東芝で1949年に製造された製造番号30063で、納入先は三池港務所と記されています。自重はいわゆる東芝戦時型標準の40tではなく45tです。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2020年4月22日 (水)

◆島原鉄道◆D37形ディーゼル機関車(2017)

 2017年のゴールデンウィーク、大牟田に前泊し三井化学専用鉄道の朝の往復を撮り、三川坑の炭鉱電車保存車を見学したあと、三池港からジェット船で長崎県島原市の島原外港に移動(所要約40分)、レンタサイクルを借りて水無川まで行ってきました。

01d37201705

雲仙普賢岳が噴火を続け、大火砕流が発生したのは1991年6月3日。島原鉄道も大きな被害を受けました。貨物輸送廃止後は工事列車に使用される程度だったこのD37形ディーゼル機関車が、復旧工事ための資機材輸送に大いに活躍しました。背後に見えるのが雲仙普賢岳です。

05d37201705

キャブ側面のナンバープレートと社章、製造銘板(昭和42年の陽刻あり)。D37は自重37tのディーゼル機関車を表し、03の番号は3両導入されたうちのラスト1両であることを示しています。私鉄や臨海鉄道、専用線のディーゼル機関車の記号番号は、DNXX(DはDieselの頭文字、Nは自重、XXは連番)の様式で表現することが多いですね。XXは十の位に0を入れることもありますが、1桁のこともあります。

06d37201705
1960年代の私鉄・産業用のディーゼル機関車の台車は、ちょうど鋳鋼製が出てきたころで、日立製・日車製にもまだ板台枠の台車のものが見受けられました。川崎車両製のこの機関車も板台枠です。川崎重工の『蒸気機関車から超高速車両まで 「写真で見る兵庫工場90年の鉄道車両製造史」』の付録に、機関車製造台帳が載っているので、抜粋します。

  • 形 式 : D37形液体式ディーゼル機関車
  • 記号番号: D3701~D3703
  • 製造年 : 1967年(島原鉄道での竣工日付は1968年1月17日)
  • 製造所 : 川崎車両
  • 製造番号: 196~198
  • 自 重 : 37t
  • 車軸配置: B-B
  • 出 力 : 600ps(DMH17SB 300ps×2基)
  • 全 長 : 10,950mm
  • 全 高 :  3,665mm
  • 全 幅 :  2,718mm

現地看板の説明には「最高時速 55km/h、牽引実績 貨物車最大15両を牽引」と記載されていました。国鉄と比較するなら、自重48tで800psのDD16形よりやや性能を抑え気味といったところです。15両というのはおそらく換算15のことなので、実際に同時に牽引できた貨車の数は、例えば荷重15tクラスの2軸貨車だったとしても、もっと少ないと思います。とはいえ、元は戦前設計で国鉄キハ10系と同系統のDMH17系エンジンに、過給機とインタークーラー(*)を付けて300馬力を出しているので、頑張っている方かもしれません。製造された時代的にはDMF31系統で1エンジンにする選択肢もありますが、旅客輸送主体で気動車がDMH17系のエンジンを使用していたので、保守の都合に鑑み、同系のエンジンを指定してメーカーにオーダーしたのでしょうか。川崎車両が製作した民間向け液体式ディーゼル機関車では、このD37のような2エンジン機は製鉄所構内用などがメインで、私鉄・専用線向けはほとんど1エンジン機です。マイナーな2エンジン機でよく知られているのは、倉敷市交通局→水島臨海鉄道D505でしょうか。

(*)過給機とは、エンジンの燃焼効率を高めるため、排気量以上の空気(酸素)を強制的に取り込むための空気圧縮装置。ターボチャージャーともいう。いっぽうインタークーラーとは、過給機により圧縮された空気を冷却する装置。圧縮された空気は、温度が上昇して気体分子の平均自由行程が長くなるが、冷却によって平均自由行程を短くすると、燃焼反応に寄与する気体分子(酸素)の密度が大きくなり、エンジン出力を向上することができる(平均自由行程というのは熱力学用語で、気体分子が1回他の気体分子と衝突してから2回目にまた別の気体分子と衝突するまでの間に進む距離のことである。もちろん、各分子の個別の運動状態など測定しようがないので、マクロ的な平均値である。温度上昇により平均自由行程が長くなるというのは、分子運動がより活発化して密度が低下する状態をイメージしておけばよい)。

07d37201705

運転台の状態。計器類はほとんど取り外されています。本線用機関車ですので、ブレーキ弁はちゃんと自弁(自動空気ブレーキ弁)と単弁(単独ブレーキ弁)の両方を備えています。

Mizunashigawariver201705

2008年、復興した島原港以南が廃止されてしまったのは残念でなりません。復興区間の廃線跡は、橋梁や高架橋を含め線路がはがされた以外はほぼそのまま残っています。

Mizunashigawabridge201705

1991年6月3日の大火砕流発生当時、水無川周辺では、折からの噴火で住民の避難は終わっていたものの、成長する溶岩ドームの映像を撮影するためにマスコミ各社が避難区域に常駐、結果的に死者行方不明者43名・負傷者9名を出す大惨事に発展し、災害報道の在り方に一石を投じる事故になりました。

Mtunzenfugendake201705

火砕流が流れた後、2000年代に入っても小康状態とはいえ火山活動は継続中で、水無川の下流では歩道付きの道路が整備され区画整理されているものの、2017年5月現在でもまだ真新しい住宅がぽつりぽつりと建っている状態に留まっています。

Yogandome201705

成長した溶岩ドームでは、まだ水蒸気や硫化水素が発生しているようです。もっとも鹿児島生まれの私にとっては火山は見慣れたものですし、噴火や降灰も日常でしたが。

03shimafunatsu201705

さて、島原鉄道の車庫は、終点島原港駅の一つ隣り、島原船津駅にあります。

02kyuen201705

その隅には、ワム80001と称する「救援車」とヨ8000形が留置されていました。いまでも使用することはあるのでしょうか。

04shimabaramc201705

隣の島原駅北側には比較的新しいタイプの軌道モータカーも留置。松山重車両工業や堀川工機にも似たようなスタイルの軌道モータカーがいますが、ボンネットの高さや台枠下の足回りが若干違います。コマツにも似たのがいますが、キャブの傾斜がもっときついので、やはり違いますね。というわけで消去法により、新潟トランシス製のTMC400NC(富士重工製のTMC400NCではない新しいタイプ)と推察されます。銘板は写真の反対側にあるので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2019年12月31日 (火)

◆くま川鉄道田園シンフォニー◆KT500形501冬+504夏

Kt501wt504sm

 1989年(平成元年)10月1日に開業したくま川鉄道湯前線は、1924年(大正13年)3月30日に開業した鉄道省湯前線をルーツとする第三セクター鉄道です。木材輸送のために建設された鉄道路線で、昭和42年版全国専用線一覧表によると、荷主は途中免田(現 あさぎり)駅の中球磨林業開発と、多良木駅の多良木町、多良木林業、日南木材が確認できました。物量が多かった免田駅では、国鉄の入換動車を使用していたようです。また専用線ではありませんが、湯前駅南東側に旧営林署の原木材木集積所が開設され、当駅からの鉄道貨車による木材の発送は1974年(昭和49年)まであったようです(湯前線の貨物列車廃止は1980年(昭和55年)6月1日付)。

2019年現在の主たる役割は人吉方面への通学輸送で、現役車両は5両、田園シンフォニーと称する新潟トランシス社製のレールバス・KT500形のみです。5両それぞれが異なるカラーリングを施されています。上は、国の登録有形文化財に指定されている球磨川第四橋梁を渡るKT500形2両編成で、先頭の茶色が「冬」、後方の青色が「夏」と命名されています(2019年12月28日撮影)。

それでは、よいお年をお迎えください。

| | コメント (0)

2019年10月27日 (日)

◆西鉄大牟田市内線200形電車◆204号 大牟田駅前に保存

 2019年10月中旬、大牟田に宿泊するため西鉄大牟田駅で下車したところ、駅前ロータリーに昨年まではなかった路面電車が保存されているのを発見しました。

Nishitetsu2041

駅徒歩3分のビジネス旅館を予約しており、少し遅れてもチェックイン時刻には間に合うため、朝が待ちきれずにバルブ撮影。正体は西鉄大牟田市内線の200形電車204号車です。1943年に木南車輛製造で車体と台車を新製し、従前の大牟田電気軌道1形(単車の路面電車)の電気機器を流用して誕生した2軸ボギーの路面電車です。ロータリー側の車体前に詳しい説明パネルが設けられています。

Nishitetsu2042

翌日午前中に再訪してみると、階段が設けられ中を見学できるようになっていました。車内には懐かしい写真が何点か展示されており、改造当初は集電装置もヒューゲルで車体中央に乗降扉があったことが分かります。

Nishitetsu2043

国鉄のTR26のようなスタイルの菱枠台車。

Nishitetsu2044

車内の椅子は片側が廃車時の状態を留めているようですが、反対側は光市立図書館の児童図書室として使用されていた際に撤去されてしまったのか、木の椅子が置かれています。

Nishitetsu2045

マスコンのように見えるのは、直接制御の制御器で、中にスイッチ類が入っていると思われます。今回はあまりじっくり観察する時間がありませんでしたが、次回訪問時はゆっくり見てみたいものです。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2019年9月17日 (火)

◆鹿児島市電9500形◆9504号車京急塗装

9504khk

見ることはあってもなかなか撮る機会の無かった京浜急行電鉄広告塗装の9500形9504号車。里帰り中の2019年8月17日、鹿児島中央駅前にて。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2019年2月 5日 (火)

★門司港レトロトロッコ★桜の季節

 2018年3月31日に門司港を訪ねました。主目的は、翌朝にHD300形にリプレイスされた大牟田の入換を見物することでしたが、ちょうど桜の時期に重なったので、以前から気になっていた場所へ向かうことにしました。

20180331_mojikoretro1

目当てのレトロ地区付近の桜並木はもう散りかけていましたが、諦めずにノーフォーク広場まで向かうと、線路沿いと斜面に綺麗に咲いていました。

20180331_mojikoretro2

JR貨物の終点、外浜駅付近も僅かながら散らずに咲いたまま残っていました。なかなかこの時期に九州に来ることがないので、やっと撮れたかという感じですが、同じ日に小倉地区の桜並木も撮れたので、実りある旅行になりました。門司港の北九州銀行レトロラインは、平成30年7月豪雨で雨ヶ窪付近が土砂崩れを起こし、一時不通になっていました。今年の運行は来月から開始するようですので、機会があれば再訪したいですね。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2018年4月10日 (火)

■大牟田駅の入換機関車■HD300-27

 2018年2月23日、大牟田駅構内で三井化学専用鉄道との間で貨車の授受を行うために使用されていた入換用機関車が、それまでのDE10形ディーゼル機関車からHD300形ハイブリッド機関車にリプレイスされました。大牟田駅に配置されたのは2018年1月に製造された27号機で、所属先の岡山機関区から1月28日の2075列車で北九州貨物ターミナルまで無動力回送されたのち、1月29日に1151列車の次位無動力回送で鳥栖貨物ターミナルに送り込まれ数週間にわたる運転習熟を経て、2月22日の1151列車の次位無動力回送で大牟田入りしました。

Omutahd3002701

4月1日、大牟田の鉄道ウォッチャーとして著名なUTXC様と共に、HD300形の入換を撮影してきました。まずは大牟田駅に入場する1151列車から。牽引機はED76形1017号機でした。ED76形1000番台も、運転台横の窓が桜島降灰対策のためにユニットサッシ化された最終増備車しか現存しないので貴重ですね。

Omutahd3002702

吊掛け音を唸らせながら、HD300-27が熊本寄りに引き上げ、スイッチバックして駅構内の側線へやってきました。

Omutahd3002703

仮屋川操車場側に連結し、出発準備完了。このまま出発信号機近くの入換信号機の方へ移動し停車します。発車は9時過ぎなので、その間に移動します。

Omutahd3002704

大牟田-仮屋川操車場間で、三井化学専用鉄道へ受け渡す貨車を牽引するHD300-27。反射板を機関車の独特な位置に取り付ける習慣は、DE10の時代と変わりませんね。たぶん同じ人が仕事をしているのでしょう。

Omutahd3002705

仮屋川操車場に移動すると、上りの1152列車に継送する貨車(奥の編成)もすでに停まっていました。この貨車は朝の8時過ぎに宮浦から仮屋川操車場へやってきます。液化塩素輸送用タンクコンテナを積んだコンテナ車が2両連結されていますが、よく見るとコンテナの外枠が1両目は黄緑色なのに対して2両目は青色ですね。青色のものは、通常は北九州貨物ターミナル-南延岡間のみで使用されており、大牟田に鉄道輸送されてくることはめったにありません。何かあったのでしょうか。

Omutahd3002706

貨車を切り離したHD300-27がやってきます。

Omutahd3002707

ボンネットの長い側には、主変換装置や蓄電池が搭載されています。通常、液体式ディーゼル機関車はエンジンのある側が前位側(1エンド側)ですが、電気式ディーゼル機関車では主制御器のある方が前位側ですので、こちらが前位側になります。

Omutahd3002708

こちらの短いボンネット内にエンジンが搭載されており、こちらが後位側(2エンド側)になります。

Omutahd3002709

ほどなく、宮浦から三井化学専用鉄道の電気機関車が単機で貨車を迎えに来ました。この日は18号機でした。おさらいですが、三井化学専用鉄道は直流600Vで電化されているのに対して、JR鹿児島本線は交流20kV 60Hzで電化されています。このため、両者の線路を連絡する部分は非電化となり、貨車の授受にディーゼル機関車やハイブリッド機関車が必要になるわけです。

Omutahd3002712

JRのハイブリッド機関車と三井化学の電気機関車が数分間だけ並びます。

Omutahd3002710

時代の最先端をいくハイブリッド機関車と、戦前製の電気機関車。その対比が面白いです。

Omutahd3002711

三井化学専用鉄道の方が先に発車し、

Omutahd3002713

仮屋川には1152列車への継送編成が残されます。

Omutahd3002714

機関車の紅白に貨車の黄色・緑・青・赤茶色が並びカラフルです。

Omutahd3002716

仮屋川から大牟田への入換は10時過ぎでした。

Omutahd3002717

青枠の液化塩素タンクコンテナは、通常コキ100系に積載されていますので、コキ200に載っていると大変違和感があります。

Omutahd3002718

ED76とHD300の並びを撮ろうとしたら、偶然視界に桜の木が入ったので、一緒に並べて。

Omutahd3002719

黄緑色の国鉄型コンテナとHD300の並びも違和感が拭えませんね。

Omutahd3002720

配置は1両ですが、DE10の時と同じで、27号機が検査などの際は別のHD300が代わりにやってくるのでしょう。岡山機関区のHD300は、直近に増備された28号機が今のところ予備です。

Omutahd3002721

液化塩素タンクコンテナを積載した2両を見比べてみると、黄緑を積んだコキより、青を積んだコキの方が台枠の高さが低いのが分かります。通常、液化塩素は南延岡の旭化成で積み込まれたものが大牟田の三井化学で荷卸しされ、返却は空になります。ですので、台枠の高さが低いということは、青い方は荷を積んだまま北九州タへ返却されるということになります。間違えて積んだのでしょうか。理由はよく分かりません。

Omutahd3002722

1152列車、出発準備完了。ここでUTXC様とお別れし、午前中最後の上り快速で北九州方面へ向かいました。この日は、黒崎発のレール輸送用臨時工事列車が午後運転されることを前日の偵察で把握していたためです。

Omutahd3002723

撮影場所へ着くと、1152列車が数分遅れて通過していきました。折尾駅付近の線路付け替えのため、下り列車に加えて上り列車も撮影可能になりました。桜と絡めて撮ったは良いものの、

Omutahd3002724_2

遅れた1152列車などお構いなしに、下りの臨時工事列車は黒崎を定刻14:35に発車してやってきました。

Omutahd3002725

そして見事な被り。九州の特徴的な2列車が偶然この場所ですれ違うのはなかなか見られないので、これはこれでレア!?

Omutahd3002726

本来のダイヤでは1152列車が通過した5分後くらいにこいつがやってくるのですが。ちなみに荷は以下の通りでした。

  • 50N 50mレール × 24本 (荒木行)
  • 60K 25mレール × 2本  (鳥栖行)

積付検査は3月30日に実施されていました。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2018年3月13日 (火)

◆鹿児島市電◆501号車による運転習熟

 2012年11月2日に花電車を撮影したことは過去記事にて紹介済みですが、その日不思議な列車に遭遇しました。

501siten01121102

500形501号車が「試運転」幕表示で谷山から交通局前方面に向かって走ってきたのです。

501siten02121102

専用軌道区間だけでなく、2系統の走る路面区間も走行。なんのための試運転なのかよく分かりませんでしたが、鹿児島在住の方からの情報では、運転習熟のための研修車として使用されているとのことです。よく見ると、上の1枚目の写真の運転台には、立っている運転士以外に座っている方がいますね。よく見れば気づくのに観察が甘かったです(笑)

例年10~11月頃に実施されてきたようですが、今年は今月も実施されているそうです。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)

2017年11月 6日 (月)

★門司港レトロ★潮風号の入庫

 11月の3連休の中日、とある事情から当初の目論みが外れ時間が余ったので、近場の門司港で走っている北九州銀行レトロラインの入庫を撮りに行きました。

2017_mojiretro01

向かったのが遅かったため、最終便の1本前にギリギリ間に合いました。関門海峡の夕暮れです。

2017_mojiretro03a

折り返しの下りに乗車し、

2017_mojiretro02

和布刈からの上り最終便も。その後雨ヶ窪から大久保まで歩いて、

2017_mojiretro04a

車庫への入庫列車を撮りました。長閑な門司港レトロ地区とは異なり、和布刈から先の車庫までの区間は、液体タンクや倉庫が並び港湾部独特の雰囲気が漂います。

2017_mojiretro04

奥に見えるのが潮風号の車庫です。

2017_mojiretro05

編成ごと建屋に納まりますので、切り離しや入換などはありません。本来日の長い季節ならばもっと綺麗に撮れるはず。このあと、更に東へ続く北九州市港湾局専用側線の廃線跡をたどると、 10分ほどで折戸口団地前のバス停に到着。バスに乗って門司港郵便局前で下車し、門司港駅から帰路につきました。スイッチャーの本線走行というだけでも楽しいですが、沿線風景が目まぐるしく変わるのも魅力ですね。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

| | コメント (0)